今野塾で学ぶ流派、それは首里手=ショウリン流

●私、塾長・今野敏が、師・池田奉秀氏から学んだ常心門の源流である、沖縄の少林流と少林寺流をもとに、首里手の系統である小林流や松林流も独自に研究しました。首里手の最もオリジナルに近い型と理念を常に追及しています。沖縄では、首里手=ショウリン流という言い方がよくされるようです。従って、今野塾では、流派名として、ショウリン流、あるいは首里手という言い方をします。



今野塾の練習内容

1. 準備運動
2. 基本練習(左右突き、逆突き、前蹴り、横蹴り、各種受け)
3. 基本の型(昭和12年3月に、屋部憲通、花城長茂、喜屋武朝徳、知花朝信、宮城長順ら諸先生によって制定された「空手道基本型12段」の第一段)
4. 型の練習
5. 型の分解組手
6. 分解組手の応用
7. 整理運動



今野塾で学ぶ型

1. 平安(ピンアン)初段〜五段---初心者のための型です。まず空手の動きを体に覚えさせることが目的です。
2. ナイファンチ初段---足腰の鍛錬、立ちの基本を目的とした型です。基本型ですが、倒木法やムチミといった高度な技術を学ぶことができます。
3. セーサン---セーサン立ちを鍛えることによって、ガマクを入れることを学びます。突きの威力を増すための型です。
4. ワンシュウ---もともとは泊手の型ですが、やがて首里手化されました。重厚な受けと、斜めに転身して瞬時に崩す技を学びます。
5. バッサイ---これも泊系の型でしたが、首里手でもさかんに行われました。受け即攻撃の実践的な技を学びます。
6. アーナンクー---喜屋武朝徳先生が台湾から持ち帰った型です。寄り足で相手を崩します。
7. チントウ---首里手の奥義と言ってもいい高度な技がふんだんに含まれています。
8. 五十四歩(ウーセーシー)---完全に前傾姿勢となったところから、体勢を立て直すなど、体の使い方を練る型です。トリッキーな動きも特徴。
9. クーシャンクー---一見単純な動きの中に、高度な技が隠れています。首里手の集大成的な型。軽妙な型といわれています。

棒の型

1. 天竜の棍---棒術の基本型です。
2. 趙雲の棍---左右の手で棒を持ち替えながら使うのが特徴。軽妙で流れるように美しい型です。
3. 周氏の棍---重厚な型で、別名「金剛」とも言われます。棒術の中ではポピュラーな型です。
4. 徳嶺の棍---喜屋武朝徳先生の系統にのみ伝わる棒術。連続した受け攻撃が特徴。



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