目次



VERSION	.10 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
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■■■■ 語り部サプリメント計画    「Air Combat and AIDoL」■■■■■
■■■■ サプリメントネーム		    「Humming Bird」■■■■■
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■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 作成:SW0070 ウォーレン大尉 ■■

 ------	参考文献 ----------------------------------------------------
 ISBN4-8291-2503-9「アイドル防衛隊ハミングバード ACT1」吉岡 平
 ISBN4-8291-2570-5「アイドル防衛隊ハミングバード ACT2」吉岡 平
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6章 ■■■航空機サンプル・データベース■■■
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§1 既存航空機サンプルデーター

A4スカイホーク《攻撃機》 形式名:マグダネルダグラス A4 スカイホーク 攻撃機 特徴: 速度性能:−1 運動性能:−1 索敵性能:−1 空母運用:3  原形初飛行1954年の旧式戦闘機。ベトナム戦争で既に旧式化が始まっ ていた。しかしながら1995年現在でも第3諸国で主力戦闘機として使 用し続けられ、各種アップデート(エンジン補強、武装強化、アビオ ニクス強化)の甲斐もあって、今後も第3諸国で使用し続けられてい くであろう戦闘機。開発当初の設計の良さが、現在でも使用し続けら れている理由であると言うことは容易に想像がつく。 >外側パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >固定武装 アデン30mm機関砲×2 F18C/Dホーネット《戦闘攻撃機》 形式名:マグダネルダグラス F18C/D ホーネット 戦闘攻撃機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:+2 索敵性能: 0 短い航続距離:1 空母運用:3  マグダネルダグラス社が開発した万能艦載戦闘攻撃機。要撃、対艦 攻撃、対地攻撃、SEAD任務と多彩な任務をこなすが、その多機能を詰 め込んだ機体を支えるエンジンがあまりにも非力すぎ、バランスの悪 い戦闘攻撃機となってしまった。それでも運動性や武装運用能力は中 堅クラスの機体の追従を許さないレベルではある。 >外側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×2 重い×1 >胴体下対空ミサイル専用×4 AIM7"Sparrow"、AIM120"Amraam"、そ してこれらの改良型のミサイル×1専用 >翼端×2 赤外線追尾対空ミサイル×1専用 >胴体下×1 燃料タンク×1専用 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F18E/Fホーネット《戦闘攻撃機》 形式名:マグダネルダグラス F18E/F ホーネット 戦闘攻撃機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+2 索敵性能: 0 多彩な武装運用:1 空母運用:3  F18C/Dを大幅に改良、機体を大型化し、問題の多かったエン ジンを新型に換装した。1995年中頃にロールアウトした新型戦闘攻撃 機。武装搭載量も行動半径も広がった。いいとこずくめのようにみえ るが、電子機器関連はF18C/Dとさほど変化していない。 >外側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >外と内の真ん中パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 重い×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×2 重い×1 >胴体下対空ミサイル専用×4 AIM7"Sparrow"、AIM120"Amraam"、そ してこれらの改良型のミサイル×1専用 >翼端×2 赤外線追尾対空ミサイル×1専用 >胴体下×1 燃料タンク×1専用 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F4EファントムII《戦闘機》 形式名:マグダネルダグラス F4E ファントムII 戦闘機 特徴: 速度性能: 0 運動性能: 0 索敵性能: 0 空母運用:3 複座型 :1  世界で5000機以上もが生産された(日本のライセンス生産含む)傑 作戦闘機。1958年に原形初飛行、以後武装搭載量の多さや双発エンジ ンの信頼性、高い運動性能などで各国、各軍に評価を受け、現在にい たる。さすがに90年代ともなると古さを隠し切れないが、各種改修に よって、現在でも世界各国で使用されている。日本の航空自衛隊でも 使用されている。 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F14Aトムキャット《戦闘機》 形式名:グラマン F14A トムキャット 戦闘機 特徴: 速度性能:+1 運動性能: 0 索敵性能:+2 空母運用: 2 AIM54"Foenix"運用 :3 複座型 :1  1970初飛行のアメリカ海軍主力要撃戦闘機。F111Bの配備を断っ て海軍独自に開発した戦闘機であり、空母運用を前提に設計されてい るといっても過言ではない。  AIM54"Foenix"、AIM7"Sparrow"、AIM120"Amraam"、 AIM9"Side Winder" の四種類の空対空ミサイルを装備し、迎撃専 門の任務に当たる。  この機体の外見上の特長は、可変翼を採用していることである。コ ンピュータ自動制御の可変翼は、非常に効率的な揚力制御を行う。ま た、AGP9火器官制レーダーを搭載、6目標を同時にAIM54 "Foenix"ミサイルで攻撃出来る。 >外側パイロン 赤外線追尾対空ミサイル×2 >内側パイロン AIM54"Foenix"×2 赤外線追尾対空ミサイル×2 AIM7"Sparrow"またはAIM120"Amraam"互換×2 >胴体下パイロン AIM54"Foenix"×4 AIM7"Sparrow"またはAIM120"Amraam"互換×4 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F14Aプラス トムキャット《戦闘機》 形式名:グラマン F14A PLUS トムキャット 戦闘機 特徴: 速度性能:+1 運動性能: 0 索敵性能:+2 空母運用: 2 AIM54"Foenix"運用 :3 複座型 :1  F14戦闘機のエンジンを、空軍のF16が搭載しているF110 エンジンに換装したタイプを指す。その外の性能はF14Aと同じ。 →F14トムキャット →F16ファイティングファルコン >外側パイロン 赤外線追尾対空ミサイル×2 >内側パイロン AIM54"Foenix"×2 赤外線追尾対空ミサイル×2 AIM7"Sparrow"またはAIM120"Amraam"互換×2 >胴体下パイロン AIM54"Foenix"×4 AIM7"Sparrow"またはAIM120"Amraam"互換×4 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F15C/Dイーグル《戦闘機》 形式名:マグダネルダグラス F15C/D イーグル 戦闘機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+1 索敵性能:+1  1979年に初飛行したF15Aイーグルの改良型。コンフォーマル燃 料タンク等の改修が施され、運動性能や戦闘性能はそのままに、アビ オニクス系統が強化された。自動制御システムの導入により、F15 シリーズは機体の大きさにもかかわらず、単座を実現。運動性能、武 装搭載量、航続距離、どれを取っても非の打ち所のない、万能戦闘機 である。大型双発戦闘機の為に、若干機動性能が落ちるのは仕方がな いといった所か。 >胴体パイロン×4 AIM7"Sparrow"かAIM120"Amraam"互換×1 >翼下パイロン×4 赤外線追尾空対空ミサイル×1 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F15Eストライクイーグル《戦闘爆撃機》 形式名:マグダネルダグラス F15E ストライクイーグル 戦闘爆撃機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+1 索敵性能:+1 全天候対地攻撃:3 複座型 :1  F15Cをベースに完全な見直しをはかり、戦闘爆撃機として生ま れ変わった機体。機体外部にLANTERN暗視ポッドを装備、完全 な全天候攻撃能力を持つこととなった。  機体外部には無数のパイロンが張り出しており、WW2の時代の爆 撃機を越えるペイロードの爆弾などを搭載することが可能。爆弾をひ とたび投下すれば、最強の制空戦闘機F15となるのだから、心強い 限りである。電子機器関連も完全に新型に換装されている。 >胴体パイロン×4 AIM7"Sparrow"かAIM120"Amraam"互換×1 軽い1×1 無印×1 重い×1 >胴体横パイロン×4 軽い1×1 無印×1 重い×1 >翼下パイロン×2 赤外線追尾空対空ミサイル×1 軽い1×1 無印×1 重い×1 >固定武装 20mmバルカン砲×1 AV8B ハリアーII《戦闘機》 形式名:マグダネルダグラス AV8B ハリアーII 特徴: 速度性能:−1 運動性能:+3 索敵性能: 0 全天候対地攻撃:2  アメリカ海兵隊が導入したイギリス製のAV8Aハリアー戦闘機に、 各種の問題点が見つかり、マグダネルダグラス社ではイギリス政府の 了解を得て改良に着手。