末 莉 | 「ぱぱ、おつかれさま〜」 |
HAL | 「あ〜ホント疲れたぁ」 |
末 莉 | 「丸一晩かかったもんね」 |
HAL | 「本棚の移動と大型カラーボックスの移動を一晩で掃除機なしでやるのは、予想以上に無茶だったよ」 |
末 莉 | 「でも、お部屋広くなったよね?」 |
HAL | 「かなりね。だいぶ生活しやすくなったよ」 |
電 話 | 「プルルルル……プルルルル……」 |
末 莉 | 「ぱぱ、携帯なってるよ?」 |
HAL | 「ん? ……登録されてない番号だし、必要な用事なら伝言入れてくれるでしょ」 |
末 莉 | 「あ、とまった。いいの?」 |
HAL | 「いいのいいの。最近変な電話が多いから対策だけでもしとかなきゃ」 |
末 莉 | 「ぱぱの携帯って電話帳一度消えたんじゃなかったっけ?」 |
HAL | 「消えたよ。いくつかは復旧できたけど半分くらいになったかな?」 |
末 莉 | 「じゃあ、消えちゃった人とかからの電話があったらどうするの?」 |
HAL | 「だから、伝言メモまちなんだけどね。入ってればすぐにかけ直すし登録もできる。勧誘系の電話が多い一定の時期は、普通に電話には出れないよ。 そもそも勧誘系以外でかかってくることは皆無なんだし」 |
末 莉 | 「なんかそれって、携帯電話もってる意味ないんじゃ」 |
HAL | 「そうなんだけどな(^^;) ま、緊急時にあると便利だし、出張時に対応できるしね。当面は持っておくさ」 |
末 莉 | 「あたしの分は?」 |
HAL | 「お金がないからちょっとね(^^;)」 |
末 莉 | 「けち〜」 |