ppmとは・・・・
 

ppmという言葉は最近良く耳にされると思う。
なんか濃度の単位で,すごく小さいという感覚をもたれているのが普通である。
「じゃ〜〜ぁ!実際,どの位い?」と言うと良く分からないの本音でわなでしょうか?
もちろん,「そんなの分かってら!!」という方は,以下の文章を読む必要はないでしょう。

ppmとは「art er illion」の頭文字をとったもので,

1ppmは100万分の1

を表している。
同様なものとして,皆様良くご存じの%がある。
%は100分の1であるから,

1%=10000ppm

になるわけである。
さらに一歩進むと,ppbがあり「art er billion」の略で10億分の1を表している。
三者の関係は,

1ppb=0.001ppm=0.0000001%

となる。
要は%,ppm,ppbとも割合を表しているもので,だんご三兄弟みたいなものである。

よく間違えるのが,質量と容量を混在した割合(ex:mg/l)を%,ppm,ppbで示すことがある。
これは,本質的に間違いである。
JIS(日本工業規格)では,以前まで混在した割合をppmなどで表していたが,
最近では,明確に「mg/l」等と表示している。
また,SI単位系でも慣用的に用いるにとどめるようにしている。

濃度の単位として,%,ppmなどは大変使いやすいが,
なるべくなら正しく「mg/kg」や「μl/l」などと表示することよいであろう。
なお,mg/kgやμl/lはppmに相当する。(蛇足)

ちなみに,ダイオキシンのページでもppmなどの表示は使用していない。