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ソフト 決勝T進出決定

鈴木由 先制打、山田 2号2ラン

2005日本リーグ/第8節/第3日/第1試合/10月10日(月)/青森大会/青森県五所川原市・つがる克雪ドーム

  1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア
シオノギ製薬
 出場メンバー

 7回で終了し、かつ3対1というロースコアにも関わらず、2時間半に及ぶ長い試合となった。遠藤有子、柚原雅美の両投手ともに球数が多く、かつ塁が賑わう展開になったからだけではない。柚原はもちろん、遠藤までが、非常に間を長く取って投げていたせいもある。3連投で蓄積した疲労はピーク。それを見抜いたシオノギ製薬打線のファウル攻めにも苦しんだ。

 両チームともに、序盤から得点圏に走者を進めるが、3回までは無得点。2回表には、日立ソフトウェア・鈴木由香がホームラン性の打球を左方向に放ったが、田城博美がフェンスに激突しながらもキャッチする。このとき、田城が右膝を負傷して、一時試合が中断したが、大事には至らなかったもよう。

 しかしソフトの先制点は、やはり鈴木由によって、4回表にもたらされる。亀田悦子の内野安打、森下そのみの死球で一死一、二塁とし、打席には鈴木由。外すつもりだったらしい柚原の初球は、手元が狂って大暴投となり、走者は二、三塁へと進出。その後、鈴木由が右前に落として、亀田を三塁から生還させた。

 また5回表には、先頭の西山麗が一塁線上に絶妙なセーフティバントを決めて出塁。一死後、山田恵里が2号2ランを右方向に叩き出して、リードを3点に広げた。
 柚原はここで降板。遠藤がほぼ一人で支えているソフト投手陣と対照的に、シオノギの先発投手が完投した試合は、今季のリーグでまだ一度もない。

 ソフトは最終回にも、西山、来條美穂の連打で一、二塁と追加点のチャンスを迎え、馬渕智子に中前安打が飛び出す。二塁走者の西山が本塁を狙ってタッチをかいくぐるも、ベースタッチできずに憤死。リードは3点のまま、最終回の守りに入る。

 遠藤は、3度にわたって三塁に走者を背負うものの、そのつど後続を断ち切って無失点に抑える。6回裏に二死を取ったところで、佐藤由美に後を託していた。

 前日の伊予銀行戦では、今日と同様に6番打者から始まる最終回を3人で終わらせた佐藤だったが、終盤に強いシオノギ打線相手ではすんなりといかなかった。いきなり先頭の高木由美子にフェンス直撃の左中間三塁打を浴び、代打・南ひとみに中前に弾き返され、リーグ初失点を喫した。さらに奥田祥子にも中前に落とされ、一、二塁。結局一死も取れずに、再び遠藤を引っ張り出すはめになった。遠藤は後続をしとめ、ソフトが最後はあたふたとしたものの、シオノギを振り切った。

 これでソフトは15勝目。5位の太陽誘電が敗れて10勝にとどまったため、残り4試合で追いつかれる可能性がなくなり、ソフトの7年連続での決勝トーナメント進出が確定した。


レオパ 余裕の勝利

トヨタ打つ手なし

2005日本リーグ/第8節/第3日/第2試合/10月10日(月)/青森大会/青森県五所川原市・つがる克雪ドーム

  1 2 3 4 5 6 7
トヨタ自動車
レオパレス21 X
 出場メンバー

 レオパレス21が終始トヨタ自動車を圧倒し、快勝。青森大会3連勝を果たし、2年連続の決勝トーナメント進出に大きく前進した。

 レオパは2回裏に、コートニー・スコット、白井奈保美が左右へクリーンヒットを放つなどで、二死二、三塁としてトップへつなぐ。藤本索子の放った二塁方向への高いバウンドは、藤本の足が生きて内野安打となり、スコットが生還して1点を先制した。藤本は二盗も決めて再び二死二、三塁とし、一塁線上へと落とす白井沙織の右前適時打が出て、さらに2走者がホームを踏んだ。

 レオパは続く3回裏にも、井上絵里奈を二塁に置き、古渡美奈が中前安打。井上が二塁から巨体を飛ばして本塁を突き、前半のうちにリードを4点に広げる。
 さらに5回裏には、山口綾子をリリーフした露久保望美から、先頭の渡邊潤子が左前安打で出塁。今節ここまで無安打と不振だった佐藤理恵が、左中間へ適時二塁打を放って、勝負を決定づけた。6回裏には控え選手3人を続けて代打で起用する余裕も生まれた。
 レオパの藤本索子は、内野安打だけで3安打を放つ猛打賞。前日の2安打も含めて、リードオフマンとしての役割を十分に果たした。

 先発のメラニー・ローチが出した走者は、五十嵐あゆみに与えた1死球のみ。奪三振4に加え6つのフライを打ち上げさせ、ノーヒットのまま4回で御役御免の交代。
 5回からリリーフした秋元理紗も、7回一死までパーフェクトの投球。その後、藤野遥香、寺田理香に安打を浴びて、ノーヒットリレーは成らなかったものの、完封リレーでトヨタを退けた。

 前日の大鵬薬品戦で連敗から脱出したトヨタだが、3試合で挙げた得点は1にとどまった。山口を投球に専念させたこともあるが、1番打者の伊藤幸子が初日の1安打のみと沈黙したのが響いた。さらにこの試合では、敵の1番・藤本の内野安打を、自らの守備で2度許し、日本代表対決という個人戦でも敗れた。


