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旅の果て・鮎 |
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全てを捨てて旅に出た俺は、目を瞑って広げた地図に指を置いてこれからを決める事にした。 そしてついたのがこんな山奥だった。 一番近くの駅から1日1本のバスで2時間。 今の日本にこんな町、いや村があったとは予想だにしなかった。 てっきり過疎村かと思いきや、電気・電波だけはしっかりと整備されているようで、極々一般的な田舎という感じがする。 「すみません、この辺に宿屋はないでしょうか?」 雑貨屋に入り、懐かしい駄菓子を買いながら聞いてみた。 「宿屋ねぇ。ここによそから客さんが来る事自体珍しいから、ないんだよねぇ」 流石に呆気に取られた。 こういうところならみんなが集まる食堂のようなところが旅館を兼業しているものだが、食堂すらないらしい。 俺は絶句して野宿覚悟で休みやすそうな屋根付きの場所を探し始めた。 しかし、やがて日も落ち、屋根すら諦めた俺は丘の上に立つ大木の根元に寝転がった。 とにかく指差したところは間もなく、徒歩で半日程度の距離だ。到着したら、翌日にでもここを発って宿のある町を探せばいい。 そう考えながらうつらうつらとし始めた頃だった。 「あのー、起きてます?」 音もなく近づいた何者かの声が俺の耳元で囁いた。 慌てて起き上がると、多分兄弟であろう、そっくりな顔立ちの少女と少年がいた。 「あなたでしょ、宿を捜している人って」 「あ、ああ。そうだけど、ないんだろ、この村には」 むくりと起き上がって二人を見た。 「母さんが、うちに連れてきなさいって」 何となく人付き合いをしたくなかった俺は、宿がないなら野宿すればいいと考えていた。しかし向こうからやって来た宿を無げに断るわけにも行くまい。 「そりゃ助かる」 立ち上がって荷物を手に持った。 荷物と言っても着替えが数枚入ったディバッグ1つきり。 2人に付いていくように歩き始めた。 「君らの家は見知らぬ人でも泊めてくれるのかい?」 「うちだけじゃないよ。弟があなたの話を聞いてたから。それなら今回はうちでお泊めしてあげなさいって母さんが」 「ふーん、じゃあ、取りたてて決まっているわけじゃないけど、それなりに順繰りに泊めさせてくれているんだ」 「うん、たまにいるんだ、迷い込む旅行者が」 迷い込む、という言葉が気にはなったが、ただの言い回しだろう。 さっきから少女の方はぺらぺらと話すが、少年の方は口を開かない。シャイなのだろうか。 「泊めて頂けるそうで、どうも有り難うございます」 本来ならば家長に挨拶すべきと思いつつ、玄関で出迎えてくれた母親と思しき女性に頭を下げた。 居間に通されると、フトンの掛っていない掘りごたつが真ん中にあった。 その一辺に勧められるままに座る。 母親はそのまま奥に消え、少年は母親にくっついていくようにして消えた。 「ここには観光で来たの?」 少し遅れて座った少女が聞いてきた。 「うん、観光って言うか、適当に指差したところへね。行ってみようかと」 「じゃあ、宛てのない旅なんだ?いいなぁ」 そこに、母親と共に消えた少年が戻ってきた。 少し震える手には盆があり、その上にはジュース、コップ、茶菓子が乗っていた。 「あ、大丈夫!?」 座っていた少女が立ち上がって少年に手を貸した。 「ジュースを取るからね、大丈夫?」 少年がうなずき、少女がゆっくりとペットボトルを持ち上げる。 持ち上げられたペットボトルに盆が少しだけ追従したが、盆が軽くなった事で少年の手の震えは止まり、そのまま盆をテーブルの上に置いた。 フタを開けた少女が3つのコップにジュースを注いでいく。 「有り難う。