斜陽／太宰治の作品　年代別

太宰治の作品　年代別

昭和８年（１９３３年）２４歳	昭９和年（１９３４年）２５歳
２月『列車』（サンデー東奥）　３月『魚服記』（海豹）　４月『思い出』（海豹、７月完結）	４月『葉』（鷭）　７月『猿面冠者』（鷭）１０月『彼は昔の彼ならず』（世紀）１２月『ロマネスク』（青い花）
昭１０和年（１９３５年）２６歳	昭１１和年（１９３６年）２７歳
２月『逆行』(蝶蝶、決闘、くろんぼ）（文芸）　５月『道化の華』（日本浪漫派）　７月『玩具』（作品）　　　『雀こ』（作品）　８月『もの思う葦』（日本浪漫派、１２月完結）　９月『猿ヶ島』（文學界）１０月『ダス・ゲマイネ』（文藝春秋）　　　『盗賊』（→後に『逆行』に統合）１２月『地球図』（新潮）	１月『碧眼托鉢』（日本浪漫派、３月完結）　　　『めくら草紙』（新潮）　４月『陰火』（文芸雑誌）　５月『雌について』（若草）　７月『虚構の春』（文學界）１０月『狂言の神』（東陽）　　　『創世記』（新潮）　　　『喝采』（若草）
昭和１２年（１９３７年）２８歳	昭和１３年（１９３８年）２９歳
１月『二十世紀旗手』（改造）　４月『HUMAN LOST』（新潮）１０月『燈籠』（若草）	９月『満顔』（文筆）１０月『姥捨』（新潮）
昭和１４年（１９３９年）３０歳	昭和１５年（１９４０年）３１歳
２月『富嶽百景』（文体、３月完結）　　　『I can speak』（若草）　３月『黄金風景』（国民新聞）　４月『女生徒』（文學界）　　　『懶惰の歌留多』（文芸）　５月『愛と美について』　　　　（書き下ろし短編集、竹村書房）　６月『葉桜と魔笛』（若草）　８月『八十八夜』（新潮）　９月『座興に非ず』（文学者）１０月『畜犬談』（文学者）　　　『美少女』（月刊文章）　　　『ア、秋』（若草）１１月『おしゃれ童子』（婦人画報）　　　『皮膚と心』（文學界）　　　『デカダン抗議』（文芸世紀）	１月『女人訓戒』（作品倶楽部）　　　『俗天使』（新潮）　　　『鴎』（知性）　　　『春の盗賊』（文芸日本）　　　『女の決闘』（月刊文章、６月完結）　　　『美しい兄たち』　　　　（婦人画報、後に『兄たち』と改題）　２月『駈込み訴え』（中央公論）　３月『老ハイデルベルヒ』（婦人画報）　４月『善蔵を思う』（文芸）　　　『誰も知らぬ』（若草）　５月『走れメロス』（新潮）　６月『古典風』（知性）　　　『盲人独笑』（新風）　７月『乞食学生』（若草、１２月完結）　９月『失敗園』（東西）１０月『一燈』（文芸世紀）１１月『きりぎりす』（新潮）　　　『ある画家の母』　　　　（ラジオ放送用、後に『リイズ』と改題）１２月『ろまん燈籠』　　　　（婦人画報、１６年６月完結）
昭和１６年（１９４１年）３２歳	昭和１７年（１９４２年）３３歳
１月『清貧譚』（新潮）　　　『みみずく通信』（知性）　　　『東京八景』（文學界）　　　『佐渡』（公論）　２月『服装について』（文藝春秋）　　　６月『千代女』（改造）　　　『令嬢アユ』（新女苑）　７月『新ハムレット』　　　　（書き下ろし長編、文藝春秋社）１１月『風の便り』（文學界）　　　『秋』（文藝、後に『風の便り』に統合）１２月『旅信』（新潮、後に『風の便り』に統合）　　　『誰』（知性）	１月『恥』（婦人画報）　　　『新郎』（新潮）　２月『十二月八日』（婦人公論）　　　『律子と貞子』（若草）　５月『水仙』（改造）　６月『正義と微笑』　　　　（書き下ろし長編、錦城出版社）　　　『女性』（短編集、博文館）　　　　７月『小さいアルバム』（新潮）１０月『花火』（文芸、後に『日の出前』と改題）
昭和１８年（１９４３年）３４歳	昭和１９年（１９４４年）３５歳
