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ソフト 今季も4位で終了

初回の5失点響き、完封負け

2005日本リーグ/決勝トーナメント/第1日/第1試合/11月19日(土)/京都府京都市・西京極野球場

  1 2 3 4 5 6 7
日立ソフトウェア
レオパレス21 X
 出場メンバー

 決勝トーナメント初戦の大事な試合で、日立ソフトウェアはリーグ戦では今季初めてという布陣で臨んだ。ほとんどの試合で正一塁手を務めてきた田中亜侑美を外し、代わって森下そのみをこのポジションで起用。打率が2割に満たない田中よりも、守備には目をつむる形で、森下と亀田悦子を5、6番に並べる超攻撃的布陣を敷いた。
 しかし結果は、完全に凶と出た。

 先発の遠藤有子は、また立ち上がりでつかまった。初回に先頭の藤本索子に、初球の高目ストレートを中前に弾き返され、早くもリズムを崩す。白井沙織にバントを決められ、続く佐藤理恵にもチェンジアップが決まらず、カウント0−3と苦しい展開。ストレートで2ストライクを取ったものの、勝負球のチェンジアップを狙われて、中前適時打で1点を奪われた。
 4番の渡邊潤子は打ち取ったが、続く井上絵里奈の打球が、急造一塁手の森下の足元を抜き、一塁線への適時二塁打となって0対2。遠藤、集中が切れたか、古渡美奈に初球をぶつけ、さらにコートニー・スコットに初球を右中間に運ばれる痛恨の3ラン。またたく間に悪夢の5失点を喫した。

 いくら攻撃的布陣とはいえ、メラニー・ローチ相手に5点のビハインドは荷が重すぎた。しかしそれ以前に、その布陣自体が機能していなかった。
 失点直後の2回表に、先頭の馬渕智子が左前安打を放つ。反撃の狼煙と期待されたが、森下、亀田が連続三振に倒れる。4回にも来條美穂、馬渕の安打で一死一、三塁とする場面があったが、ここでも打撃専従の5、6番が相次いで凡退した。

 終盤に差し掛かり、後のなくなった6回表には、来條と山田恵里がそれぞれ安打と相手エラーで出塁。主砲の一発に望みを賭ける。しかし馬渕、森下ともにチェンジアップにやられ、あえなく連続三振。今日2安打の馬渕だったが、得点圏に走者を置いたこの場面では不発に終わった。
 森下に至っては3打席3三振。打撃を買われて大舞台に立ったものの、結局何もできず、6回の守備からベンチに下げられた。

 2回から立ち直った遠藤は、その後2、3回に1安打ずつを浴びただけ。4回以降はパーフェクトに抑え、許した安打はローチと同じ6本に過ぎなかった。返す返すも、初回の乱調がすべてだった。

 ソフトは昨年と同じ4位で、今季のリーグ戦を終了。2000年のリーグ優勝を最後として、これで5年連続の無冠となった。


ルネサス 2年ぶりの決勝へ

スミス 5四死球で自滅

2005日本リーグ/決勝トーナメント/第1日/第2試合/11月19日(土)/京都府京都市・西京極野球場

  1 2 3 4 5 6 7
豊田自動織機
日立&ルネサス高崎 X
 出場メンバー

 ミッシェル・スミスがこれほど凡庸な投手に見えた試合は初めてだった。三振は取れるものの、制球が定まらず四死球を連発し、球審の判定にも不満をあらわにする。走者とイライラを溜め込んだ挙句、次打者に打たれて失点と、普段のスミスを知る者にとっては無様の一言に尽きた。

 まずは2回裏の日立&ルネサス高崎の攻撃。一死から国吉早乃花、鈴木英都巴にそれぞれ四球、死球を与えてから、スミスの苦しい投球が始まる。続く柳川直子にも、前進守備の間を抜く中前安打を打たれて一死満塁とされるが、後続を断って、この場面は凌ぎ切った。

 しかし3回裏にも、2四球と岩渕有美の遊内野安打などで、再び一死満塁のピンチ。国吉を三振にしとめたが、続く鈴木の右方向へのゴロを一塁手が弾き、その間に三塁走者が生還した。失点場面はスミスにとっては不運だったが、走者を背負う状況を作ったのは、スミス自身の乱調が原因だった。
 エラーを喫した一塁手は、長澤佳子に代わって先発した大内田歩。日立ソフトウェア・森下そのみと同様、恐らくは打撃を買われての先発出場だったが、逆に失点につながるミスを犯してしまった。もっとも、3回表に安打を放ったことで、ある程度役目を果たしはしたが。

 スミスは4回裏にも一死から三科真澄を歩かせ、バントで二進後、岩渕の中前安打で2点目を奪われる。スミスの球数が多いこともあり、4回終了時点ですでに試合開始後1時間半が経過していた。
 とうとう6回裏からは高山樹里に交代する。スミスが決勝トーナメントで途中降板したのは、2003年の対ソフト戦以来。このときも、苦手な雨中戦で四球を連発し、山田恵里に痛打を食らってのKOだった。

 対照的に、上野由岐子は快調そのもの。2回までは奪三振ゼロだったが、3回から珍しく長袖のシャツに着替えて保温したのが効果的だったのか、ここから6回まで続く奪三振ショーが始まる。ファウルで逃げられて球数こそ増えたものの、最後は粘り勝ちで空振り三振にしとめ、3回から6回の間に、前川仁美以外の全打者から計10個の三振を奪った。何より与四死球ゼロという数字が、スミスとの違いを際立たせていた。

 決勝トーナメント常連チームどうしの対戦だったが、ミスが目立つ試合だった。スミスの乱調や大内田のエラーばかり特筆したが、ルネサスにも三科のエラーや乾絵美のバント失敗があった。負けても明日がある試合では、緊張感を欠くのも致し方ないのか。


■ 出場メンバー

日立ソフトウェア レオパレス21
[6] 西山麗
[5] 来條美穂
片山みか
(来條美穂)
[8] 山田恵里
[7] 馬渕智子
[3] 森下そのみ
田中亜侑美
[D] 亀田悦子
[2] 鈴木由香
[9] 杉山真里奈
[4] 溝江香澄
濱本静代
[4] 藤本索子
[8] 白井沙織
[6] 佐藤理恵
[9] 渡邊潤子
[3] 井上絵里奈
[7] 古渡美奈
[2] C.スコット
[5] 白井奈保美
[D] 薮内布由子
[1] 遠藤有子
[1] M.ローチ
秋元理紗
監督 斎藤春香
監督 藤原徹
記事
豊田自動織機 日立&ルネサス高崎
[6] 内藤恵美
[5] 古田真輝
[9] 田中幹子
[1] M.スミス
長澤佳子
中林桜香
[D] 前川仁美
宮本直美
[8] 狩野亜由美
[7] 本田小百合
[3] 大内田歩
高山樹里
[2] D.シュナイダー
[6] 三科真澄
[3] 大久保美紗
[8] 岩渕有美
[5] 坂本直子
[D] 喜村留美子
[7] 国吉早乃花
[4] 鈴木英都巴
[9] 柳川直子
[2] 乾絵美
[4] 持丸朋子
[1] 上野由岐子
監督 L.カサレス
監督 宇津木麗華
記事

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