今日は久しぶりに、褒めます。

口臭対策室を、よく理解して読めるにようになりました。
読むことと、理解することは別です。理解しながら考えながら読んでいるでいるな・・・ということがよくわかります。

それは質問の内容が良くなったからです。KANAさんの気合を感じました！その調子です。

私は、多分、これを読む中学生がわかるように、気をつけて書いているつもりだけれど、結構、それでも難しい表現があるのだなと、反省しました。

今の感じで、理解できないことはどんどん質問してください。

＞口臭対策室にしょっちゅう書いてある生理的口臭とは一体なんですか？

生理的口臭と言うのは、いわゆる普段は口臭のない人（健康な人）・・・つまり、あなたの両親も、担任の先生も、全ての友達も、アムロやあゆや、嵐の桜井君でも・・私でも持っている（でも、私はコントロールしている）口臭で、時々は他人を不快にする口臭です。通常は、自分しかわからなかったり、あまり持続することはありません。すぐに消えるからです。（気にしない限り）周囲の人も気がつきにくい（家族や、親しい友人を除く）
ただ、歯科的な問題があったり、歯石などがあったりするとより強くなります。したがって、普段から例え虫歯がなくても、どんな歯を磨いても歯石はついてくるから、定期的に歯医者に行って歯石を取り除くことが重要です。

朝起きた時や、おなかが減った時、緊張した時、疲れた時、夕方、（女性の場合）生理の時、などに時々起こります。
あるいは、キスする位置でほのかに感じる臭気も生理的口臭になるでしょう。KANAさんが書いた、朝起きた時はいつも感じる口臭がそうです。
それ以外に、日本人に共通した民族的な臭気（味噌くさい、醤油臭い、ぬか味噌くさい、糞便臭）があります。（日本人同士はわからない。自臭症の人はわかることがある。）
これは日本人だけでなく、アジア民族にはよくあります。
朝鮮民族は、ぬか味噌くさい、糞便臭ではなく、ニンニク臭があります。中国では、油臭い臭気、東南アジア諸国では、すっぱい系香辛料のような臭気。インド人ならカレー臭という感じです。

生理的口臭が起こると、キスする位置では、他人は少し感じることがあります。（本人はわからないこともあります。）アジア民族では、ほとんどキスする位置で会話させると臭気を感じます。ほんだ歯科の検査では大半が失格でしょう。

この生理的口臭は、一日、の中で何回も起こるので、たいていの人は気がついていて、日本人の９０パーセントくらいの人は、少しは気にしています。
多くの人は、気がついて、そんな時は、ガムをかんだり、お茶を飲んだり、ちょっとした事で、消失してしまいます。

でも、生理的口臭は、意外とアジアの人は「誰にでもあるから・・」という理由と、持続性がないことから、気になりながらも無頓着です。生理的口臭が相手にわかるような、会話習慣がないからです。（会話距離が、欧米人に比べて遠い。近づきすぎてしゃべることは失礼とと言う文化がある。）普通は、彼女と彼氏しかキスする位置で、会話なんてしないでしょう。

キスしたり抱擁したりすることが、コミュニケーション（会話やあいさつ）手段として日常になっている欧米では、この生理的口臭も忌み嫌われます。
アメリカの口臭関連の知り合いから、教えてもらった話では（アジア人の口臭はみんな臭いそうで、とりわけ、日本人の口臭は彼らからすると最も臭いそうです。普通は、失礼だし、人種差別になるので言わないらしい。しかし、私からすると彼らの体臭は香水を使ったりシャワーしているけれど、アジア人の体臭とは比較にならないほどあると思うけど、彼らは意外と体臭には寛容的です。皆にあるから気にならないのでしょうね。お互い様だと思うけど・・臭いに対する感覚は民族や文化によって違うことがわかります。）
私の知っているアメリカ人は口臭だけで日本人とわかるそうです。私はアメリカで口臭関係の人と会う時も十分気をつけているので、大丈夫だといわれます。