１月『故郷』（新潮）　　　『黄村先生言行録』（文學界）　　　『禁酒の心』（現代文学）　４月『鉄面皮』（文學界）　６月『帰去来』（八雲）　９月『右大臣実朝』　　　　（書き下ろし長編、錦城出版社）　１０月『不審庵』（文芸世紀）　　　『作家の手帖』（文庫）	１月『佳日』（改造）　　　『新諸国噺』（新潮、後に『裸川』と改題）　３月『散華』（新若人）　５月『雪の夜の話』（少女の友）　８月『東京だより』（文学報告）　　　『佳日』（短編集、肇書房）　９月『貧の意地』（文芸世紀）１０月『人魚の海』（新潮）１１月『津軽』（書き下ろし長編、小山書房）　　　『仙台伝奇・髭候の大尽』　　　　（月刊東北、後に『女賊』と改題）
昭和２０年（１９４５年）３６歳	昭和２１年（１９４６年）３７歳
１月『新釈諸国噺』（短編集、生活社）　４月『竹青』（文芸）　９月『惜別』（書き下ろし長編、朝日新聞社刊）１０月『パンドラの匣』　　　　（河出北新報、２１年完結）　　　『お伽草子』（書き下ろし単行本、筑摩書房刊）	１月『庭』（新小説）　　　『親という二字』（新風）　２月『嘘』（新潮）　　　『貨幣』（婦人朝日）　３月『やんぬる哉』（週間読売）　４月『十五年間』（文化展望）　５月『未帰還の友に』（潮流）　６月『冬の花火』（展望）　　　『苦悩の年鑑』（新文芸）　　　『パンドラの匣』（単行本、河北新報社）　７月『チャンス』（藝術）　９月『春の枯葉』（人間）１０月『雀』（思潮）１１月『たずねびと』（東北文学）１２月『親友交歓』（新潮）　　　『男女同権』（改造）
昭和２２年（１９４７年）３８歳	昭和２３年（１９４８年）３９歳
１月『トカトントン』（群像）　　　『メリイクリスマス』（中央公論）　３月『母』（新潮）　　　『ヴィヨンの妻』（展望）、　４月『父』（人間）　５月『女神』（日本小説）　６月『フォスフォレッセンス』（日本小説）　７月『朝』（新思潮）　　　『斜陽』（新潮、１０月完結）１０月『おさん』（改造）１２月『斜陽』（単行本、新潮）	１月『犯人』（中央公論）　　　『酒の追憶』（地上）　　　『饗応婦人』（光）　３月『眉山』（小説新潮）　　　『美男子と煙草』（小説新潮）　　　『如是我聞』の一（新潮）　４月『渡り鳥』（群像）　　　『女類』（八雲）　５月『桜桃』（世界）　　　『如是我聞』の二（新潮）　６月『人間失格』（展望、８月完結）　　　『如是我聞』の三（新潮）　７月『グッド・バイ』（朝日評論）　　　『如是我聞』の四（新潮）　　　『人間失格』（単行本、筑摩書房）　　　『桜桃』（短編集、実業之日本社）　　８月『家庭の幸福』（中央公論）１１月『如是我聞』（エッセイ集、新潮社）

短編集『愛と美について』→『秋風記』『新樹の言葉』『花燭』『愛と美について』『火の鳥』収録
　　　　　　　　　　　　　（すべて雑誌未発表）


短編集『女性』→『十二月八日』『女生徒』『葉桜と魔笛』『きりぎりす』『燈籠』『誰も知らぬ』
　　　　　　　　『皮膚と心』『恥』『待つ』（雑誌未発表）収録


『花火』→時局に添わないという理由で全文削除を命ぜられる。
　　　　　昭和２１年１１月の『薄明』（短編集、新紀元社）に『日の出前』と改題して収録


短編集『佳日』→『帰去来』『故郷』『散華』『水仙』『禁酒の心』『作家の手帖』『佳日』
　　　　　　　　『黄村先生言行録』『花吹雪』（雑誌未発表）『不審庵』収録


短編集『新釈諸国噺』→『裸川』『義理』『女賊』『大力』『猿塚』『破産』『赤い太鼓』『粋人』
　　　　　　　　　　　『遊興戒』『吉野山』収録


『お伽草子』→『瘤取り』『浦島さん』『カチカチ山』『舌切雀』収録

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