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すり抜けた勝利

最終回3失点、まさかのサヨナラ負け

2002日本リーグ/第8節/第1日/11月2日(土)/豊橋大会/愛知県豊橋市・豊橋市民球場

デンソー(10勝6敗) 4−3 日立ソフトウェア(12勝4敗)

 

日立ソフトウェア

デンソー

出場メンバー
日立ソフトウェア デンソー
[8]
[4]
[9]

[DH]
[7]

[5]
[3]
[6]
[2]
山田恵里
一居理恵
馬渕智子
田本博子
斎藤春香
亀田悦子
来條美穂
新海直子
黒田多江子
西山麗
藤本あさ子
[4]
[9]
[6]
[2]
[8]
[7]


[5]
[DH]
[3]
松尾真由子
立岩宏美

安藤美佐子
堀田裕理
東美幸
高澤麻紀
福岡美樹
藤井美穂子
荻原千佳子
中村千恵美
野島留美
大塩亜希子
[1] 石川多映子 [1] 増淵まり子
監督 磯野稔 監督 組島千登美

 いい試合だった。上野の前になすすべのなかった日立高崎戦と異なり、元日本代表の増淵を正面から打ち崩して3点を奪取。下位チームからは大量点を奪うが、上位、特に代表クラスの投手と対戦すると極端に沈黙するソフトだが、今日の内容は、今後の上位との対戦に期待を抱かせるものだった。ただし7回表までは。
 ソフトが3−1とリードして迎えた最終回。前の回に安藤・堀田・東のクリーンナップを抑えて上り調子の石川にとって、下位打線を迎える最終回を逃げ切るのはたやすいことに思えた。
 先頭の高澤を歩かせ、荻原に送りバントを許したものの、中村を三邪飛に仕留め、あと一人まで漕ぎ着けた。しかし恐れる必要のない新人の代打・大塩にストレートの四球を与え、二死一、二塁で、今日2安打の松尾に回してしまう。一昨年のベストナインに輝いたこのリードオフマンに右前に弾き返され、まず1点差。しかも三塁を狙った大塩に対し、田本・黒田から好送球が渡ったが、ベースカバーの新海がこれをこぼして刺殺に失敗し、二死二、三塁とピンチは続く。
 完全に浮き足立った石川は、続く立岩にも中前安打を浴びる。山田の懸命のバックホームも及ばず、地元のデンソー応援団の大歓声の中、2走者が生還。ソフトは悪夢のような逆転サヨナラ負けを喫した。
 ソフトは3回表に、一流投手を恐れなくなった山田の左中間本塁打で先制。その裏に安藤の適時打で追いつかれたものの、6回表に二死二塁から、三塁手の頭を越す藤本の技ありの安打で勝ち越す。さらに7回には新海の、左中間を痛烈に破る適時二塁打で決定的な3点目。国体に続いて増淵から挙げる勝ち星が目前に迫っていた。 しかし何度か得点圏に走者を背負いながら1失点に持ちこたえていた石川が最終回に壊れ、ゲームをも壊した。
 リーグ戦の残り3節は、3週連続で8試合を戦うため、一度崩れると修正が難しい。しかもソフトにとってこの第8節は、過酷なアウエー3連戦。できれば初戦を飾ってラストスパートに突入したかったが、最悪の敗戦で逆に今後に暗雲が漂った。

その他の試合結果

<豊橋大会>

豊田自動織機(11勝5敗)

12

伊予銀行(1勝15敗)

大鵬薬品(4勝12敗)

トヨタ自動車(4勝12敗)

<大阪大会>

シオノギ製薬(5勝11敗)

太陽誘電(10勝6敗)

戸田中央総合病院(9勝7敗)

日立高崎(12勝4敗)

ミキハウス(13勝3敗)

東邦銀行(5勝11敗)


山田 逆転満塁弾

トヨタの反撃かわし逃げ切る

2002日本リーグ/第8節/第2日/11月3日(日)/豊橋大会/愛知県豊橋市・豊橋市民球場

日立ソフトウェア(13勝4敗) 5−2 トヨタ自動車(4勝13敗)

 

トヨタ自動車

日立ソフトウェア

出場メンバー
日立ソフトウェア トヨタ自動車
[8]
[4]

[9]

[DH]

[7]

[5]
[3]
[6]
[2]

