DOG FIGHTの解散(1997/09/30)

 それは確かに悲しいことだけれども、言い換えれば“バンドブーム”が去って、「ロックの時代は終わった」と言われ続けた日本のロックをずっと水面下で支え続けてきたDOG FIGHTの役割が終わろうとしているのではないかな?
 自分の中では今年に入り白井貴子がバンド活動を再開するらしいという話を聞き、辻仁成も解散後決して歌うことのなかったエコーズ時代の曲を歌ったことで密かに日本のロックが再び始まろうとしているのではないかとヒシヒシと感じていた。
 もう二度とロックをブームで終わらせてはいけない。あの当時のマスコミ、メディア、そしてAlive HIROSHIMA 1988のレコ大特別賞をいかにも自分一人の手柄のように、国政選挙に出馬した自意識過剰の山本コウタロ○のようなもので潰さないためにも・・・


 解散ライヴではできれば全曲演って欲しいけれども、時間的にもそれは無理なこととはわかっているのだけれども、しかしファンとしてライヴではアンコールを1回で終わらせようとは思っていないので(ちょっと横柄かもしれないけれど・・・)メンバーのみなさんには2回でも3回でも再登場して欲しいです。たとえ、フロアーの明かりがつこうとも・・・
 DOG FIGHTの曲やライヴで励まされた自分たちが、自分たちのパワーを、今回の解散ライヴでメンバーのみなさんに恩返しのつもりで返そうと思っています。いやでもぜひぜひ受け取って下さい(笑)。これがDOG FIGHTに出会って変わっていった自分たちです。


 最後になりますが、立ち止まらずに足を踏み出していくメンバーのみなさんへ

“お疲れさまでした”

 本当にDOG FIGHTのファンで良かったと思っているし、勿論解散したらファンじゃなくなるわけじゃないし、これからもファンであり続けます。



DOG FIGHT解散1周年に思うこと・・・(1998/09/30)

 早いもので、DOG FIGHTが解散してから1年が過ぎようとしています。もちろん、まだファンということには変わりないのだけれども、それにしても時の早さをヒシヒシと実感しています。この1年、書きたいことがいっぱいあったのだけれど、それをこらえて、我慢していました。結局元メンバーの内でライヴに行ったのはTAISHOだけだったし・・・
 1年で本当にいろいろなことがありましたよね。大阪と東京のライヴハウスの相次ぐ閉鎖、特に自分にとって新宿の日清パワーステーションは本当にお世話になったと思います。#数少ないコインロッカーのあるライヴハウスだったので。
 TAISHO以外にもKEN、KI-YANも頑張っているみたいだし、NAOKIはまだ新しいパンクバンドの話は聞かないけれども、でもTAISHOのライヴには結構来ていたみたいだし、この間のライヴにはゲスト出演したらしいし、みんなそれぞれの路を本当に着実に歩んでいるんだなぁっ、と感じる1年でした。そんなみんなが、いつかまた笑って(しかもちょっと照れながら)DOG FIGHTの曲を、DOG FIGHTとしてステージで演奏して、歌ってくれることを密かに待っています。だって、喧嘩別れした理由じゃなく、みんなの方向性の違いで別れて独自の路を歩きだしたのだから、もしかしたらその別々の道がいつかどこかで繋がるかも知れないでしょっ!!本当に馬鹿がつくほど正直なメンバーだったよねっ!

 そんな日がいつか来ることを願っています。



DOG FIGHT解散2周年に思うこと・・・(1999/09/30)

 解散してもう本当に2年経ってしまったんですね。時が過ぎていくのは早いものです。この1年はといえば、TAISHOは各地を廻ってアコギでソロライヴを続けていましたね。NAOKIはCOBRAを再始動させて、こちらもライヴツアーを行っておりました。NAOKIは昔と変わらずパンクに突っ走っていました。(笑) あの髪、そしてファイアーバードで・・・。KEN(根本健壱)はFEELに曲を提供したり、篠原リカのバックでベースを弾いたりしていました。KI-YAN(北沢篤)は早川義夫のバックでドラムを叩いているようです。まだ観に行ったわけではないので、今度この目で確認してこようと思っています。
 このように、みんなそれぞれの路で活躍しているようです。本当にいうのは簡単なのですが、再結成しないのかな?2年経っても解散したのがまだ実は信じられないのです。今にも何事もなかったかのように、そうちょっと休んでいただけのことのような感じで、復活するのではないかなと錯覚に陥ってしまいます。だからこそ、まだまだDOG FIGHTファンはやめられないです。

 どこかでメンバー4人がニアミスしないかな? (^^)



 なおこの文は、解散時に書いたものを若干修正して、書き足したものです。