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リーグ再開、初戦飾れず

またも清水の一発に沈む

2000日本リーグ/第7節/第1日/10月28日(土)/横浜大会/神奈川県横浜市・県立保土ヶ谷公園硬式野球場

豊田自動織機(12勝2敗) 1−0 日立ソフトウェア(10勝4敗)

 
豊田自動織機
日立ソフトウェア

出場メンバー
日立ソフトウェア 豊田自動織機
[3]
[4]
[7]
[DH]
[9]
[5]
[2]
[8]
[6]
川崎千明
一居理恵
田村由香
斎藤春香
亀田悦子
来條美穂
藤本あさ子
田本博子
新海直子
黒田多江子
[6]
[7]
[9]

[1]
[3]
[DH]
[2]

[8]
[4]
内藤恵美
千葉美幸
堀口栄子
持丸朋子
M.スミス
清水幸美
前川仁美
D.シュナイダー
小林広美
白鳥恵理香
小笠原美弥
[1] 石川多映子 [5] 滝澤美香

 リーグ再開後の初戦で、1位の織機と2位のソフトがいきなり激突した。
 試合は石川、スミスの両エースの投げ合いで、5回までは淡々と進んだ。しかし天候が崩れ始めるのと時を同じくして、試合はスリルを増してくる。中盤までスミスの前にパーフェクトに抑えられていたソフトだが、5回一死後に亀田のバント安打で初めての走者を出す。来條は三振に倒れて二死となるが、続く藤本の打席中に亀田が二盗を敢行。これに二塁塁審は一度はアウトの宣告をするが、タッチの際に球がこぼれたとのアピールが認められセーフ。すでにベンチに引き上げていた織機ナインも再び守備に戻る羽目になる。亀田はその後さらに三盗にも成功。1本の内野安打から一気に二死三塁の好機を作り上げたが、藤本は三振に倒れ先制点を挙げられなかった。
 試合が中盤に差し掛かった頃から降り出した雨は6回頃から徐々に強くなり始め、ほとんどの観客が屋根の下の席に移動する。そしてこの雨が投手にも微妙に影響を与え始め、そこに付け込んだソフトが6回裏にビッグチャンスを迎えた。先頭の田本が三振の後、続く新海の打球が投手のスミスを襲う。打球をこぼしたスミスが慌てたか、それとも雨で手が滑ったか、送球が逸れて一塁はセーフ。さらにトップの川崎が、ソフトのこの試合で初めてのクリーンヒットを左前に放ち、一死一、二塁となる。
 両軍のベンチも動いた。まず織機の田中監督が右翼を堀口から持丸に代えて守りを固めれば、磯野監督も新海の代走に黒田を送り込んで勝負を賭ける。さらに続く一居にも左前安打が飛び出し、3連打で一死満塁としてクリーンアップに打順が回った。五輪金メダリスト攻略の期待に観衆が大いに沸き立つ。しかし3番田村は遊ゴロで本塁フォースアウト。エンドランがかかっていればあるいは、と悔やまれた。なおも二死満塁ながら、頼みの斎藤も三振に終わり終盤での貴重な勝ち越し点のチャンスを逃す。斎藤はこの日3三振の大ブレーキ。
 そして7回表、先の全日本で石川に手痛い一発を浴びせた清水に、またしても右方向に叩き込まれ万事休す。石川は相手打線を散発の3安打に抑えながら、今回も一発に泣く結果になった。逆にスミスは集中打を浴びる場面もあったが14三振を奪う力投を見せ、五輪女王の貫禄を示した。
 なおこの試合では田本が、日本代表時と同じ中堅手として先発。遊撃手には新海が入った。新海は打者としては6回裏に内野安打を放ってチャンスを作るなどの活躍。しかし守備では3回裏に一塁送球が逸れて失策を1つ記録してしまった。ただ難しいショートバウンドのゴロを捕球した後の送球なので、やや厳しい判断だった。

その他の試合結果

<横浜大会>
ミキハウス(5勝9敗) シオノギ製薬(9勝5敗)
YKK四国(2勝12敗) トヨタ自動車(7勝7敗)
<埼玉大会>
日立工機(3勝11敗) デンソー(4勝10敗)
日立高崎(11勝3敗) 大徳(7勝7敗)
戸田中央総合病院(6勝8敗) 太陽誘電(8勝6敗)

