| 集中打にソフト沈没 |
2000日本リーグ/第1節/第1日/5月5日(金・祝)/香川大会/香川県坂出市・県営番の州球場
シオノギ製薬(1勝) 2−0 日立ソフトウェア(1敗)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
| シオノギ製薬 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 日立ソフトウェア | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 日立ソフトウェア | シオノギ製薬 | ||
| 3 4 7 DH 9 8 2 6 5 |
川崎千明 一居理恵 田村由香 斎藤春香 亀田悦子 馬渕智子 ◎ 藤本あさ子 田本博子 来條美穂 |
5 4 8 3 7 9 DH 2 6 |
酒本美香 谷由香利 ◎ 冨田久美 中井美有季 北村武子 島田奈緒 ◎ 田城博美 ◎ 山本道代 岡崎宏美 |
| 1 | 石川多映子 柳沢明子 入山真澄 |
1 | 山崎あゆみ |
シドニー五輪を間近に控えての2000年度日本リーグは5月5日、香川県坂出市・番の州球場等で開幕した。初優勝を目指す日立ソフトウェアは、リーグ戦で3連勝中のシオノギ製薬に0−2で敗れ、苦しいスタートとなった。
ソフトは初回、一居の右前安打などで早くも一死一、二塁の好機を作り出す。しかし亀田が一ゴロに倒れ、先制点ならず。2回には高卒新人で開幕スタメン入りを果たした馬渕智子が、日本リーグ初打席を迎えた。結果は三振に終わったものの、ファウル、ファウルで敵エース・山崎あゆみにしぶとく食い下がった。
しかしソフトの先発投手・石川は、試合の中盤に差し掛かったところで調子が狂い始める。初回こそ三者凡退に斬って取ったが、2回にストレートの四球を出し、3回には痛烈な二塁ゴロを打たれるなど、悪い予感が漂う。
不幸にも予感は的中した。4回表のシオノギの攻撃。先頭打者・谷の遊撃へのゴロは、高いバウンドが幸いして内野安打となる。続く冨田の送りバントは失敗に終わるが、主砲・中井の強打が一塁手・川崎のグラブを弾いて一死一、二塁とチャンスを広げる。ここで五番の北村が、石川の高目の球を中前に弾き返した。さらにこの打球を中堅手の馬渕が後逸してしまい、球がフェンスまで転々とする間に二走者が生還。ソフトは2点を追う展開になってしまった。石川はこの回を最後にマウンドを柳沢に譲る。
優勝候補として負けられないソフトも、必死の反撃を試みる。5回裏には来條の左中間二塁打、一居の右前安打、代走・黒田の二盗で二死二、三塁とし、一発逆転の期待を田村に託した。しかし田村は低めのボール球に手を出し空振り三振に終わる。
最終回にも二死から来條が安打で出塁したが、続く川崎が三ゴロに倒れ試合終了。ソフトはこの川崎が4打数無安打3三振と大ブレーキだったのが響いた。安打数では6対4と上回りながら、うち3本を4回に集中させたシオノギに名を成さしめる結果となった。
■ 馬渕、ほろ苦いデビュー
新人の馬渕智子(星城高出)が、6番・中堅手として開幕戦出場を果たした。が、結果は3打数無安打2三振と1失策に終わり、、日本リーグでの初舞台は苦いものとなってしまった。しかもその1失策がチーム敗戦の原因となってしまう。その裏に自らのバットで取り返そうと気合十分で臨んだが、山崎の前に速球で振り遅れ、チェンジアップに泳がされ、最後は高目を降らされて三球三振と、軽くあしらわれてしまった。
日本リーグの手厳しい洗礼を浴びた訳だが、考えようによってはそれを開幕戦で早くも味わえたことはむしろ幸いだったかも知れない。いずれ壁にぶつかるときが来るならそれは早いほどいいし、この屈辱を糧に大きく伸びていって欲しい。それができる選手だと信じているから。
■ その他の試合結果
| <香川大会> | ||||
