悲しみの向こうにはばたく勇気ください




2003/5/15
 
末 莉  「ぱぱーあさだよー」
HAL  「……」
末 莉  「ぱぱ?」
HAL  「ま、末莉か……わるいけど洗面器かバケツ持ってきてくれない?」
末 莉  「え? あ、うん。
 はい。」
HAL  「わるい……。う"っ……」
末 莉  「ぱ、ぱぱっ大丈夫!?」
HAL  「はあっはぁつ……。大丈夫、大丈夫。恐らくいつものヤツだから。」
末 莉  「いつものって、吐くのはじめてだよっ!」
HAL  「いや、初めてではないけどね。確かにめったにないかな?」
末 莉  「ホントに大丈夫?」
HAL  「ああ。何とかね。とりあえずは薬、薬っと。あれ、どこだっけな?」
末 莉  「鞄に入ってないなら、ぱぱが会社に持っていったまんまじゃない?」
HAL  「あ、あっちの鞄か……(^^;)」
末 莉  「お薬なしで大丈夫?」
HAL  「薬って言ったってただの胃薬だし、後で買ってくればいいさ。」
末 莉  「ねえ、ぱぱって病気なの?」
HAL  「病気ではないと思うけどね。こっち来てからたまに内臓が悲鳴あげるんだ。寮にいた頃からだから食生活のせいではないと思うんだけど……」
末 莉  「悲鳴って、お医者さんにはいったの?」
HAL  「医者に行くほどの事じゃないよ。時々、前日にほとんど食べてないのに満腹感に似た物があって気持ち悪かったり、吐き気で動けなくなったりする程度だから。」
末 莉  「それって、”時々”とか”程度”ですましちゃだめだと思うけど。」
HAL  「ん〜胃腸薬飲めば大体落ち着くんだよ。だから、ま、その程度って事さ。」
末 莉  「薬飲んだっていう気持ちが落ち着かせてるだけだと思うけど……」
HAL  「とりあえず、今日みたいなレベルはまれだしね。仕事もそれほど切羽詰ってないはずだし、一日休めばなんとかなるさ。」
末 莉  「なんか気楽だね。」
HAL  「慣れかもね(^^) それはそうと、後で薬買ってきてくれるかな? 安いのでいいから。」
末 莉  「うん、胃腸薬でしょ。いいよ。いっしょに何か食べ物買ってくるね。」
HAL  「ありがとう。」

 やっぱり無理するのはキツイみたいですね。俺はどう頑張っても社畜になれないようです(^^) ま、休めば回復するでしょう。
 やはり、出張だからって無理に集中すべきではないですな(ぉぃ
 

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