気が利くね」 そこに母親が戻ってきた。 「ご飯、食べてらっしゃらないんですよね?今作ってますので、しばらくはそれで繋いでおいて下さい。それともお風呂でも入られますか?」 なるほど、茶菓子は母親の指示だったようだ。 「有り難うございます。風呂はあとで頂けますか」 母親はニコッと笑ってまた消えた。 「ねえねえ。指差したところってどこなの?」 「えっとね、ここから10キロほど北になると思うんだけど…」 言いながら荷物から地図を出す。 「ほら、この辺り」 地図には赤いマークがされており、その下数センチのところにこの村の存在が書かれている。 「10キロ北って…。そこには何もないよ?」 確かに地図で見る限り、山の中腹のようで、何かあるとは思えない。 「いいんだよ。そこに行くまでの過程が大事なんだから」 「ふうーん」 「例えばね、君らに出会えて、宿も貸してもらえた。こういうのが嬉しいんだよ」 「そっか。そこに行こうとしたから、今こうして話せてるんだもんね」 話の最中、少年は消え、再び戻って来た時手にはタオルを持っていた。 「あ、お風呂?そうだ、一緒に入ろ!」 どうやら少年は風呂の湯がそろそろいい頃だと様子を見に行って、丁度いい具合になったのでどうぞとばかりにタオルを用意したようだ。 無口ながらもこの少年は非常に気が利いている。 少女の方は珍しい客に他の事をほっぽっているようだが、元々そういう性分なのかはよく分からない。 少女に引っ張られるまま廊下に出ると居間の向かいにある台所に母親の後ろ姿が見えた。 「こっちこっち」 手を引かれて脱衣所に入ると少女は服を一気に脱いだ。 まずショートパンツを脱ぐ。と、尻にぴったりと張付く白いパンツがあらわになる。 続いてピチピチのチビTを脱ぐ。残るはパンツだけだ。 少女はそれさえも躊躇することなく脱ぎ去った。 小学生の多分中ほどであろう少女にはまだ恥ずかしいという思いはないようだ。 乳房としての膨らみなのかはっきりしない胸も、産毛すらないのではないかと思うほどつるりとした股間も、柔らかそうな真ん丸いお尻も、臆することなく晒してくれている。 その隣で俺も全裸になった。 そして風呂場に入る。 全身をざっと流して、湯船に浸かる…気持ちいい。 「そう言えばまだ名前も聞いていなかったね」 一緒に湯船に入った少女に問う。 「私?鮎」 田舎の元気娘らしい細身の体には鮎をイメージさせるものが確かにある。 これを名は体を表わす、と言うのだろう。 「鮎ちゃんは小学生だよね。3年生ぐらい?」 「うん。よく分かったね」 「適当に言っただけなんだけどね。こんな小さな村にも学校はあるんだ」 「ううん、ないよ。町にしか」 「じゃあ、ここから通ってるんだ。大変だね、毎日2時間も掛けて」 「ううん。今は夏休みだからここにいるだけなんだ。2学期からはまた向こうのお家に住むの」 どうやら、この村の子供たち専用の寮があるらしい。 「じゃあ、中学校や高校も?」 鮎はうなずいた。 だが、中学、高校にもなると、部活や学業の都合で誰一人として帰ってこないそうだ。 つまり、今この村の子供は小学生が十数人きりなのだ。 なるほどそれで中高生が見当たらなかったのか。 「じゃ鮎ちゃんも4年後にはここに帰ってこなくなっちゃうんだ」 残念そうに告げると、鮎も残念そうにうつむいた。 「うん。だけど町の方が嬉しいんだ。父さんもいるし」 「へえ、お父さんか…!!」 父さんと言われてはっとした。 そう言えば、女傑族でもあるまいし、ここで大人の男に会った記憶がない。 「そういえば、大人って女の人だけだね」 「うん、男の人はみんな出稼ぎだもん」 父親を思い出して寂しくなったのか、鮎はすーっと俺の足の間に入ってきて、俺の身体に全身を預けるように背もたれた。 