| 豊田自動織機(1勝) | 1 | − | 0 | トヨタ自動車(1敗) |
| ミキハウス(1勝) | 2 | − | 0 | YKK四国(1敗) |
| <茨城大会> | ||||
| 戸田中央総合病院(1勝) | 1 | − | 0 | 太陽誘電(1敗) |
| 大徳(1勝) | 5 | − | 3 | 日立高崎(1敗) |
| デンソー(1勝) | 5 | − | 2 | 日立工機(1敗) |
| 見せた基本技術の違い |
2000日本リーグ/第1節/第2日/5月6日(土)/香川大会/香川県坂出市・県営番の州球場
日立ソフトウェア(1勝1敗) 6−0 YKK四国(2敗)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
| 日立ソフトウェア | 1 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 1 | 6 |
| YKK四国 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 日立ソフトウェア | YKK四国 | ||
| 3 4 7 DH (走) 9 8 5 (打) 6 2 (打) (2) |
川崎千明 一居理恵 田村由香 斎藤春香 黒田多江子 亀田悦子 馬渕智子 ◎ 来條美穂 清田真弓 ◎ 田本博子 藤本あさ子 新海直子 筒井めぐみ |
6 7 DH 3 9 (9) 2 5 8 4 (打) |
佐藤靖子
○ 藤原真由美 内木場和美 大国香奈子 有馬梨枝 増田鮎美 ◎ 勝ゆかり 謝映梅 荒堀友香 大野幸恵 中井智恵 |
| 1 | 石川多映子 柳沢明子 |
1 | 泉庸子 ○ 長谷川ゆかり ◎ 肖光彩 ◎ |
開幕戦を落としたソフトだったが、この日は二部から昇格したYKK四国に快勝し、連敗を免れた。
YKK四国の先発投手は、昨年休部になった松下電工から移籍の泉庸子。一部リーグを知る、チームで唯一の投手なのだが、どうしたことかストライクが1球も入らない。川崎、一居、田村と三者連続でストレートの四球を出してしまい、あれよあれよという間に無死満塁となった。たまらず陳監督は新人の長谷川ゆかりを急遽マウンドに送るが、この時点で早くも勝負が見えた気がした。一死後、亀田の一塁ゴロの間に三塁走者が生還して無安打で先制点を挙げる。続く2回にも、二塁打を放った来條を田本が送って一死三塁の場面で、藤本の三塁ゴロの間に来條が本塁を突いて追加点を得た。
YKK四国と言えば打撃のチームで、投手力・守備力に難ありとの情報を得ていたが、それを確認することになったのが4回表。安打の来條を二塁に置いて、藤本が打ち上げたのは右翼への何でもないフライ。しかしこれを右翼手の有馬梨枝が落球し、打った藤本は二塁へ進出。気の毒にも有馬は即交代させられてしまった。
川崎が四球で一死満塁となった後、一居が右翼へファウルフライを打ち上げる。放っておけばよかったものを、有馬に代わって入った増田鮎美(新人)がこれを捕球してしまったため、三塁走者がタッチアップで生還して3点目。さらに田村に右前への2点適時打が出て5−0とし、試合は決まった。
6回からは石川に代わって柳沢が登板。また藤本に代わり筒井がマスクをかぶる。この2年目どうしのバッテリーがYKK打線を6,7回と三者凡退で封じ込め、ソフトは今季初勝利を挙げた。
なお新人の清田真弓(夙川学院高出)が、7回に代打として登場。内野安打で出塁し、川崎の適時打で6点目のホームを踏むなどの活躍でデビュー戦を飾った。
■ その他の試合結果
| <香川大会> | ||||
| シオノギ製薬(2勝) | 1 | − | 0 | トヨタ自動車(2敗) |
| 豊田自動織機(2勝) | 1 | − | 0 | ミキハウス(1勝1敗) |
| <茨城大会> | ||||
| 太陽誘電(1勝1敗) | 3 | − | 1 | 大徳(1勝1敗) |