パイロンを増やしたり、機体重量を軽減した り、F/A18"Hornet"のHUDや慣性航法装置を搭載し、生まれ変 わった新型ハリアーAV8Bを作り上げた。航続距離が伸びはしたが、 やはり他の戦闘機に比べると見劣りする。垂直離着陸機なので、強襲 陽陸艦やヘリポートからの作戦展開が可能。 >外側パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 >外と内の真ん中パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 重い×1 >固定武装 GAU12 30mm機関砲×1 F5EタイガーII《戦闘機》 形式名:ノースロップ・グラマン F5EタイガーII 特徴: 速度性能: 0 運動性能:+2 索敵性能:−1 安い : 1  ノースロップ・グラマンが開発した輸出向け低価格小型戦闘機。電 子機器は貧弱であるが、運動性は高く、第3諸国では主力戦闘機とし て多数配備している国が多く見受けられる。 >外側パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >翼端パイロン×2 赤外線追尾空対空ミサイル×1専用 >固定武装 20mm機関砲×2 RF5Eタイガーアイ《戦闘機》 形式名:ノースロップ・グラマン RF5Eタイガーアイ 特徴: 速度性能: 0 運動性能:+2 索敵性能:−1(広範囲の地上偵察は可能) 安い : 1  ノースロップ・グラマンが開発した輸出向け低価格戦闘機の偵察機 タイプ。F5E"Tiger2"と同じく、運動性能は高い。機関砲は右側の ものが撤去されて1門となっている。 >翼端パイロン×2 赤外線追尾空対空ミサイル×1専用 >固定武装 20mm機関砲×1 F20タイガーシャーク《戦闘機》 形式名:ノースロップ・グラマン F20タイガーシャーク 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+1 索敵性能: 0 専用30mm機関砲取り付け可:1  ノースロップグラマンがほとんど自社の予算で開発したF5Eの発 展型戦闘機。翼の形やシャーク.ノーズはF5Eのものをそのまま踏 襲したが、エンジンはF/A18"Hornet"にも使用されている強力な F404を搭載。最大速度はマッハ2に達した。30mmガトリングポッ ドを胴体下に取り付けることができ、これによってA10並に対戦車 能力を持つことが可能となる。未だどこの国でも受注に成功していな いが、これだけの性能の機体でありながらもF5Eとの部品共通箇所 などを持たせてコストを下げているのにはおどろきである。 >外側パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >翼端パイロン×2 赤外線追尾空対空ミサイル×1専用 >固定武装 20mm機関砲×2 経国《戦闘機》 形式名:AIDC IDF 経国(チンクオ) 戦闘機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:+2 索敵性能: 0  台湾国産初の超音速戦闘機。台湾航空産業が、アメリカ・ジャネラ ルダイナミックス社などの技術支援を受けて開発した。  台湾版AIM7"Sparrow"「天剣1型」と台湾版AIM9"Side Winder" を装備する制空戦闘機である。  ブレンデッド・ウイング・ボディの採用など、技術支援を受けたジャ ネラルダイナミックス社の傑作、F16と酷似している部分が少なか らず見受けられるが、2つの空気取入口や、双発のエンジンなど、違っ た部分も多い。100機程度の生産でとどまるようだ。 >胴体パイロン×2 AIM7"Sparrow"かAIM120"Amraam"互換×1 >翼下パイロン×2 赤外線追尾空対空ミサイルかAIM7"Sparrow"、 AIM120"Amraam"互換ミサイル×1 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F1《支援戦闘機》 形式名:三菱重工業 F1 支援戦闘機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:+1 索敵性能: 0 電子機器信頼性:2  三菱重工が開発した国産初の超音速練習機「T2」を改良、後席を 潰して電子機器を搭載して単座化した支援戦闘機。主に対地、対艦任 務を主任務とするがアラート任務等も任されている多目的支援戦闘機。 >外側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×1 無印×1 >翼端×2 赤外線追尾対空ミサイル×1専用 >胴体下×1 燃料タンク×1専用 >固定武装 20mmバルカン砲×1 FS−X《支援戦闘機》 形式名:三菱重工業 FS−X(F16−SX3) 支援戦闘機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:+2 索敵性能:+2 電子機器信頼性:2 高い価格: 1  昭和63年度から開発スタート、平成2年度に具体的に動き始めた F16改造計画。アメリカ4日本6の割合で開発が進められ、グラス コクピット採用や、新型アクティブフェイズドアレイレーダーの搭載、 主翼の大型化やASMの発射能力、また同ミサイル4発の携行能力な どを付加。みかけこそF16であるが、中身はほとんど別物と言って も差し支えはないだろう。 >外側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 重い×1 >翼端×2 赤外線追尾対空ミサイル×1専用 >胴体下×1 燃料タンク×1専用 >固定武装 20mmバルカン砲×1 YF23グレイゴースト《戦闘機》 形式名:ノースロップ YF23 グレイゴースト ステルス戦闘機 特徴: 速度性能:+2 運動性能:+1 索敵性能:+2 ステルス性能:2 全天候対地攻撃:2  1990年初飛行のステルス戦闘機。ATF候補としてノースロップが ペンタゴンに提唱したが、ライバル機のロッキードYF22に敗れる。  現在ではNASAで試作機が空力試験や超音速実験に使用されているの みとなった。アフターバーナーなしでマッハ 1.6を記録した高速性能 や、YF22を越えるステルス性能などを併せ持った大型の機体であ る。非常に高価である。 >胴体後爆弾倉 AIM7"Sparrow"やAIM120"Amraam"の互換×4 >胴体前爆弾倉 AIM7"Sparrow"やAIM120"Amraam"の互換×2 赤外線追尾対空ミサイル×2 >固定武装 20mmバルカン砲×1 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F22ライトニングII《戦闘機》 形式名:ロッキード F22 ライトニング2 ステルス戦闘機 特徴: 速度性能:+2 運動性能:+3 索敵性能:+2 ステルス性能:1 全天候対地攻撃:1  ATFとして採用されたアメリカ空軍次期主力戦闘機。ステルス性 能、二次元平行ノズル、超音速巡航と、あらゆる新技術を盛り込んで つくられた。ライバルのYF23に比べると小柄な機体で、格闘戦闘 を得意とする。最高速度はマッハ3弱と言う、凄い機体であるが、価 格も凄い。通常の事務所でこれを使えるところはほとんどないだろう。 >胴体下爆弾倉 AIM7"Sparrow"やAIM120"Amraam"の互換×4 軽い2×4 軽い1×4 無印×2 重い×2 >胴体横爆弾倉 赤外線追尾対空ミサイル×4 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F111アードヴァーク《戦闘攻撃機》 形式名:ロッキード F111 アードヴァーク 戦闘攻撃機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:−1 索敵性能: 0 全天候対地攻撃:1 サイドバイサイド複座型 :1  3軍共同戦闘機計画として発足した計画で候補に挙がった機体であ るが、計画自体が消滅してしまい、海軍はF14を開発、海兵隊はA7 を引き続き使用するということになり、空軍が戦闘攻撃機として採用 したこのタイプのみが残った。当機体は可変翼を採用した戦闘攻撃機 で、翼下パイロンが可変翼の角度にあわせて常に前を向くように自動 制御されるという、複雑なシステムを採用している。  爆弾搭載量は、なんと12000Kgを越える。 >爆弾倉 軽い2×4 軽い1×4 無印×2 重い×2 >外側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×2 重い×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×2 重い×1 >固定武装 20mmバルカン砲×1 F16ファイティングファルコン《戦闘機》 形式名:ロッキード F16 ファイティングファルコン 戦闘機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+2 索敵性能: 0 全天候対地攻撃:2  F15と同じF100エンジンを搭載した単発小型多目的戦闘機。 ブレンデット・ウイング・ボディやサイドスティックと言った新技術 をいちはやく採用した機体で、その汎用性の高さと価格の安さから世 界各国で4000機近くが使用されている。  対地攻撃から制空戦闘までなんでもこなし、最近ではAMRAAMの携行 能力を付加された新型も出てきている。 >外側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >翼端×2 赤外線追尾対空ミサイル×1専用 >胴体下×1 燃料タンク×1専用 >固定武装 20mmバルカン砲×1 トーネードIDS《戦闘攻撃機》 形式名:パナピア 超音速多目的戦闘攻撃機トーネードIDS 戦闘攻撃機 特徴: 速度性能: 1 運動性能:+0 索敵性能:+0 全天候対地攻撃:2 複座型 :1  ドイツ、イギリス、イタリアの3ヶ国が共同開発した多目的阻止攻 撃機である。