試合情報に戻る

(5月18日の試合は、宮城、山形大会ともに、雨天のため20日に延期された。)

ダービー惨敗 上野に1安打

遠藤、4回4失点

2002日本リーグ/第4節/第2日/5月19日(日)/宮城大会/宮城県名取市・名取スポーツパーク愛島球場

日立高崎(6勝2敗) 5−0 日立ソフトウェア(6勝2敗)

 

日立ソフトウェア

日立高崎 ×

出場メンバー
日立ソフトウェア 日立高崎
[8]
[4]
[7]
[DH]
[3]
[9]
[6]
[5]
[2]
山田恵里
一居理恵
亀田悦子
斎藤春香
黒田多江子
馬渕智子
新海直子
来條美穂
藤本あさ子
[DH]
[8]
[3]
[5]

[7]
打7
[6]
[9]
[4]
[2]

小関しおり
岩渕有美
伊藤良恵
宇津木麗華
大谷梓
小林良美
柳川直子
三科真澄
松本智絵
鈴木英都巴
加藤紗耶加
須藤綾子
[1]
遠藤有子
入山真澄
[1] 上野由岐子
監督 磯野稔 監督 宇津木妙子

 ソフトは初回、一死から一居が上野の初球を強打。これは二ゴロに終わったが、続く亀田がワンバウンドでフェンスに当たる右越えの二塁打を放つ。得点には結びつかなかったが、共に上野の速球にタイミングが合っており、期待を抱かせる立ち上がりだった。しかし終わってみれば、亀田の安打は辛うじて完全試合を免れたという意味しか持たなかった。
 上野は亀田に痛打を浴びてから、配給を変えてきた。自慢の速球を封印して、ドロップ、チェンジアップを中心に組み立てる。この作戦変更に、ソフト打線は最後まで対応できなかった。上野の速球のイメージが頭から離れなかったのか、4回表は亀田、斎藤の3,4番が共にチェンジアップに泳がされて凡退。5,6回には馬渕、新海、来條が、ドロップを有効に使われて連続三振に討ち取られる。奪われた三振はこの3個で済んだものの、速球投手の投げる変化球の前に凡打の山を築いて、わずか1安打での完敗を喫した。
 上野は開幕戦の最終回で「チェンジアップの練習をしていた」と語ったそうだが、その成果を存分に発揮された形。しかし見事なのは変化球の威力そのものより、試合中に作戦変更できる判断力と、決め球のストレートにこだわらない柔軟性だ。もしこれが加藤のリードによるものだとしても。いずれにせよ末恐ろしい、19歳と18歳の未成年バッテリーである。
 一方ソフトの18歳・山田は3打数で左邪飛、遊直、遊ゴロと、計6球で退けられた。開幕戦から快打を連発して一躍名を上げた山田だが、ローチ、高山、上野といった代表勢には8打数でノーヒットである。
 織機戦に続いて大事な試合で先発した遠藤だったが、この日は結果を残せなかった。2回裏に二死二塁から、7番の松本に右中間2ランを浴びて先制を許す。4回にも、代打・柳川の安打と自らの失策で一死一、二塁のピンチを背負い、またも松本の右中間への適時二塁打で2点を追加される。結局5安打4失点で4回で降板。昨年の第9節で高崎にKOされた雪辱を果たしたかった遠藤だが、無残な返り討ちに遭った。
 5回からリリーフした入山も、岩渕にソロ本塁打を右中間に運ばれ、高崎の勢いを止められない。伊藤、宇津木といった長距離砲は抑えたものの、アベレージヒッターに思わぬ一発を食らい、なすすべなく0-5で敗れた。日立ダービーでは、ソフトが1部に昇格した1991年に0-4での敗戦があるが、それを上回る過去最悪の完敗である。
 ソフトは1993年から昨年まで、5点差以上で敗れたことはなかったが、今年はすでに2度目である。先制されると持ちこたえられない投手陣にも責任があるが、遠藤の出来を見極めて早めの投手交代など、傷口が広がる前に手を打つ采配が欲しかった。

その他の試合結果

<宮城大会>

太陽誘電(5勝3敗)

伊予銀行(8敗)

東邦銀行(2勝6敗)

大鵬薬品(1勝7敗)

<山形大会>

ミキハウス(7勝1敗)

