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家出娘・招待
 俺の家はちょっと新しめの一般的なアパートだ。
 周りは交通の便は悪いがそこそこひらけており、一人暮らしでも困る事はない。
 部屋に入ると真っ先に少女のワンピースをめくった。
「可愛いパンツだな」
 自転車から降りた途端に少女はパンティをそそくさとはいていた。
 最初にも見たが、黒地に白い斑点柄のパンティーは少女の尻に密着しながらも、尻の動きを示すようにシワが寄っていて卑猥だ。
 少女は一瞬驚いたようだが、そういう事は理解しているとばかりにじっとしている。
「恥ずかしくないのか」
 答えはない。
 更にワンピースを大きくめくると少女のきゃしゃな背中があらわになる。
 ブラジャーをするほど胸は育っていないようで、つるりとした少女の背中にはブラジャーの跡は一切ない。
 パンツの上から少女の尻を撫でる。
 木綿の感触が少女の尻の張りとうまくマッチして心地好い。
 しかし、そのパンツを脱がす。
 脱がしたといっても太ももに丸めてある。
 きゅっとしまった尻があらわになり、しゃがんだ俺は尻の谷間を注視した。
「前屈って知っているか?」
 膝を伸ばしたまま腰だけをぐっと曲げる格好だ。
 少女は言葉の意味を理解して言われる前に自分から前屈をした。
 終電近くまで待ってやっと手に入れた宿を失わないために覚悟は出来ているようだ。
 蕾の方はあっさりと姿を見せた。
 スリットはパンツが丁度かぶさるようになって見えない。
 見えそうで見えない状況もなかなかいいが、俺は少女のパンツをひざ辺りまでおろした。
 まだ女としてはそれほど余分な肉がついていないので足をぴったりと閉じていても少女の大事なところは俺の目の前にあらわれた。
 溝をすっとなぞるとわずかに反応した少女のバランスが崩れ倒れかかる。
 が、前屈の格好をしているために手がうまい具合につっかえ棒となり堪える。
 膝を伸ばしたまま手足を広げさせて四ん這いにさせた。
 さっき膝までおろしたパンツはその場所でいっぱいに広がった。
 やはり子供向けパンツらしく股下部分の幅がやけにある。
 スリットを軽く広げると、またもいろいろな臭いが交じり合った不思議な匂いが広がる。
 ぐっと広げるとおそらくブルマーの形で残った日に焼けていない部分の真ん中に赤いひし形が浮かび上がった。
 上の方に奥が見えない深い穴。
 その少し下にも小さな点のような穴がある。
 そしてその下、小陰唇の合わせ目に少し埋もれたマメがある。
 俺は深い穴に鼻を押し付けながらマメを口に含もうとした。
 が、小さすぎてキスしか出来ない。しかたなく舐めるほうに専念する。
 一番敏感な部分だけに数分も舐めていると赤いひし形の輝きが増してきた。
 少女の表情にも色がついてくる。
 かなり湿ってきたので中指を深い穴に突き立てた。
「ひゃうん」
 これが、この部屋に入ってはじめての少女の声だ。
 しかも、その声は驚きも交じってはいたが明らかに艶を持ってのものだ。
「あん、あ、あ…」
 中指をゆっくりと出し入れすると少女の反応は確たるものに変った。
「あっ、ああっ!?」
 2本指にした途端に少女のきつさが伝わる。
 少女も痛みを感じたのだろう。
 少々かわいそうにも思えるがこのまま最後までいくつもりだ、2本指程度で痛がってもらっては困る。
 少女も痛さより気持ちよさが勝っており、宿を失う恐れも伴って決して止めさせようとはしない。
 それどころか、その痛みを少しでも和らげるためか、分泌液の出方が激しくなった。
 溢れ出た液は俺の腕を伝い、俺のあごを伝い、少女の引き締まった太股を伝い、それぞれ床に落ちる。
 恐らく初めてであろう感覚に少女は完全に酔っていて時折膝が折れそうになる。
 俺が立ち上がった意味を完全に理解できずに少女は更なる快感を待ち構えている。
