主 催 北京日本調理師会    北京かわら版クラブ
                   後 援 駐中国日本国大使館  中国日本人商工会議所  北京日本人会   
                           中日友好協会    中国調理協会    中日青年交流センター
                   協 賛 企業六十二社   個人二十六名 (ともに匿名含む)

第 八 回 日 本 料 理 コ ン テ ス ト 開 催  

  日本料理は、「見る料理」と言われる。小皿や小鉢に美しく、繊細に盛られる日本料理と、大皿に大胆に盛られる中華料理は対照的だ。そんな、中華料理とは全く違う日本料理が中国に根付いてきている。第一回コンテストが開催された九三年当時、北京には、二十店舗程度の日本料理店しかなかった。しかしコンテストの開催回数を重ねるに従い、日本料理店は増え続け、今では二百を超えるといわれる。

  日本料理店が増えた背景には、@中国人日本料理調理師の技術向上、A中国在住の日本人増加、B中国人の口に合う味の改良などがある。日本料理店が増え、中国人日本料理調理師も増えてきた現在、初期のコンテスト開催の目的である、@中国での日本料理の普及、A中国人日本料理調理師の技術向上は、実現されつつある。そこで今回のコンテストでは、成熟期に入りつつあるコンテストに、新しい風を吹き込む四つの新たな試みとして、

1、火を使わない競技

2、勝ち残り方式の採用

3、競技、審査基準・審査結果の公開

4、茶道裏千家によるお茶会 を取り入れた。

   盛大に催した表彰式典 競技終了後の表彰式典には、谷野大使の代理として駐中国日本大使館の吉澤公使をはじめ、国際通貨基金の大谷駐中国首席代表、中日友好協会の黄世明副会長など、三〇〇名以上の方々に足をお運びいただいた。式典は、櫻井澄夫氏、鈴木さなえ氏の司会で進められ、コンテスト前日に谷野大使からいただいた「日本料理コンテストに、昨年に続き招待されながら、二年連続で出席できないことを残念に、そして申し訳なく思っております。私は出席できませんが、本年のコンテストが、成功を収めることをお祈りしています」との趣旨のお言葉を紹介した。

   また吉澤公使は、昨年同様、祝辞を通訳を介さずに日本語と中国語で披露して下さり、中日友好協会の黄副会長は、「九十年代はじめの中国の日本料理は、中には日本料理と言えないような味のものもあった」と、現在の中国の日本料理事情との違いに触れられ、第八回を数えたコンテストに華を添えて下さった。

吉澤公使から、第一位の范延華選手に日本大使館賞を授与

中日友好協会・黄世明副会長から、

第二位の閻学成選手に中日友好賞を授与

北京日本調理師会・高橋会長から、

第三位の周東亜選手に北京日本調理師会賞を授与

日本大使館・吉澤公使、中日友好協会・黄世明副会長を囲んで

 

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