| 2年連続決勝へ |
スミス攻略 織機の3連覇阻む
2000日本リーグ/準決勝/11月26日(日)/京都府京都市・西京極球場
日立ソフトウェア 2−0 豊田自動織機
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
| 日立ソフトウェア | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 |
| 豊田自動織機 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 日立ソフトウェア | 豊田自動織機 | ||
| [3] [4] [7] [D] [9] [5] [8] 8 [6] [2] |
川崎千明 一居理恵 田村由香 斎藤春香 亀田悦子 来條美穂 田本博子 馬渕智子 新海直子 藤本あさ子 |
[8] [6] [D] 打 [1] [3] [9] [7] [2] [5] |
千葉美幸 内藤恵美 前川仁美 小林広美 M.スミス 清水幸美 堀口栄子 長谷川朋子 D.シュナイダー 瀧沢美香 |
| [1] | 入山真澄 | [4] | 小笠原美弥 |
入山がスミスに投げ勝った。エースのスミスを連投で起用してきた織機に対し、ソフトは二番手投手で対抗して勝利を収めた。いや、今の入山に対して二番手呼ばわりは失礼だろう。今シーズンの成績は、数字の上では石川を上回っている。そしてこの日の大仕事といい、もはや二本柱の1人と呼ぶにふさわしい。許した安打は1回の千葉の内野安打と、4回の内藤の右前ポテンヒットのみ。クリーンヒットを浴びる場面は最後まで一度もなかった。
ソフトは初回、川崎の先頭打者安打を皮切りに二死二、三塁とし、立ち上がりからスミスを攻め立てる。さらに2回には来條、3回には一居と先頭打者が安打で出塁し、二塁まで進出するなど優勢に試合を進めるが得点に至らず。織機の田中監督がスミスに見切りをつければ、早い段階で高山投入もありえるだけに、それ以前に点を取っておきたいところ。
4回裏の織機の攻撃。ソフトにアクシデントが発生する。千葉が右中間に打ち上げた打球を追った田本が、右翼の亀田と激突。それでも球は離さなかったが、田本はそのまま地面にうずくまって動けず、担架で運ばれてグラウンドを後にした。代わって中堅に入ったのは馬渕。同ポジション経験者がもう一人いたのが不幸中の幸いだった。
※後記:田本の負傷は激突によるものではなく、激突を避けるためよけた際に左膝靭帯を痛めたもの。
続く5回表は初めての三者凡退。試合の流れが相手に向いたかと思わせたが、入山もソフトの天敵・清水からの打順をすべて内野ゴロに討ち取り、織機に攻撃の糸口をつかませない。
スミスと互角以上の投げ合いを展開する入山に対し、打線が終盤になって援護射撃に成功する。6回表、盗塁を決めた亀田を塁に置いて二死二塁の場面で、来條が今日2本目の安打を左前に放つ。さらに左翼の長谷川が打球をこぼす失策を犯し、この間に亀田が二塁から帰って、遂にスミスから1点をもぎ取った。
7回表にも、先頭の馬渕がセーフティバントを成功させ、さらに暴投で二塁に進出して無死二塁。続く新海の一塁方向への送りバントを、前進してきた清水が勢い余って取り損ねて幸運な内野安打となる。そして藤本が右前に運んで(記録はライトゴロ)三塁から馬渕が生還。下位打線が小技、足技を駆使して、決定的な追加点を手にした。
入山は最終回二死からスミスにあわや本塁打の大飛球を浴びたが結局3人で締めくくり、全日本も含めて公式戦4連敗中だった織機を破り、日立高崎が待つ決勝に駒を進めた。