 しかし数秒後に少女の感覚を襲ったのは激痛だった。
 俺の自慢の男根が少女の女を貫いている。
 少女は四ん這いのまま、声も出せずに震えている。
 俺が入れたまま動かそうとすると声もなくただ首を振っている。
 動かしてくれるなというのだろう。
 しかし俺も容赦ない。
 強引に俺と少女を引き離し、それでも抜ききらずに再度突き刺す。
「ぐひっ」
 痛みに対しての声が初めてもれた。
 2度3度と繰り返すと待っていましたとばかりに俺のイチモツが赤く染まり、少女の太股に赤い筋が走った。
 初めてでは書き物の世界以外、まともに感じることは出来ないはずだ。
 イチモツをゆっくりと抜き、名残惜しそうにスリットを撫でる。
「痛いだけだろう。感じるのはこれからとしてこいつの後始末を口でやってくれ」
 少女の膝がついに崩れて床にぺたんと座り込んだ。
 今頃床には粘液まみれの股間が押し付けられているのだろうと想像しただけで興奮の度合が高まる。
 まともに動けない少女の前へ移動して少女の鼻先にイチモツを向ける。
「さ、舐めてくれよ。嫌ならすぐにまた痛い思いをするぞ」
 脅迫にも近い言葉を投げると少女はイチモツに恐々と口を近づけた。
 まるでキスをするように先っぽだけを軽く口に含むと舌先でそれを舐める。
「もっと全体を口に入れるんだ」
 フェラなど経験どころか見たことすらないのだろうからいちいち説明が必要だ。
 それでもそれゆえのぎこちなさが高い刺激に変っていく。
「うっ」
「んぐっ」
 俗に言う口内射精で絶頂を迎えると少女は少し息を詰まらせた。
 飲みきれずに吐き出すがしかたあるまい。
「シャワーでも浴びて眠るがいい」
 俺の急に優しくなった口調に驚きつつも少女はよたよたと風呂場に消えた。
 すぐにシャワーの音がして身体を洗う音がしてきた。
 出てきた少女はワンピース姿でパンツを手に持っている。
 パンツは少女の愛液でべとべとになっていたはずだから風呂場で洗ったのだろう。
 ハンガーを渡してやると、パンツを丁寧に広げてハンガーにかけ、少女はそのハンガーをちょっと陰になる位置にかけた。
「ところで、その格好で寝るつもりか?」
 少女が困りだすが、俺は大きめのTシャツを出した。
「下はないけどな。外出着のままよりいいだろう」
 そして少女のワンピースを脱がす。
 後ろからのヌードならさっき見たが正面きっては初めてだ。
 しばらく見つめていると少女が恥ずかしそうに太股をよじった。
「そういえば何も聞いてなかったな。名前と年ぐらい教えろよ」
 胸はまだAカップそこそこだし、乳首もまだ乳輪の奥に埋没している。
 股間などは毛すら生えていない。
 どう見てもまだ子供だ。
 しばらく黙っていたが少女はやがて口を開いた。
「水原葉子。17才」
 名前はまだいいとして年は明らかに嘘だ。
 どうみたところでこんなに見た目も言動も幼い17才がいるはずはない。
 ということは言えないほど幼いということか。
「本当は?」
 乳房を揉みつつ、問い詰める。
「本当は…14才です」
 返事に少し詰まったので乳房をぎゅっと掴んだのだが、それが効いたらしい。
 表面だけをソフトに触ると何でもないのだが、ぎゅっと掴むと中に少し固い部分があって、それを掴むと痛いようだ。
 14才、そのぐらいなら妥当と言えよう。
 ロリコンに走った事が確定したが、身体の発育はそこそこいいのでよしとする。
 Tシャツを着せてやると裾は少女の太股まで隠した。
 布団は1組しかない。
 俺は先に布団に入ると、横を持ち上げて少女に入るよう促した。
 少女は裾を押さえながらも布団の中に入り、しばらくして本当に寝たのか寝息を立てはじめた。
 朝、少女より早く起きた俺は布団を抜け出すと足の方の布団をめくりあげて少女の尻を触りはじめた。
 本来、俺は後ろの方が好きなのに昨日はあまりいじっていなかった。
 スリットを横に見つつ肛門をつつく。