低空進入、低空攻撃、低空離脱の、lo−lo−lo戦 術を得意とする。そのため、低空進行能力が強化されている。湾岸戦 争では、lo−lo−loの過酷な条件下での滑走路攻撃などの任務 が多かったので、国際連合軍としては最多数の損失を出してしまった。  イギリス空軍の機体は核爆弾の搭載も可能。 >外側パイロン 軽い2×3 軽い1×2 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×3 軽い1×2 無印×2 重い×1 >胴体下パイロン ディスペンサー兵器(JP233かMW1)×1 レーダー誘導対空ミサイル×3  無印×2 重い×2 >固定武装 27mmマウザー機関砲 A6イントルーダー《攻撃機》 形式名:グラマン A6 イントルーダー 攻撃機 特徴: 速度性能:−1 運動性能:−1 索敵性能:−2 夜間精密攻撃能力:3 全天候対地攻撃:2 サイドバイサイド複座型 :1  1960年に初飛行したアメリカ海軍、海兵隊の全天候攻撃機。攻撃機 としては前例のない、32年間も生産が続けられている異例の機体であ る。  従来の高々度超音速侵入方法ではなく、低高度亜音速侵入を確立し た機体と言ってもよい。 >外側パイロン 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 重い×1 >固定武装 なし A10サンダーボルトII《攻撃機》 形式名:フェァチャイルド A10 サンダーボルトII 特徴: 速度性能: 0 運動性能:−1 索敵性能:−2  細長く角張った主翼に、胴体横に括りつけられたようなエンジン、 2枚の垂直尾翼、たくさんならんだ兵装取り付け装置。この機体は、 完全な「近接支援専用対地攻撃機」として開発された。  そのため、現代戦闘機と比較すると、非常に簡略化された電子機器 しか搭載しておらず、全天候攻撃能力も持たない。そのため、湾岸戦 争勃発以前までには、そろそろ役に立たなくなると思われていたのだ が、湾岸戦争で近接航空支援のありがたみと、その任務に実際に使用 した場合のA10のタンクキラー能力が高く評価されることになった。  無数の対地爆弾を翼下パイロンに満載して出撃するさまは、壮観と もいえるだろうか。この機体の固定武装は、GAU830mm劣化ウラン 弾仕様ガトリング砲である。その破壊力はすさまじく、戦車の上面装 甲なぞ軽く撃ち抜いてしまうほどだ。ただし、運動性も悪く速度も遅 いので、敵制空権下での活動は、短時間に限られてしまうだろう。 >固定武装 GAU8 30mmガトリング砲×1 E2Cホークアイ《早期警戒機》 形式名:ノースロップ・グラマン E2C ホークアイ 早期警戒機 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−2 索敵性能:+4 空母運用:3  グラマンが開発した空母搭載早期警戒機。レシプロ双発の機体なが ら、その卓越したレーダー探知距離と空中官制能力のために、現在も 第一線を退かない。航空自衛隊でも数機を購入、本土防空レーダー網 の穴を補っている。原形初飛行は1960年。 E3Aセントリー《早期警戒機》 形式名:ボーイング E3A セントリー 早期警戒機 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−2 索敵性能:+4  AWACSと呼ばれる、空中早期警戒指揮管制機。 空に浮かぶ空軍司令 部といった感じの機体である。ボーイングB707を改良し、回転型 レドーム内蔵レーダーを搭載した。 探知距離は370Kmにも及び、レー ダー1回転で600もの目標を探知、200個を同時追尾可能である。これ まで「指揮機」「警戒機」「通信機」の3機で行っていた任務を1機 にまとめた機体ともいえる。 B1Bランサー《爆撃機》 形式名:ロックウェル B1−B ランサー 戦略爆撃機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:−2 索敵性能: 0 ステルス: 1 全天候対地攻撃:2  ロックウェルが開発した核時代の戦略爆撃機。超音速航行が可能で、 低空高速進入を得意とするため低空進入システム等を装備する。核抑 止戦力に付いていたが、最近の核縮に伴って通常爆弾でのテストも実 施されているが成績は思わしくないようである。可変後退翼と、ステ ルス設計の独特な外見を持つ。 >固定武装 なし >爆弾倉 いっぱい B2スピリット《爆撃機》 形式名:ノースロップ・グラマン B2 スピリット 戦略爆撃機 特徴: 速度性能:−1 運動性能:−3 索敵性能: 0 ステルス: 3 全天候対地攻撃:2  米戦略空軍きっての新鋭ステルス爆撃機。全翼設計の特異な外見で あり、「ブーメラン」等とあだ名される。完全なステルス設計であり、 「見えない爆撃機」とも呼ばれる。乗員を極力削り、2名での運用を 可能とした。 >固定武装 なし >爆弾倉 いっぱい C5ギャラクシー《輸送機》 形式名:ロッキード C5 ギャラクシー 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−3 索敵性能:−3 積載性能:+4  ロッキード社の超大型輸送機。153286Kgの貨物を積載して、2500海 里を輸送することが出来る。これは、空中給油していない場合の数値 で、空中給油を行った場合、世界の何処にでも緊急軍を展開すること が可能。M1戦車なら2台、CH47ヘリなら3機が搭載可能である。 C130ハーキュリー《輸送機》 形式名:ロッキード C130 ハーキュリー 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−3 索敵性能:−3 積載性能:+4  ロッキード社の超有名輸送機。既に40年以上もの間、西側各国(50ヶ 国以上)で使用され続け、その数は2000機にも達する勢いである。そ のため、電子戦機仕様や対潜仕様、ゲリラ掃討仕様、給油機仕様等、 数多くのバリエーションモデルがある。 34170Kgの積載量で、2100海 里を飛行する。 AC130スペクター《輸送機》 形式名:ロッキード AC130 スペクター 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−3 索敵性能:−3  ロッキード社の超有名輸送機C130の対地攻撃仕様。胴体左舷に 対地攻撃用の武装を集中している。通称ハーキュリーズ・ガンシップ。  105mmのマウザー砲、40mm回転機関砲×2、 25mm回転機関砲を搭載 し、これらを一斉発射可能である。地上軍から見ると、悪魔のような 機体であることは間違いが無いが(だからスペクターと呼ばれる)、 戦闘機部隊からみると、所詮は輸送機の改良型の鈍重な機体であるか らして、いいカモである。よって、完全な味方の制空権下で使用する ことが望ましい機体である。 >固定武装 25mmガトリング砲×1 40mmガトリング砲×2 105mm榴弾砲×1 C17グローブマスター《輸送機》 形式名:マグダネルダグラス C17 グローブマスター 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−3 索敵性能:−3 積載性能:+4  アメリカ空軍の最新鋭輸送機。1Kmに満たない滑走路での離陸、 着陸が可能であり、C5しか輸送出来なかった主力戦車の輸送が可能 となり、加えて航続距離が4200海里と伸びた。これは、本土から最前 線まで、無給油で物資を輸送すると言う計画にもとずいたものである。  最新の電子機器を搭載、搭乗員はパイ&コ・パイの2名で、防弾装 備や電装関連も強化されている。制作機数は120機の予定。 MIG21フィッシュベッド《戦闘機》 形式名:ミコヤングレコビッチ MIG23 フロッガー 戦闘機 特徴: 速度性能:  0 運動性能:  0 索敵性能:  0 短い航続距離:1  ベトナム戦争の頃開発された戦闘機。赤外線追尾空対空ミサイルか 少量の爆弾しか搭載出来ないが、非常に安価で運動性能も比較的よく、 現在も世界各国で使われている。使用した国の数は既に40数ヶ国に及 ぶ、旧ソ連を代表する戦闘機である。 >翼下パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 >固定武装 23mm機関砲×2 MIG23フロッガー《戦闘機》 形式名:ミコヤングレコビッチ MIG23 フロッガー 戦闘機 特徴: 速度性能:  0 運動性能:  0 索敵性能: −1 短い航続距離:1  MIG21にかわる新戦闘機として開発された機体である。  対地攻撃、対空攻撃をどちらもこなすロシア最初の可変翼戦闘機で あったが、F14のコンピュータ自動制御のそれとは違った主動の3 段階切り替え翼で、運動性向上と言うよりは、離着陸の安定性と航続 距離のための可変翼であると考えてよく、運動性能の面ではMIG21 にすら劣る。  しかし、レーダーは100Km近い索敵能力を持つ新型で、AAMも中距離、 短距離の2種を携行出来、戦闘能力は高い。  現在では既に旧式機であるが、第3諸国では、未だに最新鋭として 使用し続けられている。使用国は20ヶ国あまり。 >翼下パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 >胴体下パイロン×3 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 重い×1 >固定武装 23mm機関砲×2 MIG27フロッガーD《攻撃機》 形式名:ミコヤングレコビッチ MIG27 フロッガーD 戦闘機 特徴: 速度性能: −1 運動性能:  0 索敵性能: −2 短い航続距離:1  MIG23"Flogger"の対地攻撃機バージョン。 レーダーは下ろさ れ、代わりにレーザー測距システムを搭載、機首が形を変える。エン ジンはアフターバーナーのないものに換装され、その分胴体が短くな る。  ハードポイントは可変翼下に増加タンク専用のものが片側1つずつ 増設されたのみにとどまったが、機関砲が23mmのガトリング砲に変わっ た。