| 戸田中央総合病院(2勝) | 1 | − | 0 | デンソー(1勝1敗) |
| 日立工機(1勝1敗) | 2 | − | 1 | 日立高崎(2敗) |
| 石川、無念の押し出し |
2000日本リーグ/第1節/第3日/5月7日(日)/香川大会/香川県坂出市・県営番の州球場
豊田自動織機(3勝) 2−1 日立ソフトウェア(1勝2敗)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | |
| 日立ソフトウェア | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 豊田自動織機 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 2 |
| 日立ソフトウェア | 豊田自動織機 | ||
| 3 4 7 DH 9 5 2 6 (打) 8 (打) |
川崎千明 一居理恵 田村由香 斎藤春香 亀田悦子 来條美穂 藤本あさ子 田本博子 黒田多江子 馬渕智子 ◎ 新海直子 |
4,9 8 (8) DH 6 9 (4) 2 7 (7) 3 5 |
持丸朋子
○ 千葉美幸 白鳥恵理香 M.スミス 内藤恵美 堀口栄子 小笠原美弥 D.シュナイダー 田中英理 長谷川朋子 清水幸美 滝澤美香 |
| 1 | 入山真澄 石川多映子 |
1 | 高山樹里 |
五輪代表合宿のため不参加との噂もあった織機のスミスだが、第1,2戦では先発投手として出場した。しかし第3戦のソフト戦には高山樹里が先発。スミスは3番・DHとして出場した。一方ソフトは入山を起用。優勝候補どうしの対戦なのだが、共に二番手投手をマウンドに送る形になった。
ソフトは初回に早くもピンチに遭う。先頭の持丸にいきなり中越え二塁打を浴び、さらに2四球を与えて一死満塁の窮地。しかし堀口を遊飛、シュナイダーを一飛に仕留め、辛くも無失点で切り抜けた。
前途多難の滑り出しだったが3回表、川崎に中越えの1号本塁打が飛び出し、まずソフトが先制。しかし織機もその裏、千葉、スミスの連打ですぐさま同点に追いつく。入山はこの回で降板。4回からは石川がリリーフした。
ソフトは5回表に好機を迎える。馬渕と川崎がそれぞれ敵失と安打で出塁して二死二、三塁の絶好機に、打席には4番・斎藤。ここで織機ベンチは激しく動く。左翼を田中から長谷川に、中堅を千葉から白鳥に交代し、守りを固めてきた。結局斎藤は凡退するが、織機の守備的布陣への変更のため、その後両軍とも好機なく試合は延長に突入した。
8回表終了後、突然の雷雨のために試合が一時中断。雨はすぐにやんで約10分後に試合は再開されたが、これを境にゲームはスリリングな展開になる。8回裏と9回表には両チーム共に好機を迎えながら、いい当たりが野手の正面に飛んで得点できず。また続く9回裏には、二死一、三塁で一打サヨナラ負けのピンチに見舞われるも、織機・小笠原の中前への打球を馬渕ががっちりキャッチして危機を凌いだ。
一方ソフトも10回表、一死二、三塁の勝ち越し機に、今日本塁打を放っている川崎が打席に立つ。川崎はファウルで何球も粘り、一度はあわや本塁打の大ファウルも放ったが結局右飛に終わり、決着はまだ着かない。
(観戦できたのはここまで。その後、延長11回裏に押し出しでのサヨナラ負けを喫した。)
■ その他の試合結果
| <香川大会> | ||||
| シオノギ製薬(3勝) | 3 | − | 1 | ミキハウス(1勝2敗) |
| トヨタ自動車(1勝2敗) | 5 | − | 0 | YKK四国(3敗) |
| <茨城大会> | ||||
| 大徳(2勝1敗) | 3 | − | 0 | デンソー(1勝2敗) |
| 日立高崎(1勝2敗) | 2 | − | 1 | 戸田中央総合病院(2勝1敗) |
| 太陽誘電(2勝1敗) | 4 | − | 0 | 日立工機(1勝2敗) |