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−−−  第2章  −−−

 夏香の身体には正直名残りがある。
 しかし事が事だけに、もう1度クロロホルムを使うにはリスクが大き過ぎる。
 そう考えた上での新たなターゲット探しは思った以上にあっさりと解決した。
 短大生ともなれば化粧も上手くなるのか、女性陣はいずれも十人並み以上に見栄えする顔立ちはしている。
 しかし、どうしても私的に見てレベルの高い女性をターゲットにしたいと考えるのは男として当然だろう。
 ちなみに夏香のことは悪友が特に気に入っていたが、俺としては2番手か3番手くらいだった。
 できれば俺が一押しの娘を相手にしたい。クロロホルムの効果は分かったのだから、そのくらいわけないだろう。
 そう思って、一押しの娘に探りを入れた。
 すると、その娘もまた一人部屋である事が判明したのだ。
 娘の名は春奈。夏香の親友だ。
 少しお嬢さまっぽいが無邪気なところが少々幼く感じられ、児童教育学科なんてところに進学したのは教育と言うよりも子供と一緒に遊びたいだけじゃないかとも思えてしまう感がある。
 そんなところが純粋に子供好きな夏香の気と合ったのだろう。
 真っ先に手を出してしまったのが夏香であり、春奈がその夏香の親友であると言う事実は、少しばかり危険ではある。
 が、一押しの娘が都合良く一人部屋なのだ、これを利用しない手はない。
 ターゲットを決めた途端、俺の注意は夏香から春奈に移った。
 この服の下にはどんな身体が隠れているのだろう。
 この無邪気な笑顔の持ち主はどんなに卑猥な身体を隠し持っているのだろう。
 想像するだけで下半身が反応してしまう。
 しかし楽しみは後々に…と心に決めて何1つ行動を起こすことなく、1日を終わらせた。
 ・
 ・
 ・
「なあ、いつやるんだ?」
「なんだよ、やぶから棒に。慌てるな。研修期間はあと1週間。サマーキャンプそのものは3週間もあるんだぞ」
「そうだけど…そう、だよな。うん、慌てる必要はないんだよな」
「そうだよ。分かったらとっとと寝ろよ。リーダーだからこそ遅刻なんて許されないんだからな」
 まるで明日の事を心配しているかのような素振りで俺が言うと、リーダーを自ら志願していた悪友はその通りだと言いながらベッドに潜りこんだ。
 もちろん実際には春奈のところへ早く行きたいが為に早く寝かせようとしたのだ。
 悪友に話して連れ立って行くという手もあるが、2人部屋を襲うならまだしも、意識のない春奈1人をヤロー2人で分け合うような3Pはしたくない。
 昼間の工芸体験は午前中のテント撤収よりも楽ではあったが、思った以上に力のいる作業だった。
 体力に自信がある男ならまだしも、お嬢さま風の春奈が遅くまで起きてはいられまい。
 俺は寝息を立て始めた悪友を置いてそうっと部屋を出た。
 むろん、手にはマスターキーが握られているし、首からは小ビンがぶら下がっている。
 まるで夕べの繰り返しのように、抜き足差し足忍び足で廊下をひたひたと進む。
 遠くのほうに緑色の灯りが見えるくらいで、闇と言っても過言ではないだろう廊下を迷うことなく進む。
 もっとも廊下は1本しかないのだから迷いようもないが。
 と、前方からかちゃと言う音が聞こえた。
 ドアが開く!?俺は慌てて左右を見、壁から30センチほど突き出ている柱の影に隠れた。
 どこのドアが開いた?顔を出す事すら出来ずに高鳴る心臓を必死に押さえる。
 ドアを開けて廊下に出てきた"誰か"は、多少引きずってはいるがパタパタとスリッパらしき音を立てながら歩いているようだ。
 こちらに向かっているような雰囲気ではないが、覗き見る事が出来ない。
 パチッ、キィ、パタン。
 電気を付け、ドアを開け、そのドアが閉まった…、と取れる音がして足音はなくなった。
 この音には聞き覚えがある。どうやら"誰か"はトイレに入ったようだ。
 "誰か"がトイレから出てくるのを待つか、あるいは今のうちに春奈の部屋に潜り込むか。
 顔を出すとトイレのドアに付いているガラスのおかげで廊下が少し明るくなっている。
 目的の部屋まですぐそこだ。ならば行ってしまおう。
 そう決めて、俺は腰を屈めて素早く移動した。
 部屋番号を確認する…間違いない。この部屋の中で春奈が寝ているはず。
 出来るだけ音が大きくならないようにと無意味かもしれないが鍵に斜めの力を加えながら挿す。
 ガッ、ガガッ、ガッ…。
 鍵が無事に入り、ゆっくりと回し…開かない。
 鍵を開けたのだからノブを回して押せばドアは開くはず。なのに開かない。
 俺は慌てながら鍵をもう1度回して再挑戦してみた。
 すると今度はあっさりと開いたのだ。ということは鍵は元々開いていた…?