これで鮎がいい年ならば、ラブホの風呂場でじゃれあうカップルとも見えるのだろうが、さすがに親子ほども離れていては仲のよい親子にしか映らないだろう。 苦笑いしつつ、鮎の腹に手を回した。 「だけどいいなぁ、こんなにおっきな風呂に毎日のように入れるんだから」 「だったらしばらくいれば?ね、そうしようよ」 俺の手に自分の手を添えて鮎は提案した。 「それもいいね。けど、それについては目的地に着いてからだな」 鮎の腹に回していた両手を鮎の脇に回して、鮎の体をぐっと持ち上げた。 その時、別に狙ったわけでもなく指3本が鮎の胸の膨らみを押さえた。 そう、紛れもない膨らみだ。 見た限りでははっきりとは分からなかったのだが、やはり女としての成長が始まっているのだ。 そう思った瞬間、俺のイチモツが反応してしまった。 このままでは立てない…。そう思いながらも立ち上がる為に鮎を立たせたのだから、ここで俺が立たなければどう見ても不自然だと感じてしまう。 幸い、反応したといっても半立ちにも満たない程度だし、まだ幼い鮎が気にすることもないだろうと覚悟を決めて立ち上がった。 「背中流してあげる!」 自分の背中がそんなに大きいとは思っていないが、それでも一生懸命に洗ってくれ、お礼にと鮎の身体を俺が洗ってやることにした。 しかし、それが良くなかった。 タオルごしとは言え、先ほど女としての成長を感じてしまったせいで、たかが10才の少女相手に変に意識してしまったのだ。 全身を洗ってあげるということは、読んで字の如く“全て”なのだ。 膨らみはじめの乳房どころか、先端の乳首も目で見ながら堂々と触る。 まだ青いお尻も、その谷間の部分もタオル越しに触るのだ。 そして、股間すらも…。 鮎はというと、変に意識してしまった俺とは対照的に無邪気に身体を任せている。 さすがに後ろの方から股下をえぐるようにして触れてしまうと、イチモツが半立ち以上に反応してしまった。 鮎をこちらに向かせないようにしながら必死に収まらせ、ある程度収まったのを待って泡を流してやり、ふたたび湯船に浸かった。 と、鮎はまたも俺の足の間に入ってきた。 しかも今度は知ってか知らずか、半立ちのままだらりと伸びていたイチモツの上に座ったのだ。 先端は明らかに鮎の女の部分に触れている。いや押しつぶされている。 しかも鮎が体を動かすたびにイチモツは鮎の股間にこねられ、徐々に固くなっていくのだ。 このままではヤバいと思ったとき、鮎は自分の下の異変に気付いた。 「あ、すごい!」 いいながら自分の股間のすぐしたにあるイチモツの先端を指先で撫でた。 「こ、こらやめなさいって」 突然の刺激にイチモツは激しく反応しようとするが、鮎の身体に押さえつけられていて身動きが取れないでいる。 「こんなに太いの、初めて見た」 ある意味嬉しいそのセリフに俺は反応しながらも妙に引っ掛かった。 「まるで、今までにもいろいろ見て来たかのような言い方だね?」 「うん、見たよ」 あっさりと答える鮎に、俺は唖然とした。 「お父さんやおじちゃんたちとお風呂に入るから」 ああ、それでか。と納得しかけたが、今の俺のイチモツと比較するからには、そいつらのイチモツも鮎が見た時に太くなっていたと考えるべきではないだろうか。 そんな馬鹿なことはあるものかと湯船の湯で顔を洗い、その考えを拭い去った。 「これって、ここに入れるんだよね」 ざばっと湯船から出た鮎はこちらを向いて足を広げた。 いや、足だけではない。両手を使って股間のスリットをも広げたのだ。 暖まってほんのりと赤みがかった肌よりも赤い内壁が露出している。 内部はまだ複雑なところはなく、湯気と角度のせいで全てが見えるわけではないが、やっと自由になったイチモツを一段と元気にさせるには十分な卑猥さを見せ付けている。 やはり俺の予感は当たっているのだろうか。風呂場で父親や他の大人たちに…? 