日本語教育学概論A 2〜4回生 A2 必修 有田節子
<概要>
日本語教育を行う際に必要な最低限の知識・資質について概説する。日本語教育の目標、歴史、日本語教師の心構えから、日本語の教え方に至るまで、幅広い内容を扱う。指定教科書および授業中に配布するプリントを用い、基本的に講義形式で授業を行うが、学生は常に問題意識を持ち、積極的に授業に参加しなければならない。
<テーマ>
T日本語教育の特色
Y文法・文体の教育
日本語教育と国語教育、英語教育
文法上の問題点とその指導
日本語教育と日本文化
語用上の問題点
U日本語教育の目標
Z日本語教授法概観
レベル別目標、日本語能力試験
外国語教育理論の変遷
コース、授業形態別目標 日本語教育に影響を与えた教授法
V音声・発音の教育
[日本語教育の歴史
音声、アクセント、イントネーション 明治以前、明治初頭以降
学習上の問題点
戦後の日本語教育
W文字・表記の教育
\日本語教師の心構え
文字の特色、表記の基準、文字の導入 日本語教師の留意すべき事項
漢字教育 外国人学習者と日本人学習者
X語彙・意味の教育
日本語の語彙の特徴
日本語教育基本語彙
語彙指導上の留意点、辞書
<その他>
評価: 期末試験、出席などを総合的に判断する。
テキスト:石田敏子著『日本語教授法』(大修館書店)
参考書:授業中に紹介する。