また、バーナーが無いので超音速飛行も必要なく、そのため空気 取り入れ口が簡略化されている。 >翼下内側パイロン×2 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 >胴体下パイロン×3 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 重い×1 >翼下外側パイロン×2 増加タンク×1 >固定武装 23mmガトリング砲×1 MIG25フォックスバット《戦闘機》 形式名:ミコヤングレコビッチ MIG25 フォックスバット 戦闘機 特徴: 速度性能: +1 運動性能: −1 索敵性能: +1  米軍のXB70バルキリー戦略爆撃機を迎撃する対空ミサイル母機 という、ただそれだけの目的ために開発された迎撃戦闘機。最高速度 はXB70のマッハ3+に追い付くようにマッハ2.5を越える高速 度を叩き出す。運動性能は劣悪で、格闘戦に持ち込まれると勝機はな い。 >翼下パイロン×4 レーダー誘導対空ミサイル×4(通常はエイクリッド使用) >固定武装 なし MIG31フォックスハウンド《戦闘機》 形式名:ミコヤングレコビッチ MIG31 フォックスハウンド 戦闘機 特徴: 速度性能: +2 運動性能:  0 索敵性能: +2  当初MIG25発展改良型と考えられていたが、蓋を開けてみると、 外見こそ変わらないものの、中身は完全な新型機であった。  低空進行してくるB1や巡航ミサイル等の迎撃が専門で、戦闘機と しては現在でも世界で唯一の「フェイスド・アレイ・レーダー」を搭 載。探知距離は200Kmを越え、 撃ちっ放し式長距離AAM「エイモス」 をこれと組み合わせて使用、敵をアウトレンジする。  これだけの電子装備の為、搭乗員は2名となり、 AWACS的な使用も 不可能ではないと言われている。 >胴体下パイロン×4 「AA9エイモス」×1専用 >翼下パイロン×2 「AA6エイクリッド」か「AA8アフィッド」×1専用 >固定武装 23mmガトリング砲×1 MIG29ファルクラム《戦闘機》 形式名:ミコヤングレコビッチ MIG29 ファルクラム 戦闘機 特徴: 速度性能:  0 運動性能: +2 索敵性能:  0 空母運用:  1  1977年に初飛行した、ロシア・ミコヤングレコビッチ設計曲の野心 作。米空軍のF16と似通った機体性能、任務を受け持つが、その機 体形状は全く違う。双発、双尾翼の機体ながら優れた運動性能を持つ。  電子機器の性能等には少し弱い所があるようだ。同時期に開発され たスホーイ設計局のSU27(大型、大出力の機体)と比べると、完 全に異なった機体設計である事が良く解る。 →SU27フランカー >外側パイロン×4 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 >内側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 重い×1 >固定武装 23mm機関砲×1 MIG29Mファルクラム《戦闘機》 形式名:ミコヤングレコビッチ MIG29M ファルクラム 戦闘機 特徴: 速度性能:  0 運動性能: +2 索敵性能:  1 空母運用:  1  MIG29(無印)を改良。エンジンやアビオニクスを換装し、最 新鋭戦闘機として生まれ変わった。グラスコクピットはCRT表示を 多用し、パイロンは胴体下を含めて9つと増えた、特長であった開閉 式インテイクは、 SU27"Flunker"と同じグリルの蓋が付くだけと いう形状になり、開いた分のスペースの恩恵で燃料搭載量が30%も増 えた。  ミコヤン設計局は、離れていく軍部や他国の目を引き付けようと開 発したが、依然軍部は SU27"Flunker"シリーズにしか目が無いよ うであり、同設計局は苦しい側面に立たされている。 >外側パイロン×4 軽い2×1 軽い1×1 無印×1 >内側パイロン×4 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 重い×1 >胴体下パイロン×1 重い×1 >固定武装 23mm機関砲×1 SU27フランカー《戦闘機》 形式名:スホーイ SU27 フランカー 戦闘機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+1 索敵性能:+1  スホーイ設計局が設計した1981年初飛行のロシア(当時のソビエト) 製の長距離全天候戦闘機。F15をも凌ぐ運動性能を持つ大型の双発 機体である。航空ショー等で「プガチョフ’s コブラ」と呼ばれる、 大変な機動性能を必要とする特殊機動を行ない、西側各国に鮮烈な印 象を与えた。 >翼端パイロン×2 赤外線追尾空対空ミサイル×1 >翼下パイロン×4 軽い2×3 軽い1×2 無印×1 重い×1 >胴体下パイロン×4 赤外線追尾空対空ミサイル×4 レーダー誘導空対空ミサイル×4 >固定武装 23mm機関砲×1 SU33フランカー《戦闘機》 形式名:スホーイ SU33 フランカー 戦闘機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+1 索敵性能:+1 空母運用: 3  SU27の空母搭載型。アドミラル・クズネッフォフに搭載される 予定であったが、肝心の空母がウラジオストックで埃をかぶっている 状態なので、現在は陸上基地で運用されている。  オリジナルのフランカーに比べて降着装置やフラップ等が強化され ている。 >翼端パイロン×2 赤外線追尾空対空ミサイル×1 >翼下パイロン×4 軽い2×3 軽い1×2 無印×1 重い×1 >胴体下パイロン×4 赤外線追尾空対空ミサイル×4 レーダー誘導空対空ミサイル×4 >固定武装 23mm機関砲×1 SU34フォロウダー《戦闘爆撃機》 形式名:スホーイ SU34 フォロウダー 戦闘爆撃機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:−1 索敵性能: 0 AMM後ろ向き発射:2 サイドバイサイド複座型 :1  SU27を大幅に改造、並列複座形式にし、コクピット後方には衛 星施設をも搭載した、長距離戦闘爆撃機。伸びきった大型のテイルコー ンには後部レーダーを始めとした電子機器を満載、後ろ向き発射可能 のAAMを搭載する事が出来る。 >外側パイロン×2 軽い2×2 軽い1×2 無印×1 >外と内の真ん中パイロン×2 軽い2×4 軽い1×2 無印×2 重い×1 >内側パイロン×2 軽い2×4 軽い1×2 無印×2 重い×1 >固定武装 23mm機関砲×1 TU95ベア《爆撃機》 形式名:ツポレフ TU95 ベア 戦略爆撃機 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−3 索敵性能:−1  旧ソ連が作成した、最大最強のプロペラ爆撃機。巨大な機体に、二 重反転プロペラを装備した4発機で、プロペラを非常に低速で回転さ せることによって抵抗を減らし、高速飛行を可能にする。後退角のお おきくついた翼との相乗効果で、亜音速ジェット機並みの性能を有する。  相次ぐ改良のため、現在ではタイプHが主流になっている。電子戦 機バージョンなど多数の派生型が作られ、現在でもロシア空軍の重要 な位置をしめている。 >固定武装 後部23mm機関砲×2 >爆弾倉 いっぱい TU160ブラックジャック《爆撃機》 形式名:ツポレフ TU160 ブラックジャック 戦略爆撃機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:−3 索敵性能: 0 全天候対地攻撃:2  西側のB1爆撃機に多大な影響を受けた爆撃機。B1と同じく可変 翼を採用し、両翼付け根に2つずつ合計4つのエンジンを装備。  しかし、垂直尾翼と水平尾翼の独特な位置関係など(水平尾翼が垂 直尾翼の中ほどから生えている)はロシア・ツポレフ設計局独特の形 である。機体も一回り大きい。ただしステルス能力は持たない。  1995年現在、縮小されるロシア空軍の煽りを食ったツポレフ設計局 は、ブラックジャックを中小諸国の衛星打ち上げ用に改良し、中小諸 国から金を貰って衛星を打ち上げている。 >固定武装 なし >爆弾倉 いっぱい TU24バックファイア《爆撃機》 形式名:ツポレフ TU24 バックファイア 爆撃機 特徴: 速度性能: 0 運動性能:−3 索敵性能: 1 全天候対地攻撃:2  第二次戦略兵器削減高尚で、本機を戦略兵器として扱うか否かで話 題となった機体。ロシア空軍は本機を中距離爆撃機として扱い、空中 給油装置を付けないことでアメリカと合意した。本機は述べたとおり 中距離爆撃機で、長距離ASMやAGMを搭載して敵攻撃に当たる。  後部にはコンピュータ制御の23mm連装機関砲が装備されている。乗 員は4名。 >固定武装 後部23mm機関砲×2 >爆弾倉 いっぱい AN124 ルスラン《輸送機》 形式名:アントノフ AN124 ルスラン 輸送機 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−3 索敵性能:−3 積載性能:+4  ロッキード社の超大型輸送機C5ギャラクシーを越える、超弩級4 発輸送機。そのペイロードは150000Kgにも及ぶ。 AN72 コーラー《輸送機》 形式名:アントノフ AN72 コーラー 輸送機 特徴: 速度性能:−3 運動性能:−3 索敵性能:−3 積載性能:+2  アントノフ設計局の汎用輸送機。  双発エンジンで、ペイロードは10000Kg。 エンジンが主翼上方に取 り付けられている特殊な外見をしているが、これは高い揚力を得るた めの配慮だけでゃなく、氷雪やゴミなどを吸い込まないようにとの配 慮でもある。 A50 メインステイ《早期警戒機》 形式名:アントノフ/ベリヤ A50 メインステイ 早期警戒機 特徴: 速度性能:−2 運動性能:−2 索敵性能:+4  輸送機のAN74キャンディッドを改良した早期警戒機。冷戦時代 は西側戦闘機に対して、激しいレーダー波の雨を降らせていた。西側 のE2CやE3Aに相当する機体で、ルックダウン可能な回転ドーム 型レーダーを搭載している。