 ゆっくりとドアを開けると、窓からさし込む星明りが廊下にも漏れる。
 室内に人の動きは見当たらない。俺は素早く中に入ってゆっくりとドアを閉めた。
 いない…!?
 ベッドの上に寝ているものと思っていたのに、ベッドの上は軽く乱れているが誰も乗っていない。
 他の部屋同様に隠れる場所などありはしない。一体どこへいったのだろうか。
 間もなくして1つの考えに行きつく。さっきトイレに入った"誰か"が春奈だったのではないか。
 それならば全て合点が行く。
 合点が行ったついでにいい事を思いつき、俺はベッドの向こうに隠すように置かれていた春奈の大きなバッグに手をかけた。
 ファスナーを開いて底のほうに手を伸ばす。多分、この辺に…。
 奥の方にビニール製のきんちゃく袋を感じ取り、引き出してみる。
 あった、これだ。中には小さな布着れが数枚。
 底を持ってひっくり返すと、いろいろ混じっている臭いとともに2組の下着が床に落ちた。
 星明り程度では色をはっきりと確認できないが、多分いずれも白だろう。
 今はブラジャーに用はない。2枚のパンティを床に広げてみた。
 片やシルクのハイレグ、片や木綿っぽいノーマル。俺は迷わず後者を選んだ。
 面積が広くて液体を吸収しやすい素材のほうが都合がいいからだ。
 何に都合が良いのか…。無論、夕べと同じようにこのパンティにクロロホルムを染み込ませるのだ。
 ゲンを担ぐと言うわけでもないが、大成功だった昨日の真似をすれば失敗する事はない。そんな気がして、パンティを握り締めた。
 こうしてはいられない。
 そろそろ春奈がトイレから帰ってきてもおかしくはないだろう。
 不要なものを元のようにしまうと、俺は昨日の成功よろしくドアを開けたときに陰になるであろう位置を確保した。
 大丈夫、昨日と同じようにすれば失敗はしない。
 心にそう言い聞かせるが、心臓の高鳴りはやはり押さえられない。
 まるでナナハンのエンジン音のようにドッドッドッドッと鳴り響く。
 心臓に手を当てて、なんとか静まるようにと深呼吸をするがどうにも言う事を聞いてくれない。
 俺の心臓はこんなにも小心者だったのか。息まで苦しくなってくる。
 大丈夫、昨日は成功したじゃないか。何度も自分に言い聞かせていると、ついに廊下で物音がした。
 ドアが開閉する音に次いで、スリッパを引きずりながら歩く、特徴的な音がこちらに迫ってきた。
 来る…。パンティを右手に持ち替え、小ビンに手を掛け、静かに深呼吸をする。
 昨日の一件でクロロホルムと言うものは多少は吸っても大丈夫らしいと言う事が分かってきたが、確たる線引きが出来ていない以上は危険はおかせない。
 少しでも長く息が止められるように何度も深呼吸をしてドアが開くのを待った。
 かちゃ…。
 足音が止まるか止まらないかにドアに手がかけられたようだ。
 大きく息を吸って、吸いすぎて苦しくならないように少し吐いてそのまま呼吸を止める。
 そしてドアが開いた。
 同時に小ビンのふたを開ける。
 俺の体はドアによって春奈の視界から遮られ、昨日の通りならばドアが締まる頃には春奈は部屋の中央に行っている筈だった。
 しかし、春奈は夜と言う事で気を遣ったのだろうか、その場で振り返り、自然に閉まっていくドアのノブに手を添えた。
 春奈の力加減でドアがゆっくりと閉まっていく。
 予想外の事態にたじろぎ、ホンの鼻先にある春奈のつむじを身動き取れないまま見つめる。
 今、少しでも動いたら絶対に気付かれてしまう。
 俺は石像にでもなったつもりで必死に体を固定させた。
 まさか真後ろに俺がいるとは思わない春奈はドアを音もなく閉められた事に満足し、さらにゆっくりとつまみを回して鍵をかけた。
 良く考えれば、女の子なんだから夜に鍵をかけるのは当たり前。予想外でもなんでもないではないか。
 俺の考察力が足らなかっただけだと勝手に反省していると、春奈は俺を背にしたまま向きを変えてベッドのほうへ歩き出した。
 離れてくれた事で少し安心した俺は、小ビンの中身をパンティにまんべんなく振り掛けてせっかく離れた春奈の後を追った。
 薄暗い星明りが窓からさし込んでいるという状況のおかげで春奈は全く気付かない。
 ベッドに片ひざを付く春奈の真後ろに立った俺は、肩の動きに合わせてパンティをその口にぐっと押し付けた。
「む、むぐうっ!?」
 春奈が突然の出来事に驚きを見せる。
 後ろから抱きつくような感じで前に回した手にはクロロホルム付きのパンティ。
 そのパンティを春奈の口に両手でしっかりと押さえつけている。
 あとはほんの少し暴れるのを押さえれば…。
「むぐっ、むぐううっ、んうーっ、んんーっ!!」
 おかしい。昨日はこんなに時間が掛かったか?