山田恵里
一居理恵
都築加奈恵
馬渕智子
田本博子
斎藤春香
岩元千春
亀田悦子
来條美穂
新海直子
黒田多江子
西山麗
藤本あさ子
森下そのみ
[2]
[8]
[3]
[6]
[1]

[DH]
[5]
[7]

[4]
西村真由子
所祐未
中西あかね
伊藤幸子
山口綾子
中世古舞
神田多栄
寺田理香
清水葉子
備前沙耶
大貫雅子
六鹿美樹
[1]
遠藤有子
入山真澄
[9]
中川美沙子
中川絵里

監督

磯野稔

監督

若杉賢二

 昨日いやな負け方をしたソフトとしては、下位に沈むトヨタ自動車相手に快勝して、明日の豊田自動織機戦につなげたいところ。
 しかし後半戦初先発の遠藤が、初回から先制点を許す。先頭の西村に左前安打を打たれ、二盗、内野ゴロで一死三塁のピンチ。続く中西のニゴロの間に西村が生還して、トヨタが1点をリードした。
 一方ソフトは2回裏、一死から黒田が死球で出塁する。続く西山に右前へのポテンヒットが出て一、二塁。右翼から左翼方向に吹きつける強風は守備陣泣かせだ。
 さらに藤本も四球で歩いて、一死満塁でトップの山田に回った。山田はこの好機に、最高の形で期待に応える。2球目を左方向に叩いた打球は、一気に流れを変える満塁本塁打となり、ソフトが4−1と逆転。マイクまで持ち込み、威勢の良かったトヨタ応援団を沈黙させた。
 ソフトは3回にも、敵失で出塁した亀田を二塁に置いて、黒田が三塁手のグラブを弾く左前安打を放って追加点を挙げた。トヨタの投手にはもう一人、甲元愛子がいるが、明日の伊予銀行戦に備えてか、トヨタベンチに動く気配なし。ソフトとしてはさらに畳み掛けたいところだったが、曖昧なジャッジで好機を潰される不運もあって、その後は無得点に終わる。6回からは来條、田本をそれぞれ左翼、右翼に送り込み、逃げ切り態勢に入った。
 4点リードで最終回を迎えたが、まだ安心できないのが今のソフト。点差は2点多いとはいえ、逆転負けを食らった前日の試合が頭をよぎる。
さらに、過去の対トヨタ戦では、最終回にスコアが動くというデータもある。一昨年の第2節では、最終回に2点差を追いつかれ、延長9回で辛うじて振り切った。昨年の第5節は、5−1とリードしながら2点差にまで詰め寄られている。そして今年の第6節では、石川が最後に本塁打を浴びて完封を阻まれた。昨年の第7節では、逆にソフトが同点に追いついたこともある。こういう場面で強い中西に打順が回らないのは幸いだった。
 しかし最終回にリリーフとして登場した入山が、先頭の伊藤に左前安打を許す。これで、この2試合に登板したソフトの3投手は、すべて最初の打者を出塁させており、立ち上がりの悪さが気にかかる。さらに山口の遊ゴロを、西山が何をあせったか一塁へ悪送球。無死一、三塁と大量失点の危機を迎える。続く神田に中堅への大きな打球を打ち上げられヒヤリとさせたが、これは山田が好捕。しかし犠牲飛で1点を返され、またもすっきりと終わらせることができなかった。
 安定感のないチーム状態にあって希望材料は、この2試合で一居を除く先発全員に安打が出ていること。一居にしても3四球に加えいい当たりもあるなど不振ではない。この打線がつながるかどうかが、明日の豊田自動織機戦の勝敗の鍵を握る。

その他の試合結果

<豊橋大会>

デンソー(11勝6敗)

伊予銀行(1勝16敗)

豊田自動織機(12勝5敗)

大鵬薬品(4勝13敗)

<大阪大会>

日立高崎(13勝4敗)

シオノギ製薬(5勝12敗)

戸田中央総合病院(10勝7敗)

東邦銀行(5勝12敗)

太陽誘電(11勝6敗)

ミキハウス(13勝4敗)

投壊 またも7失点

2002日本リーグ/第8節/第3日/11月4日(月・祝)/豊橋大会/愛知県豊橋市・豊橋市民球場

豊田自動織機(13勝5敗) 7−0 日立ソフトウェア(13勝5敗)

 