§2 オリジナル航空機サンプルデーター

X3 ばるなーと【X3 バルナート】《戦闘機》 形式名:▲▲事務所専用機 X3 バルナート 戦闘機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+3 索敵性能:−1 装甲  :−2  電子機器や速度をほとんど考えず、装甲も省いて、旧軍のようにた だひたすら格闘戦闘能力を追求した機体。専用レーダーを搭載しない ので、事務所専属の早期警戒機の指揮下で戦闘を行う。  しかしながらその格闘戦能力は群を抜いており、格闘戦の得意な事 で有名なF16をも軽くたいらげてしまうほどである。  ロッキード社が極秘開発していた、戦技研究用の試作機体を××社 がコピーしたもの。 YF2 りゅうげき【YF2 流撃】《支援戦闘機》 形式名:■■事務所専用機 YF2 流撃 支援戦闘機 特徴: 速度性能:+2 運動性能:−2 索敵性能: 0 低空高速での安定性:+1  圧倒的な高速度で侵入、目標上空に爆弾の雨を降らせて矢のように 離脱する、強襲機。固定武装は斜め下にむけられた40mmミニガン2門 と言う恐ろしい火力。標準兵装はMK82爆弾を十数発搭載する。  代わりにASMを搭載して対艦任務にもしよう出来る。高度な地形 追従慣性航法システムを搭載している。 FR11 しふう【FR11 士風】《戦闘偵察機》 形式名:◆◆事務所専用 FR11 士風 戦闘偵察機 特徴: 速度性能:+1 運動性能:+1 索敵性能:+2   写真システム:+2 装甲  :−2  戦闘機並みの運動性能、武装搭載量を誇る強行偵察機。敵制空権下 を強行偵察するのに用いられる。  最高速度マッハ1.9+、格闘戦性能はF15に匹敵する。しかし、 至近弾などの耐久性能は著しく低い。