 春奈は必死に俺の手を口からはがそうと暴れるのだ。
 何か間違えたのか?しかし今の俺には春奈の口を押さえる事しか出来ない。
 前屈みになり、全身をひねり…。
 男女の体力差はあっても、息を止めているせいで力が込められない。
 このままではもうだめだ…。そう思ったときだ。
 俺の腕をきつく握っていた春奈の手から急激に力が抜けたのだ。
 くぐもった叫び声もか細い呻き声に変わる。
 ドサッ!
 春奈の身体が急に重くなり、支えきれなくなった俺と共にベッドの上に崩れた。
 やっ…た?
 そう、やったのだ。成功だ。
 嬉しくて声が出そうになった俺は、思わず息を吸ってしまい、慌てて窓に走った。
 閉まっていた窓を開けて外の空気を全身に吸いこむ。
 こんなに空気が美味いと思ったのは何年振りだろう。
 間違いなくクロロホルムを吸ってしまった。が、身体に異常はないようだ。クロロホルムは思った以上に使い勝手が良いものなのかもしれない。
 何気に部屋の中を確認するとベッドの上には紛れもなくクロロホルムで意識を無くした春奈の身体がある。
 今気付いたが、春奈はパジャマ姿だ。
 白っぽい地に青系統の大きな水玉模様。キャンプ場のバイトでパジャマを持ってきている者がいるなんて思わなかったが、これなら昨日と違って脱がしやすいではないか。
 昨日は脱がす事に時間が掛かったが、今日は気を失わせるのに時間が掛かった分、楽が出来そうだ。
 俺は早速息を止めて春奈のそばに行き、未だに春奈の口を覆っていたパンティを窓の外に引っ掛けた。
 空調のスイッチを最強にセットしてしばらく様子を見る。
 こんなに狭い部屋の空気など、数分で入れ替えられるだろう。
 余りにすがすがしくてタバコでも吸いたい気分になってくるが、そんなものは持っていないし、そもそも俺はタバコは吸わないのだ。
 1〜2分ほど夜空を眺めていた俺は、もう大丈夫だろうと呼吸を気にしつつ室内に入った。
 空調と言っても冷房と言えるほどでもないようで、室内は暑くも寒くもない。
 そんな中をホンの数歩進むと春奈が眠るベッドの脇に到達する。
 さっき暴れたのが嘘のように思えるほどあどけない寝顔だ。
 ほっぺたを少し強くつまんでむにぃと引っ張ると愛らしいその顔が崩れるが、当然起きる様子はない。
 少しうつ伏せ気味の横寝姿。その脇から手を伸ばして乳房を握ってみる。
 ノーブラだ。パジャマの上からでもブラジャーを着けていないことがはっきりと分かる。
 そう言えば寝るときは苦しいから大抵の女性は付けないんだという話を聞いた事がある。
 ノーブラの乳房を服の上から揉むのがこんなに気持ちいいものだとは知らなかった。
 春奈が揉み心地のいい乳房を持っているだけかもしれないが、ブラジャーのように締め付けたりしない柔らかい布越しの乳房と言うのは独特の感触があって中々に心地よい。
 春奈の上に馬乗りになって、両脇から手を突っ込んでしばらく乳房を揉み続けた。
 しかし、それだけで済ましてはもったいない。
 春奈を仰向けにさせてパジャマのボタンを上から外し始めた。
 星明りに浮かぶ白い肌。その面積が徐々に広がっていく。
 最後の1つを外し終えて一気に開くと春奈の上半身が俺の目下にさらけ出される。
 寝ているせいで正確なサイズは分からないが、昼間は多分Bカップぐらいだろうと思って見ていた。
 柔らかそうな乳房は形を崩すことなくきれいなおわん型をしている。
 寝ているときにおわん型になるというのは若くて肌の張りがある証拠なのだ。
 両手を置いてみると、直に揉んでみるのもまた気持ちいいということが分かる。
 十代ならではの張りと大人ならではの吸い付き感が入り混じる触り心地はこの年代でなければ決して味わえないだろう。
 余り突起していない乳首は薄暗い部屋の中では肌の色とさして変わらないように見える。
 目を凝らしても色の違いがはっきりしない。まさか本当に色に違いがないのだろうか?