「でも、まだここに入れちゃ駄目だって。そのうち分かるから初めては大事に取っておきなさいって言われてるんだ」 その確定的な台詞で少しはホッとした。 いくらなんでもこんな初潮もまだのような少女を、しかも父親が食うなどとんでもないだろう。 だが、後ろを向いて尻を突き出した鮎の台詞は…。 「だから今はこっちだけ。でも、こんなおっきいの、入るかなぁ」 鮎は両手で尻を広げたまま、足の間でいきり立つイチモツの上に座ろうとしてきた。 「は、入らないくていい!」 あわてて鮎の脇を押さえ、しゃがむのをやめさせる。 「え、私のこと嫌い?」 邪気などこれっぽっちも感じられず、少し困惑したふうに聞いてきた。 まるで、今まで断れたことがないのに、どうして?という感じだ。 「嫌いとかじゃなくて…」 「だって、これって愛情表現なんでしょ」 俺は絶句した。 恐らく…いや間違いなく。鮎はこの年で、前は処女のままアナルセックスと言う言葉も知らずに、それが愛情表現の1つだと教え込まれて、自分からやり込めるほどにそれを経験している。 俺の脳裏に「東南アジアのロリータ村」という言葉が浮かんだ。 絶句していたことと手が緩んだことを了承と受け取ったのか、鮎はすっとしゃがんで片手でイチモツを押さえると自らの肛門をイチモツの先端にあてがった。 えっ?と思った次の瞬間。 「んぐうっ」 わずかに漏れた悲痛な声とイチモツの感覚はイチモツが半分ほども鮎の肛門に突き刺さったことを俺に教えてくれた。 「やっぱりきついよ」 振り向いた鮎の顔は微笑んでいた。 鮎の尻が、いや尻の穴がぴくぴくと震えるように痙攣しているのが分かる。 その痙攣はイチモツの先端だけを刺激し、イチモツはその刺激に応えるかのようにビクビクッと数回震えた。 「んっ……くっ…」 向こうを向いてしまった鮎はイチモツを根元まで呑み込もうと身体を落し始めた。 鮎が太いと賞賛するイチモツが少し潜るたびに鮎のうめき声が漏れる。 幼い少女の排泄器官に逆流するように押し込んでいるのだ、みずからの意志でやっていることとはいえ、痛くないわけがない。 それを愛情表現と信じて、俺への好意を示そうと苦しんでいる…。 そんな姿が可愛くていじらしくて、やめさせればよいものを俺はじっとそのきゃしゃな背中を見つめ続けた。 「やっと全部入った」 ふたたび振り向いた鮎は満足感からか満面の笑みを浮かべている。 「鮎ちゃんは、お父さんやおじちゃんたちともこんな風に?」 「うん。だってみんな好きだもん」 屈託のない笑顔とはこういうものを言うのだろう。 しかしそんな笑顔もすぐに消えた。…“女”の顔に塗りかえられて。 せっかく根元まで挿したのに、腰を浮かせてイチモツを先端ぎりぎりまで抜いたのだ。 「ふぁああっ」 とたんに、それまでは全く見せなかった“艶”という言葉がぴったりと当てはまるような表情になった。 そして、もう少しで外れてしまうというところまで抜くと今度は腰を落してイチモツを呑み込ませた。 「くううっ」 そう、ゆっくりとだが、あからさまなピストン運動だ。 俺の両手ですっぽりと隠せてしまいそうな幼い尻の中央にある、これまた幼い穴に、俺のイチモツが出たり入ったりする。 腰を沈めるときは苦しそうな声を上げるが、イチモツが抜けていく感触がそれほどまでによいものなのか、背筋を逸らせて喘ぎ声を天に向けて発し続ける。 数回の注送ののち、鮎は太さになれたのか、みずからの意志でイチモツを締め付けるように括約筋を動かした。 呑み込む時は痛みを減らそうと緩く、抜く時はイチモツの細部まで確認しようときつく。 そんな動作が、まるで何かを絞り出すかのように感じ取れた時、俺は最高潮に達した。 もう、どうにでもなれ。そんな思いで鮎の動きに荷担し、そのまま数回のピストン運動の末、鮎の肛門の中で果ててしまった。 