§3 ハミングバード専用機

 さてここで、ハミングバードの彼女達が使用している専用機体を、語り部の 数値として再現して見ましょう。 HB1 はみんぐいちごうき【HB1 ハミング1号機】《戦闘機》 速度性能:+3 運動性能:+2 索敵性能:+1 ステルス: 1 高速武装換装: 2  ハミングバード専用1号機。パイロットは取石神無。マッハ3+の 超高速性能を誇る。各種AAMと高性能レーダーによる制空戦闘機。  固定武装は30mm機関砲。 HB2 はみんぐにごうき【HB2 ハミング2号機】《戦闘機》 速度性能:+2 運動性能:+3 索敵性能: 0 VTOL: 3 高速武装換装: 2  ハミングバード専用2号機。パイロットは取石弥生。S/VTOL 能力を持つ戦闘機で、各種爆弾やAAMによる幅広い任務に対応。  最高速度に劣るがVTOL性能は魅力的。 HB3 はみんぐさんごうき【HB3 ハミング3号機】《戦闘攻撃機》 速度性能:+2 運動性能:+3 索敵性能: 0 ステルス: 1 高速武装換装: 2  ハミングバード専用3号機。1号機との姉妹機であるが、1号機の 制空戦闘機としての色合いに対して、こちらは汎用戦闘攻撃機といっ たイメージが強い。パイロットは取石五月。 HB4 はみんぐよんごうき【HB4 ハミング4号機】《空中司令機》 速度性能: 0 運動性能:−3 索敵性能:+4 電子戦闘:2 移動司令部:1 搭載量 : 4  ハミングバード専用4号機。パイロットは取石卯月。ハミングの空 中補給母機兼、空中司令部兼、早期警戒機兼、5号機の母機。5号機 を常時搭載しており、空中回収、空中離別が可能である。 HB5 はみんぐごごうき【HB5 ハミング5号機】《戦闘ヘリ》 速度性能:−1 運動性能:−1 索敵性能: 0  ハミングバード専用5号機。パイロットは取石水無。ハミング唯一 の回転翼機。そのくせマッハ近くの速度を出す事が可能であり、へた な旧式戦闘機よりも空中戦闘能力は高い。その真価を発揮するのは、 4号機とのコンビネーションでの対戦車攻撃であろう。AAMを搭載 する事も出来るが誘導システムを持たないため、4号機のレーダーで 誘導してもらう。 7章 ■■■武装サンプル・データベース■■■ ==============================================  ここでは、航空機に搭載する各種武装に付く設定や、もしあるならば特徴な どを付け加えます。ここで明記する特徴は、ルールが複雑になるとGMが判断 するならば、使わなくてもよいでしょう。  使ったほうが、よりリアリティのある民間自衛隊の世界を体験出来ることは 言うまでもないですが。

§1 固定兵装

 航空機に内蔵されていて、普通は変更出来ない武装をさします。イギリスは Bae社のハリアーシリーズなどでは、取り外し交換が可能ですが、ふつうは 変更出来ないと思って良いでしょう。航空機のデータベースで(第6章参照) 固定武装は何々である……と記入してあるので、それを見てからこの部分を参 照して下さい。 30mmきかんほう【30mm機関砲】《砲》  一般的には、アデン等のメーカーの品が有名。ヨーロッパの戦闘機 に多数搭載されている。大口径のため対地目標にもつかえるが、発射 速度が遅く、装弾数が少ないのが欠点。航空機固定武装で、ほとんど の場合変更は出来ない。 少ない装弾数 :1 1発あたりの高い破壊力 :1 20mmばるかんほう【20mmバルカン砲】《砲》  アメリカの戦闘機に多数搭載されている、分間7000発近くの発射速 度を誇る、多砲身機関砲。破壊力は少ないが、瞬間的に沢山の弾を叩 き込むので、結局の所破壊力は高いといえる。航空機の固定武装で、 ほとんどの場合変更は出来ない。 速い発射速度 :3 一発あたりの低い破壊力 :1 23mmきかんほう【23mm機関砲】《砲》  ロシア戦闘機多数みられる機関砲。20mmと30mmの両方の長所(短所 も)を併せ持つ。航空機固定武装で、ほとんどの場合変更は出来ない。 →20mmバルカン砲 →30mm機関砲