 と、ハタと気がつく。なんで暗い中で目を凝らす必要があるのだろう。俺は苦笑いして部屋の明かりをつけた。
 文明の利器と言うには大げさかもしれないが、先ほどまでの薄暗い中での妖しさとは打って変わって春奈の胸がはっきりと見られるようになる。
 灯りの下で見る春奈の乳首はやはり色が薄い。ピンクとまではいかないが、綺麗な薄茶色が初々しくて可愛らしい。
 感触はくにゅくにゅとしていて夏香のそれと余り変わらない乳首をそっと口に含んでみた。
 ほのかな甘い香りは春奈の汗?いや、風呂に入ってからさして経っていない。それに汗がこんなに甘ったるい香りであるはずがない。
 美容に気を遣い、寝ている間に肌を潤すとかいう化粧品でも付けているのだろう。
 しかし乳臭いと言っても良さそうな香りが春奈の普段の子供っぽい行動に相まって、幼い少女に手をかけているような倒錯感を湧き上がらせる。
 幼い少女の一番大事なところは一体どうなっているんだろう…。
 突然、全てを見たいという思いに駆られて、惜しむ事と無く乳房から口と手を離す。
 パジャマのパンツは緩いゴムでとまっているだけなので、わざわざ広げたりする必要すらない。軽く引っ張るだけで脱がせられるのだ。
 両手をお尻の下に回して持ち上げるようにしながらずらす。
 と、ついでにパンティまでもが一緒に脱げてしまった。
 使用中のパンティを見てみたいという気持ちも多少あったのだが、おかげで春奈の大事なところがあっさりと俺の視界に入ったのだ、これはこれでよしとしよう。
 まるで味付けのりをそのまま貼りつけたような陰毛は足を広げてみると、スリットが始まる直前で終わっている。
 おかげで、大陰唇からヒダ、スリットまでもが少しも隠される事なく見ることが出来る。
 春奈は日本人特有の茶系の色素が少ないのであろうか。
 乳首の色の薄さにも驚かされたが、陰唇も綺麗な肌色のままで、色素の沈着など微塵も見られない。
 これでヒダさえはみ出していなければ幼女のそれと言っても判別はつけられないだろう。そう、ヒダさえはみ出していなければ。
 春奈のヒダはしゃぶしゃぶの肉を思い出させるほど薄っぺらくぐにゃぐにゃと卑猥によれている。そのよれぐあいが大人の証しと言っても良いだろう。
 特筆すべきは春奈のマメ。
 大抵の女性のマメは包皮に包まれているものだが、春奈のマメは大きくて包皮には収まりきらないとばかりにその存在を誇示している。
 そうっと、本当にそうっとそのマメに指を伸ばす。
「んっ…」
 春奈も意識が無いはずなのに反応した。やはりそれだけ敏感な部分と言う事なのだろう。
 春奈のここはどんな味がするだろうか…。俺はヒダを左右に引っ張って、異様に伸びるそれに驚きつつ顔を近づけた。
 と、ふいに臭いが鼻につく。
 紛れもないアンモニア臭。春奈はトイレに行ってきたばかりなのだ、たとえきちんと拭いていたとしても臭いが多少残っていることは不思議でも何でもない。
 それどころかウォシュレットなんて気の利いた設備は存在しないのだから、紙で拭っただけならおしっこの成分が残っている事も十分に考えられる。
 俺は広げたスリットのピンク色をした内壁を下のほうからベロンと舐め上げた。
 途端にゾゾゾッと春奈の内ももに鳥肌が立つ。
 しょっぱいともすっぱいとも言えない、なんとも形容のしがたい味。これが春奈という少女の女の味。
 しかし決して不味いとは思えない。それどころかもう1度…何度でも舐めてみたい衝動に駆られる。
 その衝動のおもむくままに濃いピンク色をした内壁に舌を這わせた。
 当然何度となくマメにも舌が触れる。
「う…あう…」
 春奈は眉をひそめ、半開きの口からかすかな呻きを漏らしているが、決してイヤと言うわけではないようだ。
 この調子なら今日こそはヤレる。
 でなければもう我慢出来そうもない。先ほどから誇張しているイチモツも出番はまだかと腹を何度も叩いているのだ。
 手っ取り早く濡らしてやろうと、マメをダイレクトに口に含んだ。
 強く刺激を与えると普通は痛がるものだが、意識がない分、少しきつめに触ったほうが効果がありそうだ。
 歯で挟み、舌で押しつぶすようにこねる。
「ん、んぅああ…」
 女性の身体と言うのは良く出来たもので、たとえ精神的に感じていなくても肉体が勝手に受け入れ準備を始めてしまう。
 言わば、反射神経のようなもので愛液を漏らすのだ。