 少女はよっぽど疲れていたのか起きる様子はない。
 台所で指にオイルを塗るときれいな肛門に指を突き立てた。
 起きていないせいか力が入っておらず、指はゆっくりと埋まっていく。
「う、ん…っ」
 起きてはいなくともそれなりに異物感はあるのだろう。
 尻が逃げるようにもそもそと動いた。
 先に入れた右手の人差し指に添って左手の人差し指を挿す。
 さらにぐいっと広げる。
「う…?きゃあっ」
 さすがに広げた時点で起きてしまった。
 しかも、起き抜けで昨日の事態をすぐには思い出せずパニックに陥っている。
 落ち着いたのは部屋の雰囲気が本来の自分の部屋とは違うと気付いてからだった。
「ご、ごめんなさい…」
 本来ならいたずらをされた彼女が謝るべきではないのだが、宿が身体と引き換えであるという負い目から弱気になっているようだ。
 俺はその弱みに付込むことにした。
「本当にひどいな。当然、それに報いる見返りは貰うぞ」
 夕べの激痛を思い出した少女の身体がびくりと大きく反応する。
「なに、昨日のようにいたくはないさ」
 それだけ言うと俺は単3電池3本と長めのひもを用意して工作をはじめた。
 3本の乾電池を縦に1センチ間隔ずつ並べて半分に折ったひもで挟み、それぞれを接着剤でつなぐ。
 あまったひもの両端ははそのままで接着剤が乾くまで待てば完成だ。
 タンポンのひもが2本になったような形で少女は股間を思わず押さえたが、俺の意図しているものは違っている。
 少女をベッドの上でうつぶせの状態から立て膝をさせる。
 割れ目を大きく広げた尻がこちらを向いて複雑な肛門を押し出している。
 少女は性器に神経を集中していたが、俺の油まみれの指は少女の肛門に突刺された。
「ひっ!?」
 潤滑油代わりの油が適当にのったところで指を抜き、代わりに乾電池の1本目を肛門に突き立てた。
 油のおかげかわずかな力で1本目があっさりと入る。
 それでも少女は逆流する不快感に顔をしかめている。
 2本目は最初は1本目が邪魔になって入りづらかったが1本目が素直に奥にいくとあっさりと入っていった。
 3本目も2本目に続いて入っていく。
 3本目が引きずられるように奥に行こうとするが2本のひもを引いてそれを止める。
 2本のひもはそれなりの長さで垂れている。
 それをうまい具合に腰に絡めて一見ひものフフンドシを思わす状態にした。
「これで今日はすごしてもらう」
 たかだか直径1センチとはいえ、異物感が少女の肛門を常に刺激する。
「ところで、食事はどうする?」
 家出少女にも食事は必要だ。
 話し合って朝はコンビニで済ますことにした。
 少女に昨日着ていたワンピースのみを着せると外に出た。
 やはりノーパンが気になるのか、少女は気持ちおずおずと歩き、裾を執拗に気にしている。
 コンビニには5分も歩くと到着する。
 少女は座ったりかがんだりしないようにしながら食料を選ぶ。
 とにかく早く済ませたい少女の選び方は早く、しかたなくさっさと店を出た。
「歩いていてどうだ?」
 肛門の状態を聞いてみる。
「時々は変な感じがする。すぼめようとするときとか、かがんだりしてひもが引っ張られたときとか」
 ということは意識していなければ問題はないということか。
 アパートの部屋に戻りドアを閉じてすぐ、少女のワンピースをめくった。
 ノーパンと大差ない状態の尻があらわになるが少女はやはり嫌がろうとしない。
「昨日から不思議なんだが、14才の女の子が恥ずかしくないのか?」
 少女は答えない。
 恥ずかしいと答えれば自分が我慢していると見取られてしまうし、恥ずかしくないといえばまだ子供と思われるか、悪ければもっと恥ずかしいことをされると勘繰っている。
 しかし少女の表情を見れば恥ずかしいのを我慢しているのは一目瞭然だ。
 少女の負い目に感じていることを思い出し、かまをかけてみることにした。