欧米人は、体臭はきついですが、香水文化を持ち、口臭に対しては常にキスする位置で無臭にするのが当たり前の文化を持っています。したがって生理的口臭もコントロールするのが当たり前で日本は全く違うのです。
日本人は気にしながらも、生理的口臭には意外と無頓着であることがわかります。でも、最近は生理的口臭で悩む人も増えてきましたが・・ちょっとは、欧米のセンスを持つ人も出てきているのだなと思います。

日本の口臭の基礎研究者や、多くの歯科医も、「生理的口臭は誰にでもあるから気にしない」ようにしているので、このように油断すると、誰にでも起こる口臭（生理的口臭）については、治療対象には、なっていないのです。
しかし、他人を十分不快にする口臭（真性口臭）であることは認めているのですが・・・そういう意味では、先進諸国に仲間入りしたとはいえ、アメリカでは、私の実感として、口臭については日本人（特に商社マン）は陰では、「口が臭い！」と差別されている気がします。

試しに、歯医者さんや、口臭の専門医や基礎研究者の人の、キスする位置の息を臭ってみるとわかるでしょう。どのくらいのレベルでコントロールしているかを知ることができます。
指導者が、このような文化レベルであれば、その患者は、それ以上を求めるのは無理ですね。

KANAさんもひょっとすると、この日本人なら誰にでもある生理的口臭で悩んでいるかもしれないのですが、ほんだ歯科では、このような生理的口臭も、白人社会からみると差別の対象になるし、きれいにして欲しいのです。見返してやりましょう！
少なくとも口臭で悩んでいるのですから、たとえ誰にでもあるとはいえ、明らかに他人を不快にする以上、他人に迷惑にならないように無臭をコントロールすること（Excellent　Breath）が重要です。
（このような考え方は、日本では私１人なのです。叉、世界でも始めてそのような提案をしているのです。＝欧米では当たり前。よそのホームページや、口臭関係のホームページや書籍を読めばわかるでしょう。）

この掲示板でも、ほんだ歯科でも、「生理的口臭」は他人を不快にする以上、それで悩む場合は十分治療対象であるし、悩まないでも気になる場合は「オシャレ」として、欧米人ともキスする位置で自信を持って会話できるようにして欲しいのです。君達の時代は、きっと、外人とも接触する機会が多いはずだから。
それが、Excellent　Breathの考え方です。

日本の口臭を研究する学者や、多くの歯医者は「生理的口臭は誰にでもあるから気にしない」と患者に指導するのですが、彼らは国際社会で、「口臭に関係する専門家なのに・・口が臭い！」と陰で笑いものになるでしょう。

したがって、ほんだ歯科の患者や、この掲示板をよく見ている人には、そのようなことのないようにして欲しいのです。

このような社会背景があるので、よそで、生理的口臭は誰にでもあるから気にしないようにしなさいといわれた時は、文化や価値観が違うと思ってあきらめることです。文化が違うといくら話し合ってもかみ合わないからです。

＞自臭症のことについてなんですけど、前に口臭外来へ行ったといいましたよね??そのときに自臭症の事を聞いたのですが「自臭症は口臭が無いのに口臭があると思い込んでいる
人のことだよ」と言われました。でも違うんですよね??自臭症って簡単に言うとなんですか？

普通に生活をしている人が、実際には存在しない口臭を感じることはありません。叉、自臭症の人の口臭は妄想でもない。（ないのにあると思うこと）

「自臭症」は「ない口臭をあると思い込む」というのが、一般的歯科医や口臭を研究する人の考え方ですが、これは基本的に患者の訴えを拒否し、最初から患者の訴えを疑っているのです。その患者の訴えを検証し、ひょっとしたらあるかもしれないということを検証もしないのです。
このような理屈は、患者の訴えを疑い、患者の頭脳を疑うものです。
もし、そうだったら、口臭専門治療は必要ないでしょう。口臭治療にやってくる大半の人は自臭症だからです。

