| 遠藤 リーグタイ記録の17勝目 |
馬渕の3ランなどで圧勝
2005日本リーグ/第10節/第1日/第3試合/11月5日(土)/神奈川大会/神奈川県横浜市・保土ヶ谷公園硬式野球場
|
出場メンバー |
12連勝で地元に帰ってきた日立ソフトウェアが、馬渕智子の3ランなどでデンソーを圧倒。一塁側観客席のほとんどを埋めた地元応援団に白星をプレゼントした。
両チームの安打数は、ソフト9本に対しデンソー7本と、ほぼ互角。にも関わらず、スコアは6−0という大差がついたのは何故か。
デンソーはこの試合で、毎回安打も記録した。すなわち、各イニング1本ずつで、連打がまったくなかったのだ。
それでもチーム盗塁数30を誇るデンソーの機動力をもってすれば、安打に頼らなくても盗塁、バント攻撃でかき回すこともできただろう。実際、初回に二死から松尾真由子が安打で出塁し、さらに二盗も決めたときは、デンソーらしい攻撃が始まったと思わせた。しかしこのように、1本の安打をきっかけに走者を得点圏に進めても、肝心の適時打が出ず得点につながらなかった。
逆にチーム盗塁数が6に過ぎなかったソフトが、この試合で3盗塁を決め、うち2つを得点につなげた。
まず2回表の二死から、一塁走者の溝江香澄が二盗に成功。田中亜侑美の遊内野安打で一、三塁としてトップにつなぎ、西山麗が右前に弾き返して溝江を生還させた。
また5回表には、山田恵里の先頭打者安打をきっかけに一死一、三塁とし、一塁走者の森下そのみが二盗。その直後に杉山真里奈の右越え三塁打が飛び出して、2点を追加した。
デンソーは翌日のトヨタダービーに備えてか、エースの増淵まり子を温存。今季1勝しか挙げていない染谷美佳を先発させた。第1節で両チームが対戦したときも、染谷が先発しており、8対7の乱打戦となっている。
しかしそういった相性の問題以前に、染谷の投球内容が悪かった。7回を投げて与えた四球は5個。5回で四死球ゼロの遠藤有子とは対照的に、制球難に苦しんだ。6回には二死一塁で、山田をカウント2−0と追い込みながら歩かせ、続く馬渕智子に3ランを食らう最悪の結果を招いた。
デンソーは6回表の守備から、チーム首位打者の松尾を下げるなど、早くも諦めモード。この時点では3点差だったのだが、馬渕の一発が出なくても、ここで勝負は決まっていたと言えよう。増淵をぶつけてこなかったことといい、ソフトが勝つべくして勝った試合だった。
遠藤は今季17勝目。石川多映子が1999年に作ったチーム記録を更新し、上野由岐子の持つリーグ記録に並んだ。
| 神田 決勝スクイズ |
誘電 力なく10敗目
2005日本リーグ/第10節/第1日/第1試合/11月5日(土)/神奈川大会/神奈川県横浜市・保土ヶ谷公園硬式野球場
|
出場メンバー |
シーズン序盤は開幕6連勝と突っ走った太陽誘電だが、その後の15試合で5勝しか挙げられないとは、誰が予想しただろう。貯金も残り1となり、得失点差もマイナスとなった。1997年以来となる決勝トーナメント進出も、すでに潰えている。
この日の試合も、やはり目標を失ったチームと思わせるような、覇気を感じさせない内容だった。
初回に山路典子が、平凡なキャッチャーフライを落球したのを初めとして、ミスが続出する。2回表にはトヨタ自動車・神田多栄の三ゴロを、廣瀬芽が落球・悪送球。さらに山口綾子の投ゴロをさばいた伊藤美幸の二塁送球が右方向に逸れる。ここは上西晶のフォローで事なきを得たが。
4回には外野陣にもミスが出た。左前に落ちた神田のショートバウンドの打球を、前進してきた前田智子が大きくセンター方向へ弾き、神田の二塁進出を許す。伊藤美が踏んばって2三振を取るものの、続く五十嵐あゆみに中前安打を浴びた。しかも松崎絵梨子がこの打球をこぼし、それを見た神田は一気に本塁を狙う。しかしバックホームの返球が良く、辛うじて本塁で刺した。
味方の拙守に悩まされながらも0点で抑えてきた伊藤美だが、6回の失点は自分のミスがきっかけとなった。
先頭の藤野遥香に四球を与え、送りバントで一死二塁とされた後、神田への初球が暴投となって、藤野は三塁へと進む。トヨタ自動車ベンチはすかさずスクイズを指示。神田がうまく三塁側へ転がし、藤野を生還させて決勝点を挙げた。
誘電は攻撃も冴えなかった。毎回のように得点圏に走者を進めるが、ほとんどは四球や相手エラーによるもの。5回までに放った安打は2本にとどまった。
それでも6回裏には、直前の失点を一気に逆転するチャンスがあった。一死から山路四球、前田、佐野志津香の連打で一死満塁とし、前の打席で右前安打を打っているトップの松崎に回った。誘電ベンチは、三塁走者の山路に、この試合2度目の代走を送り、この回の攻撃にすべてを賭ける。
しかし期待の松崎は、投ゴロ併殺と最悪の結果に終わった。誘電は山口に6つもの四球をもらいながら、2〜6番が無安打に終わり、決して内容の良くない山口に完封勝利を献上した。
| シオノギ 金星取り逃がす |
坂本が土壇場で同点打
2005日本リーグ/第10節/第1日/第2試合/11月5日(土)/神奈川大会/神奈川県横浜市・保土ヶ谷公園硬式野球場
|
出場メンバー |
シオノギ製薬は、対日立&ルネサス高崎戦9連敗。また9月12日以来のリーグでの連敗は7に達した。
もちろん、どの負けも悔しいには違いないが、今回の敗戦はいつも以上に痛恨の極みだったのではないか。
シオノギは直後の5回表に、岩渕有美の右前適時打で1点を返されるが、リリーフの柚原雅美、藤本珠貴が好投。シオノギ1点リードのまま、試合は最終回に入る。
中前安打で出た三科真澄を大久保美紗が送り、同点の走者が得点圏に進むが、藤本は強気の投球を貫く。外角への速球を連投して岩渕を三球三振に打ち取り、対ルネサス戦4年半ぶりの勝利まであと一つにこぎつけた。しかし続く坂本直子に、三塁手後方のライン際に落とされ、あと一息のところで試合を振り出しに戻された。
第1節で対戦したときは、4番・投手として出場した坂本に、完封勝利と打点1を献上していたシオノギだが、またも坂本の前に苦汁を嘗めた。藤本が浴びた3安打は、いずれもポテンヒットと、運にも見放された。
延長になれば、緻密さで勝り、追いついた勢いもあるルネサスのペース。国吉早乃花が送りバントを、続く柳川直子がスクイズを初球であっさりと決め、わずか2球で勝ち越し点を挙げる。
いっぽうシオノギは、7、8回の2度にわたってエンドランを失敗し、走者が挟殺の憂き目にあって、逆転負けを喫した。逆転といえば、好調だったころのシオノギが得意とする形だったものを。
何より痛いのは、この敗戦で戸田中央総合病院、トヨタ自動車に並ばれ、1部残留を決められなかったことだろう。
■ 出場メンバー
|
|
|
■ その他の試合結果
| <三重大会> | ||
| 戸田中央総合病院 | 5−1 | 大鵬薬品 |
| 豊田自動織機 | 3−1 | 伊予銀行 |
| ホンダ | 4−1 | レオパレス21 |