森本 値千金3ラン

劇的 四国ダービー

2005日本リーグ/第8節/第3日/第3試合/10月10日(月)/青森大会/青森県五所川原市・つがる克雪ドーム

  1 2 3 4 5 6 7
大鵬薬品
伊予銀行
 出場メンバー

 まるで優勝したかのような騒ぎだった。勝利が決まった瞬間、大鵬薬品の選手たちは一斉に飛び上がり、静まり返った伊予銀行ベンチを横に、誰彼構わず抱き合って喜んでいた。

 今節の大鵬薬品は苦境に陥っていた。前節終了時点で総得点43(全チーム中2位)を誇る打線が沈黙し、2試合連続で0−1の敗戦。しかも前日は、同じ下位のトヨタ自動車に今季2敗目を喫し、1部残留が危うくなった。
 この試合でも、伊代・坂田那己子に3回まで無安打と抑えられた。4回にようやく吉岡亜由美が初安打を放つも、ゼロ行進は今日も5回まで続く。試合が進むにつれ、前半のうちに背負った2点のビハインドが重くのしかかってきた。

 ただし、成すすべのなかった前の2試合と異なり、反撃の予感はあった。4回、5回には、併殺でフイにはしたものの、坂田に長打を浴びせて得点圏に走者を進めていた。前々日の伊予−シオノギ戦のように、坂田が終盤に調子を落とす可能性もあった。

 2番からの好打順で迎えた6回表の大鵬の攻撃。一死走者なしから村上由香里、馬渡知恵が立て続けに左前へライナーで弾き返し、一、二塁とする。続く打者は首位打者の森本絵美。前日の試合でも、3打数1安打ながら、あとの2打席でも痛烈なライナーを放って、相手投手の肝を冷やさせている。
 結果論だが、伊予ベンチはこの場面で坂田を代えるべきだっただろう。4回からは何度となく強打を食らっており、もう限界だった。
 カウント2−2から、大鵬ベンチの期待を担った打球は、ライナーで左方向へ。前日の最終打席で、あと一歩伸びが足りなかった無念を晴らすかのように、文句なしでフェンスを越えた。大鵬の青森大会初得点は、背番号17の起死回生逆転3ランによって生み出された。

 伊予は逃げ切りに失敗した。1回裏に早川都の右越え適時二塁打で先制。さらに4回裏にも、増田鮎美の安打をきっかけに一死二、三塁とし、川野真代がエンドランを決めて2点目を挙げた。
 しかし、5回裏の二死二、三塁の好機では、宮本奈美子の痛烈なライナーが、三塁手・辻本明香の正面を突く不運。リードをさらに広げられなかったのが響いた。

 伊予も最終回に食い下がりを見せる。一死から中田麻樹が中前安打で出塁。続いて兼頭知子も安打を放つ。しかし三塁コーチャーズボックスの大国香奈子コーチの指示ミスで、一塁走者の中田が強引にも二塁を回る。そして三塁であっけなく刺され、再逆転の可能性もついえた。


■ 出場メンバー

日立ソフトウェア シオノギ製薬
[6] 西山麗
[5] 来條美穂
片山みか
[8] 山田恵里
[7] 馬渕智子
[9] 亀田悦子
杉山真里奈
[D] 森下そのみ
[2] 鈴木由香
[4] 溝江香澄
[3] 田中亜侑美
濱本静代
(田中亜侑美)
[3] 増野由佳
[7] 田城博美
[D] 安田真富果
[4] 北村武子
佐藤早苗
[9] 澤田由起子
土屋未麗
(澤田由起子)
[8] 高木由美子
[6] 西村佐弥華
南ひとみ
[2] 松村昌美
吉川美加
(松村昌美)
奥田祥子
紺野智美
[5] 宮幸代
[1] 遠藤有子
佐藤由美
(遠藤有子)
[1] 柚原雅美
松村歩
監督 斎藤春香
監督 亀井月子
記事
トヨタ自動車 レオパレス21
[6] 伊藤幸子
[4] 大貫雅子
[9] 藤野遥香
[3] 中西あかね
[8] 寺田理香
[7] 神田多栄
[D] 前薗理絵
[2] 西山千鶴
丹野あずさ
和田有加
[5] 五十嵐あゆみ
[4] 藤本索子
島袋優美
(藤本索子)
[8] 白井沙織
安井彩子
(白井沙織)
[9] 渡邊潤子
[3] 井上絵里奈
[6] 佐藤理恵
[7] 古渡美奈
[2] C.スコット
小野奈津子
[5] 白井奈保美
[D] 薮内布由子
矢野香奈子
[1] 山口綾子
露久保望美
田中由香里
[1] M.ローチ
秋元理紗
監督 若杉賢二
監督 藤原徹
記事
大鵬薬品 伊予銀行
[5] 辻本明香
[9] 福原直美
[2] 村上由香里
宮本茉依
(村上由香里)
[3] 吉岡亜由美
馬渡知恵
[D] 森本絵美
[7] 橋本夕紀子
[4] 中村藍子
[6] 川田祐規子
竹澤苑美
(川田祐規子)
[8] 田中祐視
[6] 矢野輝美
[5] 中田麻樹
[4] 兼頭知子
[7] 早川都
門屋美香
(早川都)
[2] 宮本奈美子
[3] 増田鮎美
[D] 竹内恵
[9] 川野真代
[8] 和泉麻依子
[1] 小橋葵
[1] 坂田那己子
浅木明香
監督 中筋英明
監督 石川昭
記事

■ その他の試合結果

<高崎大会>
豊田自動織機 5−0 ホンダ
デンソー 2−0 戸田中央総合病院
日立&ルネサス高崎 1−0 太陽誘電

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