お兄さん、パソコン通信やるゲーマーにオタクが多いってホント?ムギタンで〜す。
「ぶっ! (鼻からバナナ・オレがたれる)…一概にそうとは言い切れないな。まぁTRPGやってて「ボク普通の人!」なんて言ってる人も少ないけど。全部とは言わないぞ!でも、とても少ないと思う。…RPGマガジンのTRPG記事ぐらい少ないな」
ふーん。でも、通信関係だといろんなネタが拾えるよね。面白そうなのはあった?
「そうだなぁ。昔にニフティーサーブで拾ったネタは結構面白かったかな」
どんなの?(キラキラと輝く目)
「ムギタンホントにこの手のネタが好きだねぇ。だから耳年増なんて言われちゃうんだよ。まぁいいや。一応二つあるんだ。ひとつ目は可哀想なD&Dマスターの話。二つ目も可哀想なD&Dますたーの話。実話を元にしたフィクションだって書いてあったっけな」
流石D&D!歴史が古いだけあってプレイヤーも濃ゆいね!
「こらこら、問題発言だよムギタン。D&Dやってるからって濃い訳じゃないんだから。お兄さんだってやったことあるぞ。いちばん最初だったよ。あの頃は『ロードス鳥戦記』のリプレイをD&Dでやっててね。D&D全盛期だったなぁ」
昔を懐かしむのは年寄りの証拠だよお兄さん。そっか、もう若くないもんね。残念だね。
「はっはっはムギタン、お兄さんの怒りゲージはエクストラモード3人目並に短くなってることに気付いているかな?」
いいからはやくぅン…
「…えーとね、最初はこんな話。」
私は、あるコンベンションでD&Dのマスターをやろうとしました。開場後、他の卓にはそれなりに人がついているのですが、私の卓についた人はいません。しかし、入り口付近に4人が何処の卓にもつかず立っているのを見つけた私は、その人達に声をかけてプレイヤーをやらないかと誘ってみました。
「すみません、私向こうの卓でD&Dのマスターをやる者なんですけど、もし良ければこちらでプレイヤーをやりませんか?」
A「貴方、SWは出来ますか?」
「は?…まぁ何回かやったことはありますけど」
こう答えると、その人達は全員私の卓に着きました。私はキャラクターシートを配りながら、キャラメイクの説明を始めます。異変が起きたのはその時でした。
「能力値は人間なら3D6で決定…」
A「違いますよ、2D6に決まってるじゃないですか」
「え?人間の能力値は3D6とルールブックに書いてありますが…」
A「ルールブックの何処に書いてあるんですか!?」
と言って彼が鞄の中から取り出したのは言わずと知れたSWのルールブック。私はただただ呆れるほかなかったとさ。めでたしめでたし。
「と言うお話さ。D&Dだと言っているのに、プレイヤーはSWしかやりたくないという。ちなみにこのお話はもう少し続くんだけど、めんどくさいので割愛」
えー、オチまでちゃんと聞かせてよー!!お兄さんのケチ、貧乏、生臭、色魔、不細工、老け顔、早漏、つん…
「ムギタン、最後のは放送コードに引っかかるから止めようね。聞かせるから」
「あの…、この卓はD&Dをやる所なんですが」
A「さっき聞いたときにSWをやった事があると言っていたじゃないですか!D&Dが出来てSWができない訳ないでしょう!!」
結局、この日のマスターは諦めました。
「っていうオチ。全国にSW信者は多いからね。なんてったって、D&Dをやった事のないTRPG経験者にD&Dをやらせると、『ソードワールドに似てますね』なんて言葉も飛び出すぐらいだから」
ふーん。ガイキチは昔からのプレイヤーに多いと思っていたら、そんなことはないんだね。意外と新参者にも多いんだ。
「こらこら、別にその人の主義主張だからいいじゃないか。それを人に押しつけだしたら、その時初めて『厄介者』のレッテルを貼ってあげればいいんだよ」
でも、ボクもそういうガイキチな人って見たことないなぁ
「コンベションに行けば?かなりの高確率で見られるよ」
別にイキチガに会いたい訳じゃないからなぁ、ボク。
「…ふーん、そうは見えないけどなぁ」
ないの!
「まぁいいや。でも、こういう事が平気で言える人達って、TRPGを何だと思っているんだろうね?どうしてTRPGが『知的遊戯』と呼ばれているかを考えた事がないのかな。自分が楽しむ事も大事なんだけど、まわりの人との調和を考えるのも大切だと思うな、お兄さんは」
お兄さんっておためごかしばっかりだなぁ。(ボソッ)
「ん、なにか言ったかいムギタン?」
お兄さんはおためごかしばっかりだなぁって。(大声)
「はっはっは、せっかく人が聞かなかったふりをしてあげているのにムギタンはそんな事全くお構いなしだね?」
当たり前じゃないか、いちいちお兄さんの事を考えた言動なんか気にしてられないよ。そんな事考えてる暇があるなら竹薮で3億円拾ったときの使い道を考えてたほうが遥かにマシだね。頭の使い過ぎで禿げちゃうよ。
(ピクピク)「まったくムギタンはこしゃまっくれたひねくれ坊主だなぁ」
今時そんな言葉使う人いないよ。お兄さん昭和1桁生まれ?
(ぶづっっ!)ぱた。
あ、倒れた。なんだお兄さん、また入院かぁ。だらしないなぁ、耳から血が出たぐらいで倒れちゃうなんて……。
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