 声が漏れると言う事は触られていると言う感覚が脳にまで届いているはずだが…。果たして精神と肉体のどちらが命令したのかは分からない液体がスリットの奥から粘性を持ってトロリと流れ出た。
 中指を立ててスリットに挿し入れる。
 マグマ…。稀にそんな描写を見ることがあるが、まさにマグマそのものだ。
 熱くたぎるスリットの中で出口を求めるどろどろとした液体が指に絡みつく。
 これは絶対に処女ではない。そう確信した俺は指を2本足し、まっすぐ伸ばしてまとめた3本指をゆっくりと挿し入れた。
「ん、うん…く…っう…」
 苦しそうに首をひねり顔を歪めているが、俺の目にはどう見ても艶のあるよがりとしか映らない。
 指3本が根元までしっかりと入った。
 卑猥に開くスリットはテラテラと艶かしく輝いていつでもどうぞと招いているようだ。
 夕べからおあずけを食らっていた俺のイチモツはもう我慢の限界を超えて苦しそうにあえいでいる。
 イチモツが命じるままにスウエットを脱いで下半身を丸出しにすると、春奈の足の間に立て膝で入った。
 ギシッとベッドがきしむ。
 安物のシングルベッドは二人が乗るにはキツイのだろうか。これから激しく動こうと言うのに大丈夫だろうか。
 いらぬ心配をしながらも、だからどうと言う事はなく春奈の両足を抱えてイチモツの先端をスリットに近づけた。
 ピトッ。
 先端に春奈の熱い体温が伝わってくる。
 手で中ほどを支えながら周辺をなぞるだけで亀頭に春奈の愛液をまとわりついて妖しく輝く。
 もう辛抱など出来ない。そもそもレイプならこんなにたっぷりと前戯などしまい。
 手で角度と先端の位置を調整して、腰を少し前に出す。
 亀頭がヒダに覆われ、さらに前に出すとズブズブ…と容易に潜っていく。
 容易と言ってもゆるゆると言う事はなく、入れやすい入り口のわりに奥は狭くて正直きつい。
 だんだんときつくなっていく穴の奥へ、まさに押し込むと言う感じで挿し入れていく。
「ふうーっ」
 イチモツが根元まで入った事を受けて、俺は大きく息をついた。
 幼い少女に見える春奈を、本人の知らぬところで犯す…。こんな異常とも思える行為が、これほどに興奮するものだとは思いもしなかった。
 まだ幼い少女を犯しているような倒錯感があるとは言え、実際には短大生だ。平均以上はあると自負しているイチモツが根元まで入るくらいに内部が成長していておかしくはない。
 このままじっとしているだけでもイチモツを包み込む春奈の体内から沸きあがる熱にイッてしまいそうになる。
 いくらなんでも中出しはまずい。が、抜こうと動かしただけでもこすれてイッてしまうのではないかと言うほどにイチモツは限界なのだ。
 進退きわまったとはまさにこの事だろう。
 いっそのこと、このまま中に出したらどんなに気持ちいいだろうか。
 その上で拭けば、妊娠でもしない限り…。
 いや、ダメだ。どんなに綺麗に拭いても朝になると奥の方から夕べの残りが出てくるからと言って前の彼女は事後に必ずシャワーを浴びていた。そんな事でばれるわけにはいかない。
 とにかく、刺激を与えないようにゆっくりと…。
「んっ、んん…っ」
「うおっ」
 思わず声が漏れてしまう。軽く引っ張っただけなのに、春奈は膣全体でイチモツをキュッと締め上げたのだ。
 一瞬でも気を抜いていたらシャレにならないところだった。
 こんなに気を遣うレイプも世の中にそうそうないだろう。荒い息をしながら春奈を見つめる。
 イチモツを動かす事さえしなければ、穏やかな顔をして、普通に寝ているのと何ら代わりがない。しかしイチモツを動かそうものなら、顔を歪めて彼女にとっての異物を締め上げようとする。
 とにかくこの場を何とかできたら、春奈には何かしてやらないと気が済まない。何をしてやろう。
 朝になったらばれない、この場で済ませられそうなイタズラ…。
 そうやっていろいろと考えをめぐらせているとイチモツが少しだけ落ち着きを取り戻した。
 今なら抜ける。そう確信した俺は、一気に腰を引いた。
「んっ、くんっ」
「くうあっ!」
 次の瞬間、春奈の腹部…いや顔にまで白濁液が飛び散った。
 イチモツは萎えた様子がない。
 はあはあと荒い息を宙に向けて吐き出す。
 せめてコンドーさんでも用意しておけば、昨日のようなフェラチオでの抜かずの3発ではなく真の女の中での抜かずの3発…4発5発が出来た事だろう。
 春奈の足を下ろして全身に掛かった白濁液を拭ってやる。