豊田自動織機

日立ソフトウェア

出場メンバー
日立ソフトウェア 豊田自動織機
[8]

[4]

[7]

[DH]
[5]
[9]

[3]
[6]
[2]
山田恵里
岩元千春
一居理恵
都築加奈恵
亀田悦子
来條美穂
斎藤春香
新海直子
馬渕智子
田本博子
黒田多江子
西山麗
藤本あさ子
森下そのみ
[7]



[6]
[1]9

[DH]

[9]7
[8]
[3]

[5]
[4]
堀口栄子
高山樹里
野田祐加
大塚愛美
内藤恵美
M.スミス
西尾裕子
前川仁美
柴田鮎美
長谷川朋子
白鳥恵理香
長澤佳子
持丸朋子
瀧澤美香
小笠原美弥
小林広美
[1]

遠藤有子
入山真澄
川島愛
[2] D.シュナイダー
監督 磯野稔 監督 田中大鉄

 ラッキー7どころか、悪魔の数字とでも言おうか。第2節のミキハウス戦、第5節の大鵬薬品戦、第7節の日立高崎戦に続き、今季4度目の7失点である(大鵬薬品戦は10−7で勝利)。
 4敗で首位タイのソフトと、5敗で4位の豊田自動織機との対戦。第6節での取りこぼしで一度は首位戦線から脱落した織機だが、上位が星を落としたことで再浮上してきた。ここでもう一度叩いておかないと、強い織機が復活してしまう、大事な一戦だった。
 ソフトは第3節で織機を完封した実績から、遠藤が連日の先発。しかし堀口にカウント2−0から左前へ弾き返され、またも先頭打者を塁に出す。さらに二死二塁から、主砲・前川に左中間への二塁打を浴び、早くも1点を先制された。
 織機の先発はスミス。しかし今節のスミスは大鵬薬品戦で連打されるなど、いつもの圧倒感が影をひそめている。この日も先頭の山田にフェンス際まで持っていかれ、続く一居、亀田に四球を与える不安定な立ち上がりだった。
 この豊橋大会では、初日から絶えず横からの風に悩まされたが、この日は特に凄まじい強風が吹き荒れた。1回には外野フェンスが約10枚も倒れて試合が中断するハプニングも発生。砂埃が舞い上がるたびに、投手や打者が間を取る場面も数多く見受けられた。
 その悪条件を差し引いても、スミスの出来は最悪だった。2回表には馬渕の右中間二塁打と藤本への四球等で二死ニ、三塁。続く山田が大きな当たりを放つが、またも中飛に終わる。さらに3回表には、一居の内野安打を皮切りに、死球、パスボール等で一死ニ、三塁とするが、エンドラン失敗などで無得点。序盤から塁を賑わすものの要所を締められ、逆に遠藤のほうが先に崩れた。
 4回表に遠藤が下位打線に3安打を浴び、一死満塁のピンチを招く。磯野監督は早くも外野に来條、田本を投入し守りを固めるが、直後に暴投が飛び出して2点目を失った。集中が切れたか、堀口に左前安打、内藤に右越え三塁打を許し、致命的な4点を追加されて、降板に追い込まれた。代わった入山も野選で1点を落とす。さらに5回には、堀口に今日3本目の安打となる中越えへの適時二塁打を浴びて、7−0と差を広げられた。
 余裕モードに入った織機の田中監督は、スミスを下げて5,6回には高山を、7回には大塚を起用する。下位チームとの試合でよく見られるパターンだが、この舐めた継投にもソフトは抵抗できず、4回以降は無安打に終わる。
 なお、7回に川島がリーグ戦初登板を果たし、打者4人に対して被安打0、与四球1の投球を見せた。あくまで敗戦処理に過ぎないが・・・・。
 ソフトは残り4試合で5位とは2ゲーム差があるが、うち3試合が上位相手だけに楽観はできない。次節には織機以上の強打を誇る太陽誘電戦が控えている。

その他の試合結果

<豊橋大会>

大鵬薬品(5勝13敗)

デンソー(11勝7敗)

トヨタ自動車(5勝13敗)

伊予銀行(1勝17敗)

<大阪大会>

シオノギ製薬(6勝12敗)

東邦銀行(5勝13敗)

戸田中央総合病院(11勝7敗)

太陽誘電(11勝7敗)

日立高崎(14勝4敗)

ミキハウス(13勝5敗)

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塁球王国