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[羊たちの憂鬱 〜コンクリートに映る影〜]（2003/02/13(Thu.) ）
絵柄と「いやなゲームです」というキャッチに惹かれていた「羊たちの憂鬱」という18禁ゲームを、ようやくプレイすることができました。
きっとダークで後味の悪いゲームかなと思っていたんですが、ところがどっこい実にまっとうな青春ドラマゲームでした。
女顔の主人公(笑)は、隣りに住む容姿端麗で頭脳明晰の幼なじみといつしか肉体関係になり、今では一方的に性的にイジメられる状態から話はスタート。そこから彼女はなぜ自分をいじめるのか？、二人はそもそもどういう関係なのか？ といったことを考えていきます。ずっととらハの小鳥について考えてきた私には、非常に刺激と参考になりました。
あと何がすごいってこのゲーム主人公の裕人と、隣りに住むロングの夏来と、気になるショートの同級生由美と、茶髪ロン毛の親友大輔(笑)の４人しか一切出てこないことです。いかに人間関係に焦点を絞ってるかがうかがえるというもの。
喫茶店のウエイトレス二人組とか、病院の看護婦とか出てこないわけです(笑)。
あえてまとめるなら、「とらハと君望を足して４で割って、山本直樹のテイストをふりかけたゲーム」とでもいいますか。現実的要素が好きな私にはいろいろと興味深いゲームでした。気になった方はぜひやってみてください。
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