「部屋を借りるために我慢しているのならお門違いだ。それはそれで楽だが、少々の抵抗ぐらいないと楽しくない。力一杯嫌がられたらその方が嫌だけどな」
 この台詞をどうとるか、しばらく様子を見てみる。
 少女はやはり幼かった。結果がすぐにあらわれてきたのだ。
「い、い、いや…」
 最初の一言めは恐る恐るといった感じだった。
「いや?何が嫌なんだ」
「ひもを、ひもをそんな風に引かれると…」
 そう、俺はさっきからワンピースをめくったままの状態で肛門の乾電池につながっているひもをつんつんと引っ張っているのだ。
「…おトイレに…行かせてください」
 トイレは玄関そばの、すぐそこにある。
 少女は片手で腹を、片手で口元を押さえて今にも泣き出しそうだ。
「トイレに何のようだ?」
 ほとんどSMのノリだ。少女はかなりウブだからSMなど知らないはず。
 それでもこんなに流れるようにいくとは。
 答えることが出来ず少女は瞳で俺に訴えている。
 純情な少女として決して異性の前では言えない言葉を口に含んだまま…。
 俺が許可すると少女は頼りなげに歩いてトイレに入った。
 一緒に入った俺はひもをほどいて、ぐっとつかんだ。
「ああっ、だめ!出ちゃうっ」
 乾電池を引き抜くことで肛門の筋肉に変な力が加わってしまうためだろう、少女はもらすことを恐れて乾電池を押さえた。
「しかたないな。便器に座れよ」
 洋式便器に膝を抱える格好で座らせる。
 両足は便座に添って置いてあるからスリットと肛門と、肛門からわずかにはみ出す乾電池がよく見える。
 少女の股下へ俺の手を突っ込むと少女はやるせなくなり膝に顔を埋めた。
 乾電池をつかむ。
「下へ引っ張るから力むんだ」
 少女の首がわずかだが縦に振れたのを確認して腕に力を入れた。
 わずかに引っ張ると少女の腹筋が締まっていく。
 乾電池が俺の引っ張る力以外で動き出した。
 ある程度出ると肛門の収縮でぬぷっぬぷっと音をたてて乾電池は抜けた。
「さ、抜けた。出していいぞ」
「お願い、一人で…」
「いや、見せてもらう」
 両膝を持たれて足を大きく広げられてはさすがに躊躇する。
 が、負い目のある少女に選択の予知はない。
 顔を両手で覆うと、覚悟を決めて腹部に力を入れた。
 チョロチョロ…シャーッ!
 最後には滴となった尿の前菜に続いてメインデイッシュとも言うべきうんちを出すべく肛門に力が入れられる。
 腹筋の力加減の移動と肛門の盛り上がりが真正面から見て取れる。
 そして盛り上がった先から茶色い物質が突出する。
 昨日はあまり食べていないのか、もともとこういう体質なのか、少女のうんちはかなり細く短い。
 しかし量はそこそこ出ているようだ。
「もう、これで…」
「本当に終わりか?違ったら苦しい思いをするのは葉子の方だぞ」
 しかし本当だと言い張る。
 こうなったらと、まだ何も拭いていない少女を立たせ、後ろを向かせると便座に両手をつかせた。
 台所から油を塗ったストローと牛乳を持って戻る。
 ストローを少女のうんちが付着した肛門につぷっと刺す。
 牛乳を口に含んでストローに流し込む。
 繰り返せば即席の浣腸だ。
 なんだかんだで7割りがた残っていた牛乳全てが少女の中に入った。
 少女の腹部は明らかに膨らんでいる。
「‥‥‥」
 少女は何も言えずにただじっとしている。
 俺も黙って少女の尻を見続けた。
 ときおり尻の肉がピクンと動いたり、肛門がきゅっと締まったりする。
 その動作全てを俺が見ていることを少女は知っているはずだ。
 尻の動作の間隔が徐々に短くなってきている。
 頃合を見計らって肛門を撫でた。
 途端に少女は直立するが成す術もなく再び手をつく。
 今度は撫でてもおおげさな反応はしない。
 しかし肛門はきつく締まったままだ。
 中指を肛門の中央に押し充てて力をこめる。
 少女は目をぎゅっとつむり、不動の体制を取った。
 催しかけている便意を押さえるために締めていた肛門を割って指が進入する。
