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プロフィールにもあるように、Brown Eyes は一応ウェブ作りなんかを生業としている。 …といっても、現在は100%フリーランス・・・ではちょっと辛いのでとある所のとあるプロジェクトでお世話になってたりする。
どこでもこのギョーカイ(どのギョーカイでもこういう言い方ってやな感じ)、そうみたいだけど、非人間的な仕事っぷり。 …って同業の不特定多数の誰かの台詞を間に受け、そういうもんか、って諦めきっていた。
でも、どう考えても、その大きな会社の私のいるプロジェクトのデスクのある部分以外はふと気付くと誰もいなくなってたりする。 なんかおかしい。 どうも意味不明の効率の悪さが故に、充分時間内に一生懸命やれば済んでいる筈の仕事量を5割増し位にしている気がして来た。
どこがいけないのか分からぬまま、自分の仕事が遅いのか? とか自分の仕事の質が悪いのか? とか、暫くはそんな風にちょっと凹みモードに入ったりもしたが、原因は他にあるらしい。 しかし、原因究明にうつつを抜かす暇もない程、文字通り「忙殺」っていう感じで日々が過ぎていた。
そんなある日、会社のあるビルの1階のコンビニに夜食の買い出しに降りていった時、別フロアの別の会社のサラリーマンの集団に出くわした。
その中の1人はコートを着て、退社するらしく、他は残業うだうだ組らしい。
そして、うだうだ組の1人が退社する人に向かって、「お? もう帰り? 仕事早いなー」と声をかけた。 嫌味でもなく、「今日はいい天気だなー」くらいあたりまえな感じで。
それを聞いた私は、「はっ!」と、日々の仕事に追われ、「忙殺」されかかっていた当たり前の事実にやっと気付いた・・・なんて言うと大袈裟な感じだけど、そんな気分だった。
本当に、文字通り気付くと他プロジェクトのメンバーはとっくに帰ってる。
私がここで世話になるにあたっての面接でこのプロジェクトの1人に聞かれた質問も、「キミって9時―5時のヒト〜? 俺、そういう人って好きじゃないんだよねー。」ってコト。 ・・・ああ、なるほど・・・それって・・・
( ̄□ ̄;)!! 。
私は、その時もそんな様なコトを答えた気がするが、やってる内容や目的に疑問もなくって使命感とか目的意識みたいなのが感じられさえすれば時間や報酬なんてあまり気にせずやってしまうタイプだ。 量より質優先のヒトだ。
すっかりあまりに効率の悪い、ただただ振り回されるような忙しさに、考える力まで亡くしかかっていたけど、無駄に長い時間オフィスにいれば仕事人間だ、なんていうカン違い、もう絶対にしないぞ、と心に決めた。 |
Article : Feb. 01. 2001 |
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