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川崎サヨナラ打

粘る大徳を振り切る

2000日本リーグ/決勝トーナメント第1戦/11月25日(土)/京都府京都市・西京極球場

日立ソフトウェア 2−1 大徳

 
大徳
日立ソフトウェア 1×

出場メンバー
日立ソフトウェア 大徳
[3]
[4]
[7]
[D]
[9]
[5]
[8]
[6]

[2]
川崎千明
一居理恵
田村由香
斎藤春香
亀田悦子
来條美穂
田本博子
新海直子
黒田多江子
藤本あさ子
[9]
[6]
[8]
[2]

[D]
[7]
[3]
[5]

[4]
渡邊潤子
渡辺いずみ
鈴木美帆
安仲欣
金井陽子
湯浅瑞穂
佐藤由希
小笠真美
吉川薫
柘植香奈子
薮内布由子
[1] 石川多映子 [1]
秦学静
遠藤有子

 タイブレークに入った8回における、両チームの攻撃は対照的だった。8回表の大徳は、まず二塁走者を吉川がバントで送る。薮内の四球で一、三塁となると、二盗を成功させて二、三塁とするなど、まったく定石通りの戦法。
 ここまではうまくいっていた。しかし、さらに定石に従ってヒットエンドランを試みたが、ソフトバッテリーに読まれて外角高目に外され、渡邊あえなく三振。続く渡辺の打席中で、サインミスでもあったのか三塁走者の小笠が飛び出し三本間に挟まれる。小笠は三塁に戻ったものの、二塁に戻らざるを得なくなった薮内が刺されて、大徳は無得点に終わった。
 策を弄して失敗に終わった大徳に対し、ソフトはその裏に強気の攻めを展開する。先頭は9番打者の藤本。常識的には送りバントのところを、意表を突いたヒッティングを仕掛ける。二ゴロに終わったものの、結果的に送りバント成功と同じ形になって一死三塁。そして川崎が、相手内野陣の超前進守備で広大なスペースの空いた中前にサヨナラ安打を決めて、ソフトに勝利をもたらした。手数をかけた大徳の攻めをあざ笑うかのように、ソフトは打者2人で決勝点を挙げた。
 試合内容は、安打数3対5が示すようにソフトが劣勢だった。3回裏の先制点も相手のミスによるものだった。四球の藤本と安打の川崎を塁に置いて二死二、三塁の場面で、斎藤の打球は平凡な遊ゴロ。遊撃手の渡辺は一塁送球すれば良かったものを、何を考えたか二塁走者の川崎を刺そうとする。川崎がアウトになる前に藤本が三塁から生還して、思わぬ形で先制点をプレゼントされた。
 逆に大徳は、石川を正面から打ち崩して5回表に追いつく。第10節での対戦でも三塁打を含む2安打を許した湯浅にまたも安打を浴び、送りバントと内野ゴロで二死三塁となって、吉川の中前適時打で同点とされた。
 昨年に比べ明らかに攻撃力を増した大徳だが、その分緻密さが失われ大味になった印象を受ける。今日の試合でも記録に残らないミスが目についた。2回の送りバント失敗、4回、7回の盗塁失敗、そして秦−安のバッテリーを3回いっぱいで交代させながら、後で安だけリエントリさせた不可解な采配も。
 この結果大徳は4位で今シーズンを終了。ソフトは、この後の第2戦で日立高崎に敗れた豊田自動織機と、明日決勝進出を賭けて戦う。


2000日本リーグ/決勝トーナメント第2戦/11月25日(土)/京都府京都市・西京極球場

日立高崎 1−0 豊田自動織機

 
豊田自動織機
日立高崎 1×

出場メンバー
豊田自動織機 日立高崎
[6]
[8]
[D]
[1]

[3]
[9]
[2]

[5]
[7]
内藤恵美
千葉美幸
小林広美
M.スミス
長谷川朋子
清水幸美
持丸朋子
D.シュナイダー
吉澤美紀
瀧沢美香
田中英理
[2]
[7]
[5]
[D]
[3]
[6]
[9]

[4]
[8]
山田美葉
小関しおり
宇津木麗華
小林良美
伊藤良恵
三科真澄
松本智恵
柳川直子
松本直美
岩渕有美
[4] 小笠原美弥 [1] 藤井由宮子

 高崎がスミスから奪った安打は小関の2本のみ。しかしその2本目が、織機を敗北に追いやった。
 延長8回裏、先頭の松本直が送りバントに失敗するものの、岩渕の二ゴロ、山田の四球、二盗で二死二、三塁の好機。ここで小関が中前に弾き返して、高崎が決勝進出を決めた。決勝トーナメント初日は、2試合とも中前サヨナラ適時打で決着が着いた。
 小関と言えば、米国に敗れた五輪決勝での落球シーンを、テレビで何度も流された不運な選手。しかし米国代表のスミスを自らのバットで沈め、雪辱を果たした。シドニーの敵を京都で討ったというところか。
 織機は2,3,4回の先頭打者安打などで、高崎を上回る4本の安打を放つもののいずれもが散発。タイブレーク以前には二塁を踏むことさえできなかった。8回表には一死二、三塁で上位打線を迎えたが、内藤が二飛に倒れ、今日2安打の千葉も肝心な場面では遊ゴロに終わり、勝ち越し点を挙げられなかった。

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