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山田、8打数連続安打

石川完封、復活の兆し

2002日本リーグ/第3節/第1日/5月4日(土)/栃木大会/栃木県足利市・足利市総合運動場内野球場

日立ソフトウェア(5勝1敗) 8−0 デンソー(3勝3敗)

 

デンソー

日立ソフトウェア

×

出場メンバー
日立ソフトウェア デンソー
[8]
[4]
[9]
[DH]


[7]


[3]
[6]
[5]
[2]
山田恵里
一居理恵
馬渕智子
斎藤春香
都築加奈恵
森下そのみ
亀田悦子
千葉孝恵
田本博子
黒田多江子
新海直子
来條美穂
藤本あさ子
岩元千春
[4]
[7]
[9]
[2]
[6]
[5]
[DH]
[3]
[8]
松尾真由子
立岩宏美

高澤麻紀
堀田裕理
安藤美佐子
荻原千佳子
中村千恵美
野島留美
東美幸
[1] 石川多映子 [1]
染谷美佳
高垣麻矢
監督 磯野稔 監督 組島千登美

 白鴎大足利高出身の石川にとって、この足利大会は故郷での試合。地元で好投して、故郷の人たちに晴れ姿を見せたいところ。初回を三振、右飛、二ゴロと三者凡退に仕留めたものの、初球はすべてボールで球数も17球と多く、石川らしさの見えない立ち上がりだった。2回にも先頭の堀田をストレートの四球で歩かせるなどで、一死三塁の場面を招くが、馬渕の好守などで無失点で切り抜ける。
 地元と言えば、デンソーの投手である増淵、染谷も白鴎大足利高OGだが、エースの増淵は登板を回避。染谷が先発に起用されたが、5試合で35得点を叩き出しているソフトボール打線の敵ではなかった。
 ソフトの攻撃は、もはやお約束となった山田の初回先頭打者安打で幕を開ける。さらに斎藤の四球などで、初回から二死一、三塁の好機を迎える。結局無得点に終わったが、初回から塁を賑わせたことで、打線爆発の予感が漂う。
 2回裏、黒田の右中間二塁打などで一死三塁とし、来條が中越えの2ラン本塁打を放つ。昨年までの5年間で、リーグでの柵越え本塁打は1本もなかった来條だが、今年は早くも2本目とパワーをつけてきた。
 3回にも黒田の左前安打等で二死一、二塁としたあと、新海、来條の連続適時打で2点を追加する。リーグ初先発だった染谷だが、被安打7、4失点で降板。
 4回からリリーフに立った高垣に対しても、ソフトは攻撃の手を緩めない。中前安打の山田を二塁に置いて、馬渕が右越えに2ランを放り込んで6−0と突き放す。さらに亀田、黒田の連続安打などで一死満塁とするが、追加点は奪えず。
 しかし続く5回には、藤本、山田が連続安打などで一死二、三塁とし、馬渕の適時打と相手の暴投などで8−0と試合を決定的にする。一居はこの試合で、3度の送りバントをすべて2ストライクから成功させた。
 結局ソフトは、つなぎに徹した一居を除く先発全員の15安打で大勝。2回から5回までに2点ずつを挙げてデンソーを寄せ付けず、5勝目を挙げた。なお、山田はこの日も4打数4安打で、シオノギ製薬戦から続く連続安打は8となったが、これはリーグ新記録である。
 石川は被安打3で完封勝利を挙げたものの、ボールカウント3まで持ち込まれた打席が実に10度と、投球内容はやや苦しいもの。6回に二死満塁と追い詰められる場面もあった。しかし最終回は5球で退け、最後になって本領を発揮した。
 明日は全勝の豊田自動織機戦が待っている。新人の山田が当たりに当たっているが、スミス、高山らワールドクラスの投手を相手にどう戦うか、前半戦の天王山となる上位対決でその真価が問われる。

その他の試合結果

<栃木大会>

トヨタ自動車(2勝4敗)

大鵬薬品(1勝5敗)

豊田自動織機(6勝)

伊予銀行(6敗)

<岩手大会>

日立高崎(4勝2敗)

戸田中央総合病院(3勝3敗)

ミキハウス(5勝1敗)

東邦銀行(1勝5敗)

太陽誘電(4勝2敗)

シオノギ製薬(2勝4敗)