「‥‥‥っ!!」
 絶えきれずに声がわずかにもれる。
 しかもその指を前後に動かされればかなりのショックとなる。
「お、お願い。もう我慢が…」
 少女の頼みを受け入れたのはそれから5分経ってからだった。
 たった5分でも我慢している少女にしてみれば数十分の思いだろう。
 遠慮がちに肛門が震えるが、それでもビュッと便器目掛けて飛び出す。
 少女ははっとして肛門をきゅっと閉じた。
 だが、我慢は出来ない。何度か同じ様にだして勢いはどうしようもないと分かると適当な間隔で小出ししだした。
 勢いを止めるために時折肛門を締めているが、そのたびに勢いをなくした滴が尻の両頬へ垂れていく。
 最下点で少し留まってから落ちていく。
 我慢したすえの排便には色がついていたが固形物はほとんど見当たらない。
 全て出終えたら尻をこちらに向けさせ、股間目掛けてシャワーをあてる。
 指で直接、尿道やら小陰唇やら肛門をきれいにしてやる。
 無論、尻の周りにも飛び散っているからそれも洗い流す。
 最後はタオルできれいに拭いてひとまずは終わりだ。
 トイレから出るときれいにしたばかりの肛門に油を塗る。
 今度はさっきと同じ要領で単2電池の詰め物を作る。
 少女のうんちは単3電梯よりも細かったからこの太さでもきついかもしれない。
 しかし強引に押し込む。
 そして今度はさっきの単3電池を洗わずに少女の女に押し込んで単2電池のひもをフンドシのように結んだ。
 少女の下腹部には合計6本の乾電池が詰まっている。
 俺達はそのまま食事に入ることにした。
 少女をそのまま座らせると下が汚れてしまう。
 縦に半分に折ったタオルを腰ひもに巻き付けておむつの代わりにする。
 食事はすぐに済み、暇な時間が出来た。
「食後の軽い運動なんてどうだ」
 それから丸1日、セックス漬けだった。
 様々な体位を試し続ける。
 しかし少女は痛がるばかりで、イクことはなかった。
 さすがに2日もセックス漬けになると飽きてくるし、立たなくなるし、すれて痛くなるしで散々だ。
 経験がない分、マンネリは否めず、気分転換に外食しようと出かける準備を始めた。
 少女は部屋にいる間はずっと裸で、セックスをするとき以外は体内に電池を入れている。
 裸の少女はそのままロングTシャツを着て準備が完了した。
 ファミリーレストランに入り適当に座ると適当に注文し、食事をとり始める。
 少ししてから俺は少女に指示を出した。
「裾を胸のすぐ下まで挙げちゃえよ。絞って脇で縛れば裾が止まるだろう」
 少女は躊躇することなく食事の手を休め、下半身を丸出しにした。
 俺たちが座る席は窓際だが奥の方なのでそう言うことができるのだ。
 少女の対面に座る俺は足を伸ばして少女の股間に足先を触れさせた。
 入れずに表面を触るだけなら少女は気持ちよさそうにする。
 食べながら触られて少女は濡れ始めた。
「そういや、いつまでいるつもりだ?家出なんだろう?数日なら構わんが、連絡なしに家出しっぱなしだと、親が警察に行くだろう。そうなったら俺が困るんだ」
 少女はフォークを置いた。
「やっぱり迷惑?」
「いや、楽しませてもらってるからな。多少飽きてはきたが」
「どうすれば飽きない?家に連絡すればまだいていい?」
 何を言いたいのか、まさかと思いつつもなんとなく気づく。
「まずマンネリを何とかしないとな、せめて感じてくれないと。親には連絡しないとまずいだろうけど、すれば当然帰らないとならなくなるだろ」
「ん…」
 間違ってはいないはずだ。
「なんとか説得する。一度帰ってもまた戻ってきちゃだめ?」
 何をそんなに、と俺は感じた。
 この2日、セックスと少女を辱めることしかしなかった。
 少女はセックス漬けを喜ぶほど淫乱ではない様だし、何よりつい先日までは処女だったのだ。
 まさか、操を捧げた男に…なんてこともあるまい。
 では、いったい何が?