デンソー(4勝4敗)

シオノギ製薬(3勝5敗)

トヨタ自動車(3勝5敗)

豊田自動織機(7勝1敗)

戸田中央総合病院(4勝4敗)


打線低調 2得点に終わる

石川は完封勝利

2002日本リーグ/第4節/第1日/5月20日(月)/宮城大会/宮城県名取市・名取スポーツパーク愛島球場

日立ソフトウェア(7勝2敗) 2−0 東邦銀行(2勝7敗)

 

東邦銀行
日立ソフトウェア

×

出場メンバー
日立ソフトウェア 東邦銀行
[8]
[4]
[9]
[DH]
[7]

[3]
[6]
[5]
[2]
山田恵里
一居理恵
馬渕智子
斎藤春香
亀田悦子
田本博子
黒田多江子
新海直子
来條美穂
藤本あさ子
[7]
[2]
[5]6
[DH]
[3]
[6]9
[8]
[4]

[9]

菊池亜佐美
宮本直子
加藤広美
浜田真由美
甲斐温子
前田智子
加茂真由美
布川由桂
青木奈保
渡辺美久
石田悟子
[1] 石川多映子 [1]
小橋葵
藤原麻起子
監督 磯野稔

監督

望月孝雄

 東邦銀行は日本代表候補のエース・高夕子を擁するが、前日の大鵬薬品戦で完封したため、ソフト戦では登板せず。先発は二番手の小橋だった。小橋とは昨年も2試合で対戦しているが、それぞれ8-1、7-1で快勝。ソフトにとって小橋は与しやすい相手といえた。
 ソフトは初回、山田が3試合ぶりの先頭打者安打で出塁。一居の送りバントと相手のエラーで三塁まで進出し、馬渕のフェンス直撃の右越え二塁打で生還する。斎藤が四球で歩いて一死一、二塁の場面で、亀田が中前へ5試合連続となる安打を放ち、馬渕が帰ってスコアを2-0とした。さらに黒田の安打で一死満塁の好機を迎える。結局、新海、来條が倒れ2点止まりだったものの、初回から相手を攻め立てたことで、大量得点の期待が漂った。しかし、これ以降、スコアボードに0以外の数字が並ぶことはなかった。
 好機らしい好機も4回表だけだった。一死後、新海が右越えの三塁打を放って一死三塁の場面を作る。しかし来條は、右方向へ惜しいファウルを2本飛ばした後、一塁ゴロに倒れる。続く代打・岩元も、左へ特大のファウルを2本打ち上げながらも結局は三振。期待は抱かせるものの、得点につなげることはできなかった。高崎戦に続いて、打線が勢いを失っている。
 石川は、相手が格下の東邦銀行打線とはいえ、速球とドロップ・チェンジアップのコンビネーション良く、散発の3安打に封じ込める。唯一のピンチは6回表。二死一塁の場面で、宮本をチェンジアップで泳がせて遊ゴロに仕留めたかに見えたが、新海がこれをこぼしオールセーフ。さらに重盗を決められ、二死二、三塁と一打同点の危機に陥った。続く加藤を二ゴロに討ち取って無得点で切り抜けたものの、新海の不安定な守備は見ていて冷や冷やする。
 この回もそうだったが、磯野監督は終盤の守備固めに、左翼を亀田から田本に代えることが多い。特に今日は、右打者が並ぶ上位打線に対処する必要があったから、この交代は理解できる。しかし固めるべきは、左翼ではなく遊撃ではなかったか。
 新海の守備力が現状のままなら、ショートに田本を復帰させられないだろうか。2年近いブランクはあるが、かつてはソフトの正遊撃手だった。日本代表では外野手として起用されて以来、ソフトでもセンターにコンバートされた。しかし代表からも外れている今は、むしろ再コンバートのチャンスとも言える。

その他の試合結果

<宮城大会>

伊予銀行(1勝8敗)

日立高崎(6勝3敗)

太陽誘電(6勝3敗)

大鵬薬品(1勝8敗)

<山形大会>

ミキハウス(8勝1敗)

シオノギ製薬(3勝6敗)

デンソー(5勝4敗)

戸田中央総合病院(4勝5敗)

豊田自動織機(8勝1敗)

トヨタ自動車(3勝6敗)

試合情報に戻る

塁球王国