 いずれにしても、こんな状態ではもう1度スリットに挿すと言うのは危険すぎる。
 かと言って、昨日の今日でフェラチオをさせる気にもなれないし、そもそも昨日のようにうまくフェラチオしてくれるとは思えない。
 となると、パイズリかスマタか…。
 いや、もう1ヶ所、イタズラに使えそうな穴があるではないか。
 春奈の身体を転がしてベッドの縁にお腹が来るようにうつ伏せにすると、四つん這いに近い格好になる。
 後ろからはスリットともう1つの穴、肛門が見て取れるようになった。
 きゅっと締まった肛門に入れるのは難しそうだが、アナルセックスと言う言葉ぐらいは十分に知っている。
 やったことはないが、軽く触ってみる限りでは力も入っておらず、硬く憤りっぱなしのイチモツなら容易に入りそうだ。
 試しに、スリットから愛液をたっぷり取って指を挿してみる。
 指1本が何の抵抗もなくするするっと潜った。
 寝ている女性の肛門に指を入れているという情景も興奮するが、内部の不思議な感触もまた興奮させてくれる。
 春奈は1本ごときでは何も感じないのか、これと言った反応もしない。
 確かにスリットと比べると狭い感はあるが、春奈の場合はスリットの奥も狭かったのだ。そんなことは不思議と大したことではないように思えてくる。
 2本を同時に指してみてやっと身体がかすかに動くだけ。3本でやっと横顔に変化が現れた。
 指3本とイチモツとを見比べて、いけると判断した俺は反り返って腹に当たっているイチモツを水平にして先端を春奈の肛門にあてがった。
 スリットに触れたときのような熱さはない。
 押さえるように左手を春奈の腰に置く。右手はもちろんイチモツを押さえている。
 思った以上にやりづらいのは体勢のせいだろうか。
 しかしそれを直すことなく全身の力をイチモツの先端に集中させた。
 春奈の肛門が亀頭の形に沿ってググッとへこむ。
 これでは挿しているのではなく、押してへこましているだけではないか…。そう思ったとき、亀頭にそれまでとは違う感覚が走った。
 イチモツの押す力に耐え切れなくなった肛門がついに口を開いたのだ。
 ぐにゅ〜っと広がる口。その口がなめすように亀頭全体を包んでいく。
 俺の押し込もうとする力と、肛門がへこみを元に戻そうとする力があいまって、亀頭全体が肛門の中に入るのは思ったよりもあっという間だった。
 中は結構熱いが、膣ほどではない気がする。
 入ってしまえば締め付けているのは肛門だけなので、思ったよりも楽そうだ。
 これならば今度こそまともに動けるだろう。
 そう思ってイチモツをゆっくりと前に突き出した。
「ぐうう…」
 先ほどから顔をしかめたままの春奈の口から呻き声が漏れる。
 イチモツを挿し込まれる瞬間よりも奥へ送り込まれる感覚のほうが苦しいようだ。
 俺は春奈の顔を覗きこみながら更に前へと突き出した。
 しかし先端が何かに当たって止まらざるを得なくなってしまった。
 腸の中と言うのは空洞ではないのか?疑問が沸き起こるが、腸の中に存在するものと言えば1つしかない。
 かなり硬い感があるが、間違いなく春奈の体内に溜まっているうんちだろう。
 これが軟便だったら今ごろイチモツはうんちまみれになっていただろうが、軽くどころかしつこく突ついても崩れる様子はない。
「ぐぅあ、ぐおぉ、おぉう…」
 直腸に溜まっているうんちを突つくたびに苦しそうな声を漏らす。
 表情も可愛い顔が台無しと言うほどにだらしない顔つきに変わる。
 それらから察するに、圧迫感に耐えられないと言った感じだ。
 イチモツは半分ほどしか入っていないが、俺は満足していた。
 こんなに苦しがる後ろの穴を征服したと言う満足感と、春奈のうんちを感じ取ることが出来た意外性は俺のサディスト性をくすぐるには十分だ。
 すでに発射態勢万全だったイチモツはあっという間に第1波を春奈の体内に放出した。
 この穴にならば何ら遠慮することなく何発でも射精する事が出来る。
 だがそれは体力が持ち続けられればの話。限界一杯までこの穴を使うつもりはない。せいぜいあと2発。
 イチモツを膣に入れても数分は耐えられるくらいにするつもりだ。
 俺は深々とは挿せない肛門で短いストロークながらピストン運動を繰り返し、アナルセックスで抜かずの3発を実現させた。
 イチモツは多少萎えたがまだまだいける。