「来るのは構わんさ。ただ、どういうつもりで来る気だ?」
 少女は黙ってしまった。
「まぁ、それについては、後でじっくりと聞かせてもらうとして飯ぐらいは楽しく食おう」
 車に戻り、ドライブがてら田舎道を軽く流す。
「さて、話を戻そうか。君にとってこの2日間、俺の場所はそんなにいい場所ではなかったはずだ。なのに戻ってきたいという発言がどうして出せる?」
「…家のほうがもっとひどいから…」
 しばらく黙っていた少女がとうとう理由を言った。
 家ではひどい虐待を受けているらしい。
 外傷などはないが、服や物など妹に徹底的に差別され、時には食事もできない日すらあるという。
 道理で出会ったとき何も持っていなかったし、妙に細身だったはずだ。
 だが、全てを信じるわけにはまだいかない。話半分で続きを聞いた。
 そして決断した。
「君の話しは正直とっぴ過ぎて全てを信じることはできない。けど、事実なら救ってあげたいな」
 その真偽は、数日後に判明した。
 少女に隠しマイクを持たせて帰らせたのだ。
 少女の話が真実だということはその日のうちに判明した。
 母親は少女が帰ってきたことを疎ましいといったのだ。
 家出してのたれ死んでればよかったのに、と。
 そして少女の身体を汚いといいつつ、風呂に入ることすら許さず、外に寝ることを強要した。
 そして家から追い出された少女を俺は保護し、少女を連れて玄関から堂々とその家に入っていった。
 少女が持っていたマイクからの状況を録音したテープを見せ付け、虐待であることを盾に少女の保護を訴えた。
「日本で幼児虐待はめったに騒がれないが、実は重たいんだぜ。知ってるか?」
 とんでもない数字を羅列し、少女の家族を脅したらあとはもう俺のいいなりだった。
 法的都合で親権の移動はできないが、身柄はこちらで預かること。親権がある以上、養育費などは払ってもらうこと。慰謝料を払ってもらうことなどの念書を取り、少女を引きとって俺は帰っていった。
 その後、慰謝料を使って二人で住むには狭いアパートから少し広い貸家に引越し、転校もさせて、俺は少女の育っていくさまを見つづけた。
 人間とは不思議なもので、情がうつり、この娘の親になると決めた途端、少女に対しては欲情しなくなった。
 そんなことを知らない少女は、年頃になっても俺の最初の言い付けだった2点を守り続けた。
 学校から帰ってくると真っ先に俺の目の前で制服を脱ぎ、裸になる。
 パンティーを脱ぐとそこにはフンドシ状のヒモがあるのだ。
 そう、少女は自分の体内に電池を6本入れた状態で学校に行き授業を受けていたのだ。
 最初の頃は単3が3本と単2が3本の計6本だったが、いつだったかヒモが切れて壊れてしまったときに、少女自身がすべて単1で作り直した。
 それ以来、少女は2つ穴に計6本の単1電池を埋めて毎日学校で授業を受け、普段の生活を過ごし続けていた。
 そんなこんなで、あれから10年後。
 少女は女性となり、いつのまにか見つけた相手が俺のところへ挨拶にきた。
「お嬢さんを僕にください」
 彼は彼女のほぼ全ての事情を知っているそうだ。
 知った上で、こうして挨拶に来るくらいだ、任せても良いだろうと思った俺は認めた。
 自分の子ではないのに、自分の子のように育ててきた10年間が走馬灯の様の様に目に浮かぶ。
 そもそもの起こりは痴漢からだった。
 そして家出娘をかくまってのセックス三昧。そう言えば、痛がるばかりでいつも泣いていた。
 その後知った、彼女の実の親からの虐待。俺にとっても彼女にとってもあれが転機のきっかけだった。
 俺は養父となり、この家に引っ越してからは…いや、引き取ってからは一切彼女との性行為を持たなくなったのだ。
 その夜、彼女が俺の部屋にきた。
 家の中なので当然裸だ。
「ありがとう、認めてくれて」
「何言ってる。もともと他人なんだ。認めるも何もないだろう」
「私の処女を奪ったけど、私を引き取ってからは一切手を出さずにいてくれた…。私にとっては父親以上の存在でした。今まで本当にありがとう。最後に、思い出をください」
 10年ぶりに彼女を抱いた。
 少女の頃のような面影はなく、熟しきった彼女の身体は彼女を娘の様に思いつつも一人の女性として俺を元気にさせるには十分だった。
 あの頃は痛がるだけであった少女も今は自ら腰を振り、髪をかき乱してよがり狂っている。
 複雑な心境になりながらも正直な身体に全てを任せ、俺と彼女は同時に昇天した。
 し終えて俺の上に突っ伏した彼女が再び顔を上げたとき、涙が零れ落ちてきた。
「本当に、ありがとう」
 それからとんとん拍子に話は進み、彼女の本当の家族も参加しての結婚式が無事に行われ、二人はハネムーンで海外に行ってしまった。
 一人寂しく家に戻った俺は、翌日会社に辞職願いを出した。
 俺と彼女の関係を知りつつ、彼女の結婚を祝ってくれた上司は驚きつつも、何も言わずに受理してくれた。
 その足で不動産屋に行き、家を売り、家財道具も全て中古屋に売り払った。
 そう、全ての痕跡をなくしたのだ。全てのものは彼女にも俺にも、もう必要ないからだ。
 俺は複雑な気持ちを全て捨て去るために旅に出たのだった。
....おしまい
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