 


藤本が決勝打

雨と寒さの中の勝利

2000日本リーグ/第7節/第2日/10月29日(日)/横浜大会/神奈川県横浜市・県立保土ヶ谷公園硬式野球場

日立ソフトウェア(11勝4敗) 2−0 YKK四国(2勝13敗)

 
YKK四国
日立ソフトウェア ×

出場メンバー
日立ソフトウェア YKK四国
[3]
[4]
[7]
[DH]
[9]
[5]

[6]
[8]
[2]
川崎千明
一居理恵
田村由香
斎藤春香
亀田悦子
来條美穂
黒田多江子
新海直子
田本博子
藤本あさ子
[3]
[4]
[5]
[DH]
[6]
[2]
[7]
[9]
[8]
内木場和美
中井智恵
謝映梅
大国香奈子
佐藤靖子
有馬梨枝
勝ゆかり
大野幸恵
増田鮎美
[1]
入山真澄
石川多映子
[1] 泉庸子

 この日の関東地方は一日中雨が降り続き、そのため試合開始が大幅に遅延。9時30分の第1試合は13時開始となり、第3試合のソフト−YKK四国戦が始まったときにはすでに17時を回っていた。寒さと降雨に加え試合時刻の変更もあって客足も遠のき、観衆の数も数えるほど。五輪直後のソフトボールブームに文字どおり水をさしてしまった。
 YKK四国は、第1節でのソフト戦と同じく泉庸子を先発に起用。昨年までは松下電工に所属しており、ソフトは昨年の対戦で完封されている。しかしYKKに移った今年の第1節での対戦は、初回から3連続四球の大乱調で一死も取れずに降板の憂き目にあった。今日もまた先頭の川崎に四球を与える不安定な立ち上がり。川崎が盗塁で二塁に進出した後、一居が送りバントをきっちり決めて初回から一死三塁の好機を迎える。クリーンアップに先制打の期待がかかったが、田村、斎藤が連続内野ゴロで無得点。
 しかし続く2回裏に下位打線が爆発して、二死からの連打で2点を叩き出した。二死無走者で、新海の三塁への痛烈なゴロが謝映梅の失策を誘って出塁。続く田本も右前安打を放って二死一、二塁とする。畳み掛けるようにラストバッターの藤本が0−2からの3球目を右前に運び、さらに右翼手からの返球がそれる間に新海、田本の2人が生還。早くも2点のリードを奪った。藤本は4回裏にも二死二塁で打順が回り、今度は二ゴロに終わったが、いい当たりを放って打撃好調ぶりをうかがわせた。
 ソフトは得点こそ2点に終わったが、終始押し気味に試合を進めた。6回裏にも亀田が中越えの二塁打を放ち、さらに三盗も決めて一死三塁とする。代打黒田が二ゴロに倒れた後、続く新海の右方向への強打は、惜しくも右直に仕留められた。4回の藤本といい、もう少し運が良ければ大量点を奪っている可能性は十分にあった。
 ソフトの先発の入山は、2回に奪った3連続三振をはじめ3回まではパーフェクトの投球。5回を1安打無失点に抑えて石川に交代した。しかし投ゴロからの一塁悪送球を2度もやらかしたのはいただけない。おかげで投球では打者を討ち取りながら、5回には二死三塁のピンチを自ら招いている。
 6回からリリーフした石川はエースの意地を見せ、冷たい雨の降りしきる中打者7人に対して5奪三振と、石川にしては珍しい力の投球で相手をねじ伏せ、完封リレーを完成させた。

その他の試合結果

<横浜大会>
トヨタ自動車(8勝7敗) シオノギ製薬(9勝6敗)
豊田自動織機(13勝2敗) ミキハウス(5勝10敗)
<埼玉大会>
日立高崎(12勝3敗) 日立工機(3勝12敗)
大徳(8勝7敗) 太陽誘電(8勝7敗)
戸田中央総合病院(7勝8敗) デンソー(4勝11敗)

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