| 織機 2年連続の決勝進出 |
スミス復活、小森がサヨナラ打
2005日本リーグ/決勝トーナメント/第2日/第1試合/11月20日(日)/京都府京都市・西京極野球場
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出場メンバー |
延長にもつれた3位決定戦だったが、最後は豊田自動織機が、経験の豊富さと層の厚さで上回る形で決着がついた。
0対0で迎えた8回表のレオパレス21の攻撃は、二塁走者・渡邊潤子、先頭打者・井上絵里奈という好打順。局面に応じた打撃のできる井上に、レオパベンチはバントではなく強打を指示する。しかし結果は、あえなく三球三振。バットを短く持って進塁打を試みた井上だったが、実らなかった。
続く古渡美奈も一ゴロに倒れ、しかも一塁へ走る途中でタッチを避けようと後退したため、この時点でボールデッド。その後で三塁に達した渡邊の進塁は認められず、走者二塁のまま二死となってしまった。
次打者は、前日の日立ソフトウェア戦で3ランを放っているコートニー・スコット。今日は2三振とはいえ、チャンスに強い14番に期待しても良かったはずだが、渡邊が強引にも三盗を敢行。あっけなく刺され、レオパは無得点に終わった。
その裏の織機は、7回の守備から一塁に入っていた先頭の長澤佳子が、バントで確実に三塁方向へ転がす。慌てた白井奈保美の三塁送球が右方向へ逸れ、ベースカバーの佐藤理恵のグラブを弾いてオールセーフ。左利きの井上が守る一塁方向を避けて、体を反転させないと三塁に送球できない三塁手を狙ったバントが奏功した。
無死一、三塁と絶好の好機で、織機ベンチはリーグでまだ安打のない新人・小森由香を代打で投入。高めの5球目を叩いた打球は、佐藤のグラブの右上をわずかに越えて、中前へと抜けるサヨナラ打となる。昨年の決勝の再現となったこの対戦は、織機による返り討ちという結果になった。
佐藤は直前の三塁ベースカバーで、二塁走者の狩野亜由美と交錯して、左膝を痛めていた。もしこの負傷がなかったら、小森の打球にも届いていたかも知れない。それほどわずかの差が明暗を分けた。
前日の試合で乱調に陥ったミッシェル・スミスは、この日も初回から先頭打者の藤本索子を歩かせる。また、続く2回表にも、先頭の渡邊に初球を叩かれる右中間二塁打。しかしスミスが苦しんだのは、ここまでだった。
前日よりもチェンジアップを多投して空を切らせ、かと思えば意表を突いた速球を投げ込んで見逃しストライクを取る快投。2回から5回まで毎回2個ずつの三振を奪い、相手打線を2安打に抑えて、危なげなく完封勝利を挙げた。不調を引きずらず、一日でしっかり修正してくる点は、さすが第一人者である。
ミキハウス時代に準優勝の経験があるメラニー・ローチも含めて、今年こそ念願の初優勝を狙ったレオパだったが、決勝の舞台を目前にして姿を消すことになった。
| ルネサス リーグ制覇 |
2年ぶり6度目
2005日本リーグ/決勝トーナメント/第2日/第2試合/11月20日(土)/京都府京都市・西京極野球場
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出場メンバー |
決勝戦は、前日の1位−2位戦の再戦となった。日立&ルネサス高崎は前日とまったく同じメンバー。一方、豊田自動織機は、前の2戦に先発した大内田歩に代え、長澤佳子を再び一塁に起用した。
試合前に、三宅豊氏とともにISF殿堂入りを果たしたルネサス・宇津木妙子総監督に、花束の贈呈が行われる。今にして思えば、これはルネサス優勝の前祝いだったのかも知れない。
初回は両チームともに、先頭打者の三科真澄、内藤恵美が初球打ち。いずれも三ゴロに終わったが、両チームの積極的な姿勢を感じさせた。
しかし試合は、予想通り投手戦に。ミッシェル・スミスは前の試合からの好調を持続させ、常にストライクが先行。6回までに、5回を除いて毎回の7三振を奪う。しかも与四死球はゼロ。許した安打は、5、6回にそれぞれ坂本直子、三科に打たれた2本にとどまった。
かたや上野由岐子も、前日の試合と同様、序盤の内野ゴロで打ち取る投球から、徐徐に奪三振ペースを上げる。6回二死から、持丸朋子にバットに当てただけの不運なポテンヒットを打たれるまでは、パーフェクトピッチングだった。ここに至るまで、一度も外野に打球を飛ばされていない。
織機−ルネサス戦といえば、決勝トーナメントの定番カードだが、決勝戦での対戦は意外にも2001年以来4年ぶり。当時新人だった上野を織機打線がKOし、スミスが完全試合を達成。8−0で織機が日立高崎(当時)を粉砕した。上野にとっては4年越しのリベンジのチャンスである。
7回裏には、二死から織機・前川仁美が中前安打を放ち、続くスミスの左直で観衆が沸く場面もあった。しかし両チーム2安打ずつでスコアレスのまま、3位決定戦に続いて延長戦へと突入した。
8回表のルネサスは、先頭の国吉早乃花がバントを決められなかったのが痛く無得点。逆に織機は、狩野亜由美が追い込まれながらも投ゴロで走者を三塁に進め、サヨナラの期待が高まる。織機ベンチは、直前の対レオパレス21戦の再現を狙って、大内田、小森と次々に代打を送り込む。しかし共に三振に倒れ、好機を逸した。
9回表には、先頭の乾絵美が、前進してきた一塁手・長澤の左を抜くバントを決め、今度は進塁に成功。トップにつなぎ、2日連続でスミスから安打を放っている三科が、フルカウントから中堅方向へと打ち上げる。これが犠飛となって、三塁から柳川直子が余裕で生還。ルネサスがついに均衡を破る。
スミス3連投の疲れか、7回以降は三振が取れなくなっていた。
勝ち越しに成功したルネサスだったが、その裏に乾のパスボールで無死三塁と、ピンチに見舞われる。しかし持丸を三振に取り、続く内藤の打席で織機が仕掛けたエンドランを、見透かしたように外して三塁走者の挟殺に成功した。
バッテリーエラーの直後にこのようなプレーが平然とできるのは、やはり散々練習してきた結果なのだろうか。
無死三塁から、一転して二死走者なし。強攻策しかなくなった内藤の左への強打も、ルネサスの守備範囲内。左翼の国吉ががっちりつかんで、ルネサスが2年ぶりの優勝を達成。全日本総合との2冠をも成し遂げた。
■ 出場メンバー
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