遠藤完封 織機止める

斎藤2ラン、主砲の仕事

2002日本リーグ/第3節/第2日/5月5日(日)/栃木大会/栃木県足利市・足利市総合運動場内野球場

日立ソフトウェア(6勝1敗) 2−0 豊田自動織機(6勝1敗)

 

日立ソフトウェア

豊田自動織機

出場メンバー
日立ソフトウェア 豊田自動織機
[8]
[4]
[7]

[DH]
[3]
[9]
[6]
[5]
[2]
山田恵里
一居理恵
亀田悦子
田本博子
斎藤春香
黒田多江子
馬渕智子
新海直子
来條美穂
藤本あさ子
[6]
[7]
[9]


打9
打9
[DH]
[8]98
[5]
[3]
走3
[4]


[2]
内藤恵美
千葉美幸
M.スミス
羽山瞳
白鳥恵理香
野田祐加
M.スミス
前川仁美
長谷川朋子
古田真輝
長澤佳子
西尾裕子
持丸朋子
小笠原美弥
小林広美
D.シュナイダー
堀口栄子
[1] 遠藤有子 [1] 高山樹里
監督 磯野稔 監督 田中大鉄

 絶好調の山田と、日本代表の高山との初回での対戦が注目されたが、ライズボールの下を叩いて敢え無く投飛。続く一居も二飛に倒れる。わずか4球で二死を取られ、やはり今までと同じようにはいかないと思われた。しかしソフトは、亀田を3番に上げたオーダーが的中する。亀田が初球を右前に弾き返し、続く斎藤が、上がり損ねのライズを完璧に叩いて右越えに2ランを放った。
 大事な試合での主砲の一発で、願ってもないリードを早くも奪ったソフトだが、ここからが苦しみの始まりだった。2回以降は得点はもちろん安打もほとんど出ず、高山のライズの前にフライの山を築く。逆に相手には、4,6回を除いて毎回のように出塁を許す押され気味の展開。3−0から逆転を許した昨年の第2節の記憶がよみがえる。2回裏には、併殺成功を相手監督の抗議で取り消されるなど、頼りないジャッジにも悩まされた。
 最大の危機は5回裏に訪れた。先頭の長澤に左前に弾き返されて、無死一塁。織機の田中監督はすかさず代走に西尾を起用。上位打線に回せるこの回が勝負と、矢継ぎ早に選手を投入してくる。持丸、代打・堀口と連続三振に仕留めて二死とするが、打順がトップに帰り、内藤、千葉と連続安打を浴びて、二死満塁と逆に追い詰められる。そして一度は引っ込んだスミスが、ここ一番での切り札として再び代打で登場してきた。
 長打力があるだけに、外野は下がらざるを得ない。しかし下がりすぎると単打でも二塁走者の生還を許し、同点に追いつかれる。事を誤れば一気に同点、逆転となりかねない場面で、遠藤が踏ん張った。この崖っぷちで最も恐ろしい打者を二塁ゴロに討ち取り、絶体絶命の場面を切り抜けた。
 この試合では、両監督の対照的な用兵が目立った。代打に代打を送るなど、計17人の選手をグラウンドに送り込んだ田中監督に対し、磯野監督の施した交代は、5回に左翼を亀田から田本に代えたのみ。あまり目まぐるしい交代も選手を混乱させる危険があるが、この大事な試合でまったく動かないのもいかがなものか。6回に安打で出塁した斎藤に代走を出さなかったのも解せないし、最終回の二死二塁の場面でも9番の藤本にそのまま打たせた。いつもなら都築や岩元あたりを投入している場面のはずだ。余裕のある試合での交代だけでなく、苦しい局面を打開できる采配がほしい。
 7回裏にも、二死一塁から新海の悪送球などで最後までハラハラさせたが、辛うじて逃げ切って、織機の開幕からの連勝を6で止めた。6安打を浴びた遠藤だったが、5回の3安打を除けば連打を許さなかった。特に4番の前川を封じたのが大きかった。
 ソフトはこれで織機と1敗で並び、首位タイに浮上した。

■ その他の試合結果

<栃木大会>

トヨタ自動車(3勝4敗)

伊予銀行(7敗)

デンソー(4勝3敗)

大鵬薬品(1勝6敗)

<岩手大会>

戸田中央総合病院(4勝3敗)

東邦銀行(1勝6敗)

日立高崎(5勝2敗)

シオノギ製薬(2勝5敗)

ミキハウス(6勝1敗)

太陽誘電(4勝3敗)

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