イチモツからドクッドクッと鮎の直腸へ白濁液が送り込まれる。 「ああ、入ってくる。入ってくるよぉ」 そのままイチモツは萎える…と思いきや、萎えようと縮こまっていく動作でイチモツは鮎のきつい内壁に触れて、その感触でまた立ってしまった。 「あ、ひゃあっ。中でおっきくなるなんて…」 そして第2ラウンドへ。 鮎を湯船の中で四つん這いにさせて、膝で立った俺は鮎の腰を押さえ、最初からハイテンションの高速運動で鮎の肛門を攻めた。 「う、うあっ。さっきより深い!ああ、ふあ…んっくうっ」 なれて感覚が掴めたとは言え、未成熟な少女の、本来排泄器官である筈の肛門はやはりきつく、今度もほんの数分で果ててしまった。 さすがに2連続はきつかったのか3度目は半立ち程度で収まった。 鮎も即物的な快感よりも心地よい余韻を感じたくなったのか、ゆっくりと腰を離して肛門からイチモツを抜いた。 スポンッ。そんな擬音がピッタリなくらい、カリ首のところから一気に抜けた。 たった今まで太いイチモツを呑み込んでいた幼い筈の肛門はだらしなく口を広げて湯船の湯をわずかに飲んでいるようだ。 「思いっきり広がってるよ」 「うん、大丈夫。意識して締めればすぐに…」 言いながら鮎は肛門に力を入れた。するとだらしなく広がっていた肛門は鮎の意志に沿ってキュッと絞まり、本来のつぼみのような形に戻った。 鮎は最初の時のように、俺の足の間に入って俺の身体に全身を預けるように背もたれた。 肩口から鮎の前面が、見下ろすような形で視界に入る。 見ると、触っていなかった筈なのに乳首が小さいながらも存在を誇示するようにぴんと立っている。 ということは鮎は小学3年生という幼い身体ながらも、アナルセックスで感じていたということか。 そんな事はもうどうでもいい。 ロリコンと言われようが、気持ちよさにはかなわない。 その気持ちよい余韻に浸り続けた。 鮎も余韻に浸っているようで、全身を俺に預けてだらりとしている。 そんな余韻を破ったのは母親の声だ。 「着替えとタオル、こちらにおいておきます。ご飯の用意が出来ましたから」 その声で現実に引き戻された俺は鮎と一緒に風呂から上がった。 「先に居間に戻ってて。私、ちょっとおトイレに行ってくるから」 ちょっと恥ずかしそうに告げる。 トイレは風呂のすぐ隣だ。 トイレに入る直前、鮎は俺に耳打ちした。 「いっぱい出されたから、お尻の中がいっぱいになっちゃったんだ」 小声だがはっきりと聞こえた。それだけ言った鮎はトイレにそそくさと入っていった。 つまり、トイレで肛門から白濁液を垂れ流すわけだ。 トイレでしゃがみ、肛門からトローッと滴らせる鮎の姿を想像してしまった。 想像にうずく股間を押さえつつ、居間の扉を開けた。 居間には4人分の食事がすでに並べられていた。 「うわ、こりゃ凄い」 山奥ということで山菜が多いと思いがちだが、とんでもない。 魚こそは少ないながらも、山菜は当然とばかりに並び、メインディッシュには大量の肉。 歓迎を示してくれているのだろうか。 「鮎は?」 「あ、手洗いだそうです」 そして夕食。 「そういえばこの村には男がいないんだそうですね」 「ええ。こんな村では仕事も何もあったものじゃないですから」 「そうですね、田畑もないようですし、山の木も建材には向かないようですしね」 そのとき廊下につながる扉が開いた。 「あ、先に食べてる!わあ、おいしそう!」 トイレで白濁液を出してすっきりしてきたであろう鮎が入ってきた。 鮎は俺を見て意味ありげにニコッと笑って座った。 そして楽しい夕食は終わり、在り来たりなテレビ番組を見て、頃合いになった俺は用意された客間の布団に潜り込んだ。 |
....つづく |
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