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三科サヨナラ打 イタリア振り切る

本番へ向け 有意義な接戦

アテネオリンピック壮行試合/第2日/7月18日(日)/宮城県仙台市・シェルコムせんだい

 

イタリア
日本

出場メンバー
日本 イタリア※先発のみ
[8] 山田恵里
[4] 三科真澄
[3] 伊藤良恵
[D] 斎藤春香
[2] 山路典子
乾絵美
[6] 内藤恵美
[5] 佐藤理恵
宇津木麗華
[9] 岩渕有美
[7] 佐藤由希
[6] M.ガンベッラ
[8] F.フランコリーニ
[3] D.カステッラーニ
[2] N.F.アンター
[5] E.トゥレヴィサン
[1] J.A.スペディアッチ
[7] S.バルディーニ
[4] S.デルマスティーオ
[9] N.チミン
[1] 坂井寛子
上野由岐子
監督 宇津木妙子
監督 B.J.ブランシャルド

 あまりに無抵抗だった初日のイタリアには、正直腹立たしささえ覚えたが、2日目は真剣に勝ちを狙いに来た。1試合だけでも本気で戦ってくれたイタリアには、とりあえず感謝しておきたい。日本が楽々と2連勝していたら、慢心を芽生えさせてアテネに乗り込んでいただろう。

 イタリアのメンバーは、打順は前日と変わらないものの、一塁手として出場していたスペディアッチが先発投手として登板。対する日本は、前日に唯一出番のなかった坂井寛子が、予想通りの先発。また三塁には、宇津木麗華に代わり佐藤理恵が入った。

 試合は前日と打って変わって、序盤は投手戦に。制球に難はあるが、豪快なフォームから繰り出すスペディアッチの速球に手を焼く日本は、打順が一巡して山田恵里に中前安打が出るまで、無安打に封じ込まれる。
 日本の先制点も、自ら打ち崩してではなく、相手のミスで得たもの。山路典子、代打・宇津木麗華が歩いて二死一、二塁の場面で、岩渕有美が二塁への内野安打を放つ。三塁を回りかけて戻ろうとした代走・乾絵美の刺殺を狙った三塁送球を相手野手が後逸し、乾が帰って日本が1点をリードした。

 しかし坂井が、援護をもらった直後に突然崩れだす。先頭のスペディアッチにカウント2−0から左前に弾き返されたのを皮切りに一、三塁とされ、チミン、ガンベッラに連続適時打を浴びて逆転を許した。

 6回から急遽リリーフに立った上野由岐子も、予定外の登板のせいか、いきなりカステッラーニに左中間二塁打を打たれる。しかしそこから立ち直り、7回までに5三振を奪って追加点を許さない。

 しかし日本打線も、5、6回は無安打と沈黙し、四球で得た好機も盗塁失敗などでフイにする。前日のスコアを知る観客にとってはストレスのたまる展開のまま、試合は7回裏に入った。

 岩渕の内野安打、三科真澄の四球で一、二塁とするも、すでに二死と後がない日本。しかし伊藤良恵が、起死回生の同点打を左前に運んで、辛うじて延長戦に持ち込んだ。

 タイブレーカーなら、内野守備に一日の長がある日本に有利のはずたったが、野選と上野の暴投で、イタリアに勝ち越し点を奪われる。しかしその裏に日本も、内藤恵美が右前に適時打を叩き出し、勝負は9回までもつれ込んだ。

 9回表を、三科、佐藤理の好守で切り抜けて、迎えた9回裏。日本の攻撃は、二塁走者・佐藤由、先頭打者・山田という絶好の形で始まる。山田が送りバントを初球で難なく決め、続く三科が4球目を左前へ運ぶ。歓声が湧き上がるなか、佐藤由がゆっくりサヨナラのホームを踏み、日本がもつれにもつれた試合をもぎ取った。

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