CoolNote
戻る
HOME
[妹でいこう！]（2003/01/10(Fri.) ）
正月過ぎからoverflowの『妹でいこう！』をやってました。ちよれん好きとしての
務めでプレイせねばといったところです。
やる前はおバカコメディゲームだと思ってたんですが、ところがどっこいかなりちゃんとした作品でしたね。すごく常識が働いている世界で、overflowはよくブラックな要素がありますけど、あれは常識が何かをわかってるからバランスよくできるんだと再認識しました。
しかし、空から妹が降って来たり、過去から妹がきたり、庭を掘ったら妹がでてきたとかいうセンスはすごい(笑)。
最初は君望水月役の石橋さんが声をやってるということで美織をやったんですが、久しぶりにまともな恋愛話をプレイしたなという感想です。恋愛と家庭問題を同時に扱い、それが解決するとＥＤになって後にエピローグというのがとらハっぽい。
「あなたを好きな、わたしが好きです」というセリフがあって、うう…なんて都築チックな！と一人感激しておりました(笑)。
また、メインの麻由夏や冬乃や秋帆のどのシナリオにしても、主人公が実に常識的にふるまい、好意をいだいた彼女達に真剣になって考え、行動、決断します。その真摯さが非常によかったんで、決断の潔さから何度もとらハの真一郎がだぶって見えました。
「妹でいこう！」というタイトルの割には、かわいい妹とじゃれあうというゲームではありません。「お兄ちゃん」「アニキ」と慕ってくる妹に、いかに頼れる兄で、男でいられるか、そこをこそ描きたいのではと感じました。ひょっとして昨今の妹ゲーブームに対するアンチテーゼなのかと勘ぐったり。
というわけで、このゲームは「アニキになろう！」といったタイトルの方が正しいのかもしれません。
最後に音楽の話ですが、妙に古いパソコンゲーム、同級生みたいな感じの曲ばかりなんですよね。春留というずっと入院しているキャラがいるんですが、なんか彼女のテーマは桜子の曲にそっくりなんですけど(笑)。
ｺﾒﾝﾄ投稿
戻る
HOME
Cool Note -i v4.5 CoolandCool