自臭症は、実際に自覚する口臭（他人には分からないこともあるし、他人がわかることもある）で悩むケースを言います。自覚の仕方は色々あります。他人（先生が）会話距離で感じたかどうかは、どうでもいいことです。
その先生も、もしも、真剣にKANAさんの口臭を臭ってみようとすれば、必ず感じたはずです。
私は、臭気が確認できるまで近づいてチェックします。
さらに、最近はすごく精度の良い口腔内ガス測定器がありますが、たとえ、先生の鼻ではわからなくても、ちゃんとガス濃度は測定できます。（ガスの発生は必ずあるのです。）

たいていは、会話距離で臭いがわからないと、口臭はないといわれるのです。
キスする位置の臭気なんて無視します。
叉、キスする位置の臭気は、その人の条件によっては、強くなったり弱くなったりしているので、実際には、患者と一緒にすごし、２４時間追跡しないかぎりわかりません。たまに条件によってはひどくなっていることもあるのです。

でも、色々な検査をしてみると、検査の時にたとえ会話距離で口臭を感じることができなかったとしても、一日のどこかで、他人が不快に思うだろうと思われる原因を見つけ出すことが多いです。

＞文を読んでいると何度もでてくるｐｈとはなんですか？これも、対策室に書いてありましたらすみません。


ｐHというのは、酸性かアルカリ性か？ということです。酸性度を表します。
口の中は、通常中性です。ｐHは７付近です。
酸性と言うのは、すっぱいことです。口がすっぱくなると口臭を起こしやすくなるし、虫歯にもなりやすくなります。

いつもは、きれいな唾液が流れている限りは、自動的に新鮮な唾液によってｐH（酸性度）は中性になるようにコントロールされているのです。

口の中が、酸性に傾くのは食事をしたときです。
食事の後は、口の中は酸性になってしまうのです。でも、通常食後は豊かな唾液によって、中和されます。中和というのは、酸性になった状態を中性に戻すことを言います。
一回食事をすると、口の中は急速に酸性（すっぱく）なり、唾液によって元の状態に戻すのに約２時間かかります。２時間たてば、ようやく口の中は口臭が起こらない状態になります。

食後はすぐにはプラークはありませんが、たべのこしを残すとプラークになっていきます。
でも、食後に激しく歯を磨き、食べ滓をほとんど残したまま、この大事な唾液をうがいで全て捨ててしまう人が多いのです。さらには、舌の上に９０パーセントくらいの食べかすを残しているので、この大事な食後の唾液がなくなりなり、中和することができず、どんどん口が酸性になっていきます。したがって、日本のOLのお姉ちゃん達は、食後にガンガン磨いて、しばらくして口が臭くなるし、虫歯になっていくのです。OL姉ちゃんの真似をしないように。

したがって、食後は、口臭対策室に書いてある方法で、口の中の食べ残しをきれいにしてください。
欧米の人たちは、食後には、歯を磨かずにガムを噛みます。そうすると、口のｐHを下げる（すっぱくする）食べ残しは完璧に取り除けて、さらに、新しい唾液が一杯出るので、中和速度がすごく速く、日本人みたいに２時間もかからず、数分で中和されてしまうから、食後に口臭を起こす人なんていないのです。さらに、舌の上の食べかすもほとんどなくなるので、虫歯にもならないのです。

口の中のｐH（酸性度）は、虫歯よりも、歯周病よりももっと口臭に影響を与えるものだから、十分しっかり、理解しておくことが大切です。

＞家にいるとリラックスしてしまって口呼吸になってしまいます。もちろん、家でも鼻呼吸の方がよろしんでしょうか?また、プロジェクトが始まるまでいつもの口呼吸でいいんでしょうか?

おいおいおい！という感じです。
どんな時も、口呼吸は厳禁です。KANAさんは、口が臭くなって当たり前のことが一杯あります。ま〜、開始までは、好きにしていいです。

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準備期間は、あと残り５日になった。
担任の先生には、どのようにしてもらうようにしました？掲示板のことは？

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