 早速イチモツを肛門から抜こうとしたが、その時にふと思いついた。
 春奈の肛門の中に、小便をしてやろう。さぞ気持ちいいに違いないし、イタズラとしては十分な要素も含んでいる。
 早速俺は股間に力を入れて小便を出し始めた。
 尿道の途中を肛門の括約筋で締めつけられているせいで出しづらいが、不可能ではない。
 逆に腹筋に力を入れて踏ん張ると、普段以上の勢いで流れ出ることになる。
 その様子は見られないが、結構な勢いで結構な量を春奈の体内に放出した。
 少なくともイチモツを深く挿せないほどの空間で収まる量ではないので、体内に溜まっているうんちの脇を抜けて奥にも行ったことだろう。
 最後にぴくぴくと痙攣させて全てを搾り出とイチモツをズルリと引き抜いた。
 イチモツが抜かれたそこはぽっかりと開いているが、中に出した小便はすぐに出てくると言う事はなさそうだ。
 少し萎えただけのイチモツをそのままスリットにあてがうと、それだけでするっと先端が入る。
 その勢いのまま奥まで入れて数回ピストン運動を繰り返すとイチモツに固さが戻ってきた。
 膣内でイチモツが膨らんだせいか、動きによる振動のせいか、肛門から小便が少し漏れてくるが、気にするほどではなさそうだ。
 春奈に覆い被さり、シーツと身体の間に手を入れる。春奈の胸を揉むつもりだったが、押しつぶされているせいで上手く揉む事が出来ない。
 仕方なく手をあてがうだけで感触を楽しみ、ピストン運動を続けた。
 マグロを抱いていると言う表現があるが、まさにそんな感じだ。それでも時折漏れるくぐもった声がたまらない。
 出し入れを続けると春奈の内部の熱も上がってきて、興奮がより高められる。
 もうすぐ出るっ、と思った俺は身体を起こしてイチモツを抜いた。
 あとわずかの刺激を与えるために亀頭でお尻のここそこをなぞると、今度は春奈の背中に白濁液を飛び散らせた。
「ふうーっ」
 中出しこそは出来ないが、やはり女性の中というのは他のものに変えられない気持ち良さがある。
 久々に出来た性器同士のセックスは俺をかなり満足させた。
 満足ついでに春奈の股間の状態を見ようとしたとき、肛門がいつの間にかに閉じている事に気づく。濡らした指が簡単に潜ってしまうほどゆるゆるだが、これで多少体位を変えても漏らす事は少なくなっただろう。
 春奈をベッドの上に仰向けに寝かせ、再び正常位でスリットを貫く。
 今度は乳房にも刺激を与えやすい。乳首を口に含んで舌で弄ぶ。
 さらに、その舌先を春奈の肌につけたまま顔まで舐め上げて顔中のパーツを舐めまくった。
 さすがに6発目ともなるときつくなってくる。が、せっかくのチャンスなんだからとがんばって腰を振りつづけ、春奈の身体のあちこちにキスをしていく。
 どんなに乱暴に扱っても起きる様子がない。今の間は何をしても許されるんだと言う、狂った思考が俺を支配する。
 強引に口を開けさせてその中に舌を挿し入れた。中でじっとしている春奈の舌を、俺の舌で舐める。
 その時の春奈の苦しそうな表情が俺を一気に上り詰めさせた。
「うっ」
 ひょっとしたらもう出ないかもしれないと思っていたが、がんばれば何とかなるもので、またしても春奈の腹の上を白濁液で汚した。
 さすがにこんな短時間で6発はキツい。
 春奈の横に寝転がって荒く息を出し入れしていた俺は、俺の存在にもそれまでにされた行為にも全く気付かずにすやすやと寝ている春奈の顔をじっと見つめた。
 彼女でもない、風俗でもない。金など一銭もかけずにこんなに可愛い女の子と6発もコトを楽しめたのだ、たとえキツくても苦に感じたりはしない。
 何気に乳房に手を伸ばしてみるが、イチモツの反応はやはり鈍い。
 この胸にこんな風に触れるのも今日限りかな、と思う。
 やはりどう考えてもクロロホルムを吸わせた時に手間取りすぎた。
 春奈がそのことを覚えてないとか、さらりと問題なく流してくれるかすれば、まだあと1ヶ月近くのうちにチャンスはあるかもしれない。が、実際にはもうないと見ておいたほうが正解だろう。
 むくりと起き上がると、乳房と同時に股間も触り出した。今のうちにこの感触を堪能しておこうと思ったのだ。
 ぐにゃぐにゃのヒダの感触が何とも卑猥なスリットにはまだ大量の愛液が残っている。
 ラブジュースとも言われるそれを、そう言えばまだ1度も口にしていないと気付いた俺は、春奈の股間に顔を埋めて舌を出した。