§2 対空兵装

 空中目標(戦鬪機、爆撃機など)に対して攻撃をかける兵装のこと。 AIM9"Side Winder"《対空兵装》  ベトナム戦争以前から使われている、赤外線追尾型対空ミサイル。 西側対空ミサイルのベストセラーである。初期のタイプは後ろから排 気にロックしなくては撃てなかったし、爆薬も少なかったが、改良を 続けられた新型では、正面からの射撃も可能となり(でも精度は低い)、 爆薬も多くなった。  現在世界で数十万本以上の生産数を記録していると言われている。  日本、オーストラリア、サウジアラビア、EC諸国、イスラエル、 カナダ、スイス、スウェーデン……etc。 軍隊を持つ西側各国で、 AIM9 "Side Winder"を持たない国はないと言っても過言ではない かもしれない。abcdef……とモデルが更新され、現在の主力は海軍型 のMと空軍型のLである。J型などは多く出まわっているが、データ は旧式のものを参照していただきたい。新式のデーターを参照するの はM型とL型に限るとする(値段は2倍ぐらい違う)。 旧型 後ろから撃たないと当らない:2 爆薬の量が少ない  :1 太陽や地熱にごまかされる :1 新型よりも安い  :2 高い運動性能  :1 軽い  :1 赤外線追尾  :1 新型 全方位発射  :1 他のミサイルに比べると安価:1 高い運動性能  :2 軽い  :1 赤外線追尾  :1 みつびし AAM−3【三菱 AAM−3】《対空兵装》  1975年に開発がスタートした三菱重工の新型格闘戦用対空ミサイル。  基本的には AIM9"Side Winder"を基とした改良型だが、カナー ドの形状や日本独自のシーカーなどを装備する。全方位発射可能な赤 外線探知型AAM。1995年現在では未だ開発中。 全方位発射 :2 軽い   :1 高い運動性能:2 赤外線追尾 :1 AIM7"Sparrow"《対空兵装》  ベトナム戦争の頃から実戦配備されだしたレーダー誘導ミサイル。  レーダーで誘導するために F4"Phantom"などのレーダーと火器官 制員を搭載した複座大型戦闘機にしか搭載出来なかった。コンピュー タが発達してきたため、現在では単座戦闘機でも十分に扱える、便利 なミサイルとなっている。  セミアクティブレーダーホーミングという形式のため、発射してか ら当たるまでの間、敵機を常にロックしていなくてはならないため、 発射母機が危険になると言うことと、精度の低さと言う欠点を持つ。  その欠点を補って、60Kmを越える射程と、価格に見合った性能、そ してなによりも、改良を加えられて現在まで進歩してきた、高い信頼 性を持つことが、西側各国で各種派生型を生みながら使われ続けてい る原因であろう。開発もとのアメリカ合衆国では、撃った後に母機が 回避出来る、AIM120"Amraam"に大体が置き変わってしまってい るが、その他の国ではまだ多数の生産が続けられている。 発射後命中まで敵機をホールド :1 長い射程(50Km前後) :1 レーダー誘導 :1 Bae"SKY FLASH"《対空兵装》  イギリスはBAE社が開発した、 AIM7"Sparrow"の完全互換ミ サイル。 RAF(大英帝国空軍)のF4"Phantom"や超音速多目的戦 闘攻撃機トーネードIDS/ADVに搭載するために開発された、AIM7 "Sparrow"の発展型と言える。弾頭を撃ちっ放し可能なアクティブレー ダー搭載に換装した"ACTIVE SKY FLASH"も開発中であるが、実験用 の域を出ていないようだ。 発射後命中まで敵機をホールド :1 長い射程(60Km前後) :1 レーダー誘導 :1 Bae"ACTIVE SKY FLASH"《対空兵装》  イギリスはBAE社が開発した、 AIM7"Sparrow"の完全互換ミ サイル。 RAF(大英帝国空軍)のF4"Phantom"や超音速多目的戦 闘攻撃機トーネードIDS/ADVに搭載するために開発された、AIM7 "Sparrow"の発展型で、 弾頭を撃ちっ放し可能なアクティブレーダー 搭載に換装したもの。1995年現在未だ開発中である。 撃ちっ放し :1 長い射程 (60Km前後) :1 レーダー誘導 :1 AIM120"Amraam"《対空兵装》  AIM7"Sparrow"に変わる撃ちっぱなし型(発射後、母機は回避運 動に入る事が出来、生存性が高まる)の対空ミサイル。価格の高さが 指摘されるが、AIM7"Sparrow"と同じサイズの弾体ながら、 射程 は80Km近くに及び、精度も劇的に向上している。 長い射程(80Km前後) :2 価格の高さ :1 レーダー誘導 :1 AIM54"Foenix"《対空兵装》  もともとF111B対空型アードヴァークに搭載される計画で開発 がスタートされた、長距離アクティブレーダーホーミング対空ミサイ ル。その射程は100〜200Kmにも及ぶ。  しかしながらF111Bの計画は試作機が作成された時点でキャン セル、かわってF14がAIM54"Foenix"を運用する事となった。  現在、AIM54"Foenix"ミサイルを搭載できるのは唯一F14シ リーズのみである。 1発100万$のこのミサイルを発射して、元が取 れるのかどうか、甚だ疑問ではあるが……。 長い射程(オーバー200Km) :4 高い価格 :3 低い運動性能 :1 レーダー誘導 :1 F14専用 :3 Matra R550 "Magic"《対空兵装》  マトラ社が開発した、赤外線追尾対空ミサイル。  性能的には AIM9"Side Winder"の少し下と言った所であろうか。  未だに AIM9"Side Winder"を越える、赤外線追尾対空ミサイル は出現していないようだ。 軽い    :1 高い運動性能:1 赤外線追尾 :1 Matra R530《対空兵装》  マトラ社が開発したセミアクティブレーダーホーミング空対空ミサ イル。大型ミサイルで、ミラージュ2000戦闘機に4発搭載される。  セミアクティブ式のため命中までの誘導が必要。 発射後命中まで敵機をホールド  :1 長い射程(60Km前後) :1 低い運動性能 :1 レーダー誘導 :1 Matra "MICA"《対空兵装》  MICAとはフランス語で言う戦闘/迎撃ミサイルの略で、1987年に開 発がスタート、1996年度には開発完了の目処が立つ、マトラ社の中距 離アクティブホーミング対空ミサイル。発射後、慣性誘導と中間アッ プデートで誘導されるのは同じなのだが、最終誘導を赤外線にするの かアクティブレーダーとするのかを交換して、短距離AAMと中距離 AAMとの2種類につかえるようにしてある。また、ミサイル後部に 推力可変機構が在り、運動性能を向上させている。  発射形式は撃ちっ放し型であるので、発射母機の生存率が向上する。  実用化の暁には主に「ラファール」に搭載される。  短距離型は「MICA−SRAAM」とのコードネームが付けられ ている。 →Matra "MICA-SRAAM" 高価 :1 短距離AAMに転用可能 :1 高い運動性能 :1 長い射程 :2 レーダー誘導 :1 Matra "MICA-SRAAM"《対空兵装》  MICAとはフランス語で言う戦闘/迎撃ミサイルの略で、1987年に開 発がスタート、1996年度には開発完了の目処が立つ、マトラ社の短距 離赤外線ホーミング対空ミサイル。シーカーヘッドの換装で赤外線誘 導にするのかアクティブレーダー誘導とするのかを決められる。また、 ミサイル後部に推力可変機構が在り、運動性能を向上させている。  発射形式は撃ちっ放し型であるので、発射母機の生存率が向上する。  実用化の暁には主に「ラファール」に搭載される。  中距離型は「MICA」とのコードネームが付けられている。 高価 :1 中距離AAMに転用可能 :1 高い運動性能 :1 赤外線追尾 :1

