憎悪の神、ゾラーク=ゾラーン

     トロウルの軍神、三つ目の死神ゾラーク=ゾラーンです。  グローランサ神名録からの、

     彼は歳老いた三眼の人間またはトロウルとして描かれる。一方の手には メイスを持ち、もう一方の手で魔術をかける手振りをしている。
    −グローランサの神々(潟zビージャパン)。グローランサ神名録より−

    てな記述に従ってます。

     ...人間スか(-_-?)

     やー、まぁ人間の中にもゾラゾラを信仰する物好きはしばし存在するみたい ですが。

     で、他に彼の姿に関する記述では別のトコで、昔、光で顔を焼かれその傷が 癒えることは無かった、みたいな事も言われてます。
     光と言えば、確かコイツは大暗黒において「イェルマリオを打ち倒して、 この神の持つ火の力を奪った。イェルマリオのカルトで<火剣><火の矢> の修得が禁じられているのはその為であり又、トロウルの神々の中でクラブ スパイダーを除けば唯一、炎に関連する呪文を修得できるのがゾラーク=ゾラ ーンのカルトである。」
     ゆぅようなハナシを聞いた様な気がしないでも無いんですが、今、カルト ブックを見てみるとどうもこの辺の記述が全くない。

     確かに根が闇に属するトロウル達の神であるにも関わらず<火剣>と <火の矢>の修得を禁じる旨が書かれてはいませんが、カルトで教えている 分けではない?
     禁止はせんけど推奨もしませんよ。ってなコトだろうか?
     えーと、他のトロウル神群では...アレ?

     カルトブックに出てくる範囲では、カイガー・リートール、ジオーラ・ ウンバーのトコでは光と火に関する呪文の修得を禁じると書いてますが、 アーガン・アンガーでは禁じられているのは光系呪文だけ (<白熱><光><光の壁>)であり<火剣><火の矢>は別に禁じら れていない。スービリーに至ってはそんな制約など一切無し。

     百歩譲ってアーガンは貨幣鋳造の為に火を使うから良いのぉ〜、みたいな トコロですますとして(いや、でもだったら何故に攻撃系呪文?)スービリー !お前んトコは何でもアリか???

     やー、まぁ、あんまりプレイヤの使いそうに無いカミサマだし、説明を 端折ったって事にしておこう。
     大体、<火剣>とかが禁じられてるカルトでも<発火>は別に禁じてない もんな。

     って、幾らトロウルでも多少は火を使うか。サンダーブレスレストランの メニューを見ても、ウォクタパスの脚に火を通してるみたいやし。
     地獄ではいざ知らず、地上へと昇るにつれ環境に適応してしまったって コトですか?

     やはり、料理に火を使う時は目をやられない様に<暗闇の壁>とか使った りするんだろうか?

    (14,Apr.'99)

    と、思いきやどうやらグリフィン・アイランド付属の正誤表では修正されている模様。
     ゾラーク・ゾラーンで提供される呪文は正しくは、

    <棍棒><暗黒の壁><鈍剣><熱狂><火の矢><消火><消沈><敵発見><発火> <火剣><防護>

    との事...ヤレヤレ(-_-;)

    (24,May.'99)

    #掲示板よりの転載

    イェルマリオが火の魔術が使えなくて、ゾラーク・ゾラーンが使える理由についてなんですが、 「サンカウンティー」にはオーランスに敗れ武器を失ったイェルマリオが ゾラーク・ゾラーンに襲われ、熱の力(または陽の力)を盗み取られた、とあります。
    「トロウル・ゴッズ」にはゾラーク・ゾラーンが大暗黒の間にイェルマリオを戦い、 イェルマリオから「火」のルーンを取り上げたとあります。
    これが原因とは思うのですけど、そうするとエルマルとイェルマリオの矛盾した神話は イェルマリオの方が正しかったことになりそうです(^^; 尚、「トロウル・ゴッズ」によるとゾラーク・ゾラーンの信者はサラマンダーを召喚、 支配することができるそうです。

    次にトロウルの神々と火の魔術に関して。
    アーガン・アーガーが熱系の魔術を使える理由についてですが、「トロウル・ゴッズ」には、 アーガン・アーガーは大暗黒の間に熱の神ロウドリルを破って虜にして、ケタエラの黒硝子 の城を建築させ、槍を奪ったとあります。おそらくこれが理由でしょう(同時にアーガン・ アーガーのカルトでトロウルキンに槍を教えてる理由でもあります)。ただ、熱系の魔術は 許可してるだけで、教えてはいません。ロウドリルはトロウルにも崇拝されてる神なのでそちら で学ぶのでしょう。

    他のトロウルの神々の中で、火に関する魔術が禁止されているのは、「トロウル・ゴッズ」と 「エルダー・シークレッツ」を見る限り、カーガー・リートール、ジオーラ・ウンバー、 ヒミールの3神だけです。夜の女神ゼンサですら禁止されてないので、禁止されてる方が 稀みたいですね。スービリーが火を使える理由は、イェルムが地下に降りてきた時に他の闇の神々 と違い、スービリーだけはイェルムに対抗できたと「トロウル・ゴッズ」にあるので、その辺かも しれないですが、そうだとするとゼンサやアラネア、果てはミー・ヴォラーラで禁止されてない 理由が不明ですね。あと、クラグスパイダーはアラネアのサブカルトなので当然禁止されていませんし、 クラグスパイダーには the Firewitchという二つ名があり、そのメンバーはサラマンダーを支配 できるそうです。

    いさむさん(29,jun'99)


    というわけでトロウルと火の話です。
    イェルムがオーランスに殺されて地界にやって来たとき、地界の原住民だった 暗黒の神々(とトロウルたち)は侵略者を撃退するためにイェルムと戦います。 ところが暗黒の神々はイェルム(といっしょに殺された天空の神々)に敗れ、 そればかりかトロウルの豊穣神コラスティングは焼き殺されてしまいました。 そのためトロウルは死すべき定めの生き物となり、さらに劣等種であるダーク トロウルが生まれるようになりました。
    つまり「火」というのはトロウルにとって「死」の力なのです。
    イェルマリオから「火」の力を奪い、その力を操るゾラーク・ゾランが「死の 王」と呼ばれるのはそのためです。
    #ちなみにイェルマリオから奪った力は炎の精霊となりゾラーク・ゾランの信 #者にサラマンダーを召喚・使役する呪文を提供します。
    地上で暗黒の軍勢を率いて戦った戦神アーガン・アーガーもロウドリルから 「火」(の一部)を奪います。
    そして「火」の力を使うことを禁止している神のうちカイガー・リートールと ジオーラ・ウンバーは「豊穣」の神です。「死」の力である「火」を使うわけ にはいきません。
    ヒミールが禁止している理由はよくわかりませんが、ヒミールのもつ「寒気」 のルーン(「暗黒」の下位ルーン)はよく見ると「火」の逆相のようにも見えま す(^^;;
    もちろんそれ以外の暗黒の神々(生物)も基本的には「火」を使おうとはしない でしょう。「火」は暗黒の神々にとって恐怖そのものなのです。
    とりあえず、こういう解釈もあるということで(^^;

    隼さん(29,jun'99)


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