最近、どうなのよ?


ついに師走、……で、どうなのよ?

●ついに12月で、世の中何かと気ぜわしい。原稿も遅れ遅れで……って言い訳ばかりだな……。
その忙しいさなか、よせばいいのに、空手の三段の試験を受けたりした。いやあ、久しぶりの審査で
ものすごく緊張しました。一週間くらい眠れないのですよ。仕事も手に付かず、執筆中の中央公論社
の長編もすっかり遅れてしまった。
●で、本番は惨憺たるありさま。この年で、空手の審査など受けるもんじゃないな……。
辛うじて、三段は受かりました。でも、ぎりぎりといったところ。師匠の温情もあったかもしれない。
●現在、店頭には新刊の『時空(とき)の巫女』(ハルキノベルス・角川春樹事務所刊)が並んで
います。もし、書店にない場合は、あきらめずに注文しましょう。昔、『遠い国のアリス』という
作品を書いたことがあるのですが、それに近いテイストの作品です。神の世界と近代物理学の関係、
心理学と物理学の融合、世紀末の危機感などについて本気で論じています。昔とった杵柄で、アイドル
を作るまでの業界の動きなども書いてみました。でも、私がレコード会社で働いていたのは、すいぶん
と昔の話なので、現状とはギャップがあるかも。

                                   1998.12.7





もうじき11月、秋深し、……で、どうなのよ?  

●10月は本当に死ぬかと思いました。角川春樹事務所のノベルスの書き下ろしに、小説NON
と文芸ポストの原稿が重なり、寝ているとき以外は原稿を書いているという状態。(本当か? )
酒も飲みに出かけていません。こりゃあ、どこかでリフレッシュせんとやばいな……。
おまけに10月は出版ラッシュで、そのゲラ読みにも追われました。おかげで、今店頭には 、
『触発』(ノベルス版)、『神南署安積班』(ノベルス版・新刊)、『硝子の殺人者』
(文庫版)、そして『熱波』(角川新刊)の4冊が並んでいます。何もこんなに一時期に
重ならなくてもいいものを……。読者の方々にもご迷惑をおかけします。すいません。
●角川春樹事務所から出る予定のノベルスは、変な小説です。神仏など高級霊の世界と、
物理学、心理学の関係について真剣に考えました。東芝EMI時代の経験も生かされています。
話のタネに読んでみてください。
●サンライズが、ホームページ上にガンダム等のキャラクターを掲載することを一切認めない
という方針を打ち出しました。私のガンダムたちも、ちょっとやばい……。早急に対応を
考えます。
●そうそう、ガンダムといえば、『電撃ホビーマガジン』という雑誌が新しくできるのですが
私、その雑誌に1ページもらい、連載を始めます。小説ではありません。模型関連のコラム
なのです。同時に川又千秋さんも連載を始めます。私の作例が、ついに模型雑誌に載るかも 。
そんなことをいしている暇があったら、小説を書けという声がどこからか聞こえてきそうですが、
趣味ということで大目に見ていただきたい。




●ああ、もう10月になってしまった。もっとまめに更新したいのですが、なかなかそうも
いかない。最近、ぽつぽつとファンメールをいただきます。とてもうれしい。
ファンレターやファンメールというのは、やはり一番の励みになります。
●空手の今野塾は、いつでも会員を募集しています。見学自由。女性会員や、中高年も
大歓迎です。 ここを クリックしてみてください。


●8月に出版した『レッド』の売れ行きがよく、一週間で重版がかかりました。これも
ひとえに皆さんのおかげです。感謝、感謝。
●10月に角川から出る予定の『熱波』(『ヤマトへ』を改題)、ようやく最終稿も上がり
あとは、ゲラを待つばかり。
●9月から11月にかけては、ちょっとした文庫の出版ラッシュです。6月から毎月出ている
角川春樹事務所の『秘拳水滸伝シリーズ』の最終巻に加え、10月には、『38口径の告発』
が幻冬舎から、『安積警部補シリーズ第三弾、硝子の殺人者』が勁文社から出版されます。
『触発』のノベルス版も中央公論社から出ます。
●11月には、『新・安積警部補シリーズ』が勁文社ノベルスから出ます。文芸誌各誌に掲載
された短編を集めたものですが、なかなかの自信作です。この本のために書き下ろした短編も
収録されます。乞ご期待。
●9月には、ロシアからの来客が何人かやってきます。空手の仲間ですが、アントン夫妻とは、
空手に関わらず友人付き合いをしています。こりゃ、9月も仕事にならんな。
●10月1日は、ペンクラブの獄中作家の日。世界中のペンクラブがイベントを開きます。
日本ペンクラブ獄中作家委員会では、中国民主化の闘士、魏京生氏を招きます。
このイベントには誰でも参加できます。魏京生氏の他の出演者は、関川夏央氏、猪瀬直樹氏、
東大教授の藤井省三氏などを予定しています。10月1日、午後6時から。場所は、内幸町の
日本プレスセンタービル10階、日本記者クラブホール。事前の申し込みもチケット購入の必要も
ありません。自由にお越しください。
●上記のイベントの準備がなかなかたいへん。なんせ、魏京生といえば、天安門事件のときの
英雄で、中国民主化のシンボル的存在。ノーベル平和賞の候補にもなった人物です。
何とか『獄中作家の日』のイベントを成功させたいのです。興味と時間のある方は、是非、当日、
プレスセンタービルへお出かけください。もちろん、当日は私も会場にいます。


●おお、あっと言う間に8月だ。……て、最近、こればかりだな。実は、
6月に結婚式なんぞを上げて、てんやわんやで、仕事もできぬありさま。
当然、仕事はたまる。その仕事を片づけようとした矢先に、富士通デスクパワーが
ぶっ壊れた。もともと富士通のマシンは不安定という定評があったが、うちのマシンも
例外ではなく、まあ、仕事に使えるようなマシンではなかったわけだ。
もう、ハードディスクをフォーマットしてWindowsを入れ直しても言うことを
きかないありさま。仕方がないので富士通には愛想を尽かして、DELLを購入。
ようやく環境が復旧しました。その間、ホームページをいじる精神的余裕もなく、
しかも、ftp関連のソフトもぶっ飛んだままだったので、更新もままなりませんでした。
●いやあ、皆さん。DELLはいいですよ。おすすめです。
●てなわけで、ようやくホームページを更新することができました。
8月の5日には、文藝春秋の『レッド』が刊行されました。執筆に2年以上かかった 力作です。
●でも、正直に言うと、10月に出る角川書店の『熱風』(仮題『ヤマトへ』)のほうが
きっとおもしろいです。でも、『レッド』も捨てたもんじゃないので、是非読んで下さい。

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