|
うつぶせ編 |
うつ伏せで自分の前足が使えないときは、その辺にある物に『猫の額』を押し付ける。 壁・本・人の足、なんでもいいらしい。
ある時ヘッドホンに顔を埋めて眠っていたから意地悪をしてウォークマンをスタートさせてみたが動じなかった。
一見『反省猿』の様な姿勢で、情けなさをかもし出しているが、人の手や足でそれをやっていて、寝返りの際に私の手足を抱きしめたまま『寝姿(仰向け編)』の様になるとかわいらしくて『キュー』っとしたくなるけどかわいそうだからなるべく起こさない様にする。 でも、遊びに来た友人がそれをやられるとたまらないらしく、『やーん、かわいいー』と喜びのあまりつっつき、ちびさんは起こされてしまう。 |
|
あお向け編 |
彼は比喩どおり狭い『猫の額』を覆って寝るのが好き・・・なのかどうかは分らないが、とにかくそうする。 始めは机で居眠りする人の様に自分の前足に突っ伏して眠り、寝返りを打つときに『ん〜〜〜』と両前足で頭を抱え、鼻をゴリゴリこする。
その姿はまるで事業に失敗して頭を抱えているオヤジのようである。 |
|
私と一緒編 |
私が寝ようと電気を消すと、別の場所で寝ていたちびさんは、ちゃんと枕元にやって来る。 そして私が布団に潜り込むと同時に彼も入り込む。
たまに彼が出遅れた時、『来た来た』と、布団の脇を持ち上げてやってもそこからは入らず、頭の上を通って、やはり枕元から入ろうとする。 『布団は上から入るもの』と決めている様だ。
万一私が先に寝入ってしまって入る隙がない時は、人の顔を舐めたり引っ掻いたり突っついたりして、私がうるさがって寝返りをうつように仕向けて隙間を作って入り込むらしい。
・・・なんだか寝姿シリーズが多いよね。 だって彼の人生の9割がた睡眠に費やされてるからさ・・・。 |
|
|