ノルディックコンバインド競技の概要
 


ノルディックコンバインドは、瞬発力と集中力が要求されるジャンプ競技と持久力、駆け引きが必要なクロスカントリー競技の二つを組み合わせた競技です。
異なる二つの力が要求される事からこの競技の勝者は「
King of Ski(スキーの王者)」と呼ばれています。


競技種目は、個人戦3種目、団体戦3種目の6種目があります。

個人戦(個人グンダーセン、個人マススタート、個人スプリント)

団体戦(チームグンダーセン、チームマススタート、チームスプリント)

・個人グンダーセン
2本のジャンプの合計点をタイム換算(現在
1分=15点)しジャンプの得点順に後半クロス カントリー15qを走ります。
ゴールの到着順が順位となります。

・個人マススタート
先にクロスカントリーを行います。

一斉スタートで10kmを走り1位になった選手に120点が与えられグンダーセンとは逆にタイムをポイント換算します。(1分=15点)

一斉スタートで10kmを走り1位になった選手に120点が与えられグンダーセンとは逆にタイムをポイント換算します。(1分=15点)
後半ジャンプはクロスカントリーのポイントの少ない順にスタートしジャンプの飛距離点が加算されます。飛型点はありませんがテレマーク姿勢が取れない場合、転倒した場合はペナルティーとしてジャンプ台の大きさにより決められた点数が飛距離点から減点されます。
2本目は1本目に加算された得点の少ない順にスタートし合計点の多い順番が順位となります。

・スプリント

個人グンダーセンと同じ方法によりジャンプは1本、クロスカントリーは7.5kmを走り順位を決めます。


・団体戦、チームグンダーセン
1チーム
3人〜4人で各々2本のジャンプの合計点をタイム換算し後半は
リレーによるクロスカントリー競技で各々
5kmを走り順位を決めます。


・団体戦、マススタート
1チーム
3人〜4人でリレーによるクロスカントリー競技で各々10kmを走り、合計タイムをポイント換算し個人マススタート同様、得点の少ないチームからジャンプをスタートし合計得点で順位を決めます。団体戦のジャンプは、各チーム一人ずつの3もしくは4グループからなり、グループ毎にスタートゲートを変更出来るルールもあります。


・チームスプリント
1チーム
2名からなり各々1本のジャンプとリレーによるクロスカントリー競技で各々7.5kmを走り順位を決めます。リレーによるクロスカントリー競技は全長1000m〜1250mを周回して1周ごとに選手は交替します。



以前、ノルディックコンバインドは複合競技と呼ばれ2本のジャンプと15qを走る1種目でしたが現在は競技方法をいろいろ変えノルディックコンバインド競技として観客の皆さんに楽しんでもらえる競技になりました。
ダイナミックなジャンプ競技とエキサイティングなクロスカントリー競技の両方を持ち備えた競技です。

是非、競技場で観戦して頂きたいと思います。