 結構な量が分泌されていたんだなと思わせる愛液は良く見ればシーツにまで垂れている。
 土地がら湿気は少ないので放っておいても朝までには渇くだろうが、シミとして残るかもしれない。
 まぁ問題ないだろうと気にせず、舌で舐められる範囲を全て舐める。
 いつの間にかに普通にしていられるほど落ち着いた身体を動かして、ゆるく絞った濡れタオルを用意した。
 まるで病院で入浴禁止の患者の身体を看護婦が拭いている姿のようだ。
 耳や鼻の穴まで拭き、腹の上に残っていた白濁液はもちろん、股間の2穴を重点的に足の先まで。
 もちろん、うつ伏せにしてうなじから何からも拭いていく。
 まさにすみずみまで綺麗に拭くと、放りっぱなしにしておいたパジャマの中からパンティを取り出した。
 うつ伏せなので膝を曲げるだけで足に通す事が出来る。
 あとは片足ずつ持ち上げて太ももにまで通し、まずはお尻のほうをかぶせる。それから両手を春奈の腹の下に入れて前のほうをきちんと穿かせるのだ。
 最後にお尻の食い込み加減を直してパンティは完璧になった。
 パジャマの下はパンティと同じ要領で。上はうつ伏せという状態を利用して着せると、あとは仰向けにしてボタンを留めて終わりだ。
 寝ている位置を直して毛布を掛けてやると、さっきまでの情事が嘘のように思えてしまう。
 外に引っ掛けたままのパンティを元に戻し、別れ際、パジャマの上から胸を揉みつつ軽くキスをする。
 ドアの前に立って部屋全体を見渡すと忘れ物、やり残しがないかを確認して俺は春奈の部屋を立ち去った。
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「春奈ぁ、オハヨ」
「おはよぉ。なっちゃん、聞いて!今朝、久方ぶりにお通じがあったんだよ」
「…1週間ぶりだっけ?」
「そう!今日もダメだったら薬に頼ろうかと思ってたんだけど、1週間ぶりとは思えないほどすっきり出てくれて。夢のおかげかなぁ。嬉しかったぁ」
「それで朝からニコニコしてるんだ。良かったね。これでバイトにも本腰入れられるね」
「うんっ。今日もがんばる!」
「で、夢ってどんなの?」
「えへへ。恥ずかしいから言えない」
「なぁに、気になるじゃない」
「だって、ちょっとエッチな夢だったから…ね」

 キャンプ場の朝は早い。1日や2日でそうそう慣れるものではないだろう。
 先日は3発でもきつかったというのに、夕べは倍の6発もやってしまった。寝過ごしてしまうのは当たり前だ。
 悪友に叩き起こされた俺は眠い目をこすりながら食堂に入った。
 別段、席など決まってはいないはずなのだが、先に来ていた者たちは昨日と同じ位置に座って食事を摂っている。
 その流れで、またしても夏香と春奈の隣に座る事になった。
「おはよ!」
「おはようございます」
「おはよう」
「はよーん」
 すぐ隣には夕べ全身にキスをした春奈がいる。
 いい意味で乳臭いと表現できる甘い香りが漂ってくるだけで色素の薄い春奈の身体が脳裏に浮かぶ。
 あの身体はまさにロリコン好みの身体と言えるだろう。
 あの身体…。この服の下にあの身体が隠されている。
 思わず下から舐めるように視線を上げていくと、春奈と目が合った。
「夕べは遅寝だったの?」
 春奈の声を聞くだけで夕べのくぐもった声を思い出してしまう。
 何故か奇妙に感じるほどうきうきとしているが、理由などは俺の知ったところではない。
「ん、ちょっと寝付けなくてね」
 本当の事なんか言えるわけがない。
「そういえば、昨日も眠そうにしてなかった?」
 夏香がからかい気味に…、しかし妙に眼光を鋭く光らせて聞いてくる。
 それは君のその口で3発も抜かれたから…などとは当然言えない。
 苦笑いでさらりと流して朝食をかっ込む。
 俺の寝坊に付き合ったために一緒に遅れた悪友だけが食べ終わっていない食堂に館長がやってきた。
「今日は3班に分かれてショートハイキングコースを歩いてもらいます。これを持って」
 館長の手には黒いゴミ袋が握られている。つまりコースの清掃をしてくれと言う事なのであろう。
 正直腰に来ている俺には、山道のハイキングというのは中々に辛い。
 夕べは久方ぶりにナマ本番も出来た事だし、少なくとも数日は控えようと心に決めて俺はゴミ袋を受け取った。
....つづく
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