§3 対地無誘導兵装

 誘導装置を持たない対地攻撃兵器です。1次対戦当時から使われ続けている 通常爆弾や、各種特殊爆弾、ロケット弾などが含まれます。 250ぽんどじゆうらっかばくだん【250ポンド自由落下爆弾】《対地&対艦兵装》  世界各国であらゆる種類が作られ、使用されている普通の爆弾。  艦船にも車輌にも建造物にも、およそ軍事目標といえるものにはな んにでも効果がある、第二次世界大戦から使われ続けている対地攻撃 兵装の代名詞的存在。 ここでとりあげる250ポンドのタイプは、小型 爆弾の部類に入る。  1つ1つは軽量で、破壊力も少ないが、それ故に沢山の量を積む事 が出来るため、軟装甲の車輌などを大量に破壊する時に威力を発揮す る。破壊力が低いといっても軽車両や装甲車程度なら軽く吹き飛ばし てしまう破壊力を持つ。直撃すれば戦車であっても吹き飛ぶだろう。 低空投下すると自機に被害:1 軽い :2 破壊力低い:1 安い :3 500ぽんどじゆうらっかばくだん【500ポンド自由落下爆弾】《対地&対艦兵装》  世界各国であらゆる種類が作られ、使用されている普通の爆弾。  艦船にも車輌にも建造物にも、およそ軍事目標といえるものにはな んにでも効果がある、第二次世界大戦から使われ続けている対地攻撃 兵装の代名詞的存在。 ここでとりあげる500ポンドのタイプは、中型 爆弾の部類に入る。破壊力も、重量も普通のレベルである。ある程度 沢山の量を積む事が出来るため、装甲車輌などを大量に破壊する時に 威力を発揮する。戦車部隊を吹き飛ばしたり、ある程度のサイズの施 設や橋梁を破壊する事が出来る。  これくらいのサイズになってくると、船舶にも効果が出てくる。 低空投下すると自機に被害:1 安い:3 軽い:1 1000ぽんどじゆうらっかばくだん【1000ポンド自由落下爆弾】《対地&対艦兵装》  世界各国であらゆる種類が作られ、使用されている普通の爆弾。  艦船にも車輌にも建造物にも、およそ軍事目標といえるものにはな んにでも効果がある、第二次世界大戦から使われ続けている対地攻撃 兵装の代名詞的存在。ここでとりあげる1000ポンドのタイプは、大型 爆弾の部類に入る。1発に結構な重量が在り、誘導装置を付けたタイ プなども存在している。船舶や橋梁や重要施設、機甲部隊攻撃に威力 を発揮する万能爆弾。搭載出来る量は少ないが、破壊力は絶大。普通 の鉄道橋などは1発で吹き飛ぶだろう。 低空投下すると自機に被害:2 安い:1 2000ぽんどじゆうらっかばくだん【2000ポンド自由落下爆弾】《対地&対艦兵装》  世界各国であらゆる種類が作られ、使用されている普通の爆弾。  艦船にも車輌にも建造物にも、およそ軍事目標といえるものにはな んにでも効果がある、第二次世界大戦から使われ続けている対地攻撃 兵装の代名詞的存在。ここでとりあげる2000ポンドのタイプは、大型 爆弾の部類に入る。1発に相当な重量が在り、誘導装置を付けたタイ プなども存在している。船舶や橋梁や重要施設、機甲部隊攻撃に威力 を発揮する万能爆弾。搭載出来る量は少ないが(普通の戦闘機で2〜 4発程度)、破壊力は絶大。普通の鉄道橋などは1発で吹き飛ぶだろう。 低空投下すると自機に被害:2 安い:1 重い:1 FAEねんりょうきかばくだん【FAE燃料気化爆弾】《対地兵装》  FAEとはフュエル・エア・エクスプロージョンの略である。爆弾 のような殻の中につめられた、爆発性の液体が、空気と適量に混合さ れた時に信管が作動、広範囲を一瞬にして焼き払う、大量殺戮爆弾。  爆発範囲内は物凄い爆風で、地雷等は一瞬で起爆、装甲車や戦車の 乗員は内部で焼き殺されてしまう。 広範囲殺戮:2 スネークアイ・開傘式自由落下爆弾《対地&対艦兵装》  各種重量の自由落下爆弾を改良したもの。低空で自由落下爆弾を投 下した場合、投下母機に被害が及ぶことがしばしば起こりうる。  これを回避するため、爆弾後部に開く羽根をつけ、空気抵抗を増し て、地上到着時刻を遅らせる処置がとられた。これがスネークアイ爆 弾である。  重量は、250、500、1000、2000ポンドと各種揃っている。特徴は各 重量別の「自由落下爆弾」を参照のこと。ただし「低空投下すると自 機に被害:1」の特徴は除外し、以下の特徴を付ける。 低空投下可能:1 Matra でゅらんだーる【Matra デュランダール】《対地兵装》  Matra社開発の滑走路破壊専用爆弾。低空投下可能な開傘式爆弾で、 空中で姿勢を制御、滑走路と90度の角度でロケットモーターを点火、 滑走路下数メートルの場所まで突入、遅延信管を作動させ、滑走路に 大規模なクレーターを作る。通常の爆弾と違って、非常に修復の困難 な被害を与える。 低空投下可能 :1 滑走路専用  :1 修復困難なダメージ与える:2 JP233《対地兵装》  イギリスはハンティング社が超音速多目的戦闘攻撃機トーネードIDS 専用に開発したディスペンサー兵器。胴体下に2本一組で搭載する。  HB876多目的地雷子弾とSG357滑走路破壊子弾という二種 類の子爆弾が内蔵されており、 HB876が217発、SG357が30 発搭載されている。HB876は、着弾後すぐ爆発するものや、感圧 式、時限式等、多種の地雷が混ぜられており、SG357によって受 けた被害を修復するのを困難にしている。  同じ設計思想の兵器にMW−1がある →MW−1 トーネード専用:3 MW−1《対地兵装》  ドイツとイタリアが共同開発した超音速多目的戦闘攻撃機トーネー ドIDS専用のコンテナ型ディスペンサー兵器。機体胴体下に搭載され、 左右に224個の発射口が空いた異様な形状を持つ。  対人地雷子弾、対戦車地雷子弾、滑走路破壊子弾など、5種類の弾 頭を搭載出来、それらの最大224個の子弾を、いっせいに射出する。  同じ設計思想の兵器にJP233がある。 →JP233 トーネード専用:3 CBU《対地兵装》  クラスタ・ボム・ユニットの略。広範囲に子爆弾を展開するボムレ ットの総称である。円筒形+尾部フィンという弾体内部に、数百個の 子爆弾が内蔵され、目標上空で展開され、広範囲を殺戮する。  最も多用されているものは600ポンドタイプであるので、 ここでは 600ポンドのもののみ、特徴を明記する。  その他の重量のものを使用する機会はあまりないだろう。有名なも のに、CBU−55などがある。 低空投下不可能 :1 広範囲殺戮 :1 BLU27 なぱーむだん【BLU27 ナパーム弾】《対地兵装》  ガソリンとベンゼンとポリスチレン・クリスタルを混合したナパー ムに、焼夷剤を充填した火焔爆弾。広範囲を炎で包んでしまう。  戦車や装甲車などであっても、内部の乗員に大きなダメージを与え るが、最近ではその座をFAEに取って代わられようとしている。 →FAE 広範囲殺戮:1 LAU3 ROCKET《対地兵装》  70mm無誘導対地ロケット弾19発を収納したロケット弾ポッドで、左 右同時搭載、同時発射が前提となる。軽車両などの破壊に適する。 軽い:2 1発の威力が小さい:1

§3 対地・対艦誘導兵装

 誘導装置を持った対地攻撃用兵器。主に対地ミサイル、対艦ミサイル、レー ザー誘導爆弾、赤外線誘導爆弾、レーダー源追尾型ミサイル、巡航ミサイルな どが含まれる。 AGM84"Harpoon"《対艦兵装》  アクティブレーダー誘導の撃ちっ放し型長射程対艦ミサイル。駆逐 艦クラスなら1撃で屠ってしまう破壊力を持ち、 120Kmの射程もあわ せ持つ。発見/迎撃を避けるため、海面すれすれを飛行、目標寸前で ポップアップし、降下角約30度で目標に突入する。 長い射程 :3 超低空飛行 :2 高い破壊力 :1 レーダー誘導 :1 AGM88"Harm"《対レーダー兵装》  レーダー波をたどっていって、発信源を破壊するミサイル。HE破 砕式弾頭を装備し、ある程度の装甲を貫通する。射程は25Km程度 である。味方の攻撃の前に、対空レーダー網を殲滅する任務などに用 いられる。 レーダー源破壊:2 AGM65F"IR-Marverick"《対地&対艦兵装》  IR誘導型の代表的な空対地/空対艦ミサイル。大抵の装甲は軽く 貫通してしまい、頑丈な建造物等も破壊出来る。アメリカ海軍、空軍、 海兵隊が使用している。射程は20〜25Km 軽い :1 AGM65B"TV-Marverick"《対地&対艦兵装》  TV誘導型の代表的な空対地/空対艦ミサイル。大抵の装甲は軽く貫 通してしまい、頑丈な建造物等も破壊出来る。アメリカ海軍、空軍、 海兵隊が使用している。射程は10Km前後。 軽い :1 AGM84E"SLAM"《対地兵装》  AGM84"Harpoon"の弾体を元に大型化、対地用として、 弾頭重 量の増加を図った。射程は100Km。慣性誘導とGPS誘導、赤外線誘導を 併用した精度の高い攻撃が可能となっている。 重い :1 超低空飛行 :2 長い射程 :2 レーダー誘導 :1 高い破壊力 :1 AGM84H"グランドSLAM"《対地兵装》  AGM84E"SLAM"を改良。射程と弾頭を改良した。  射程は100Kmを越える。 重い :1 超低空飛行 :2 長い射程 :2 レーダー誘導 :1 高い破壊力 :1 AS34"CORMOLAN"《対艦兵装》  ドイツが開発した対艦ミサイル。射程は30Km,誘導には慣性航法 システムと、終末のアクティブレーダーホーミングが組み合わされて いる。飛翔方式などは基本的にエグゾセ等と同じ超低空飛行。 重い :1 超低空飛行 :1 レーダー誘導 :1 長い射程 :1 AM39"エグゾセ"《対艦兵装》  1974年のフォークランド紛争でイギリス海軍フリゲート「シェフィー ルド」を撃沈、一躍有名となった対艦ミサイル。海面すれすれを飛翔 して目標に突入する。誘導方式は慣性航法システムと、終末のアクティ ブレーダーホーミングが組み合わされている。射程は約50Km。 長い射程 :1 レーダー誘導 :1 超低空飛行 :1 C601《対艦兵装》  中国独自開発の対艦ミサイル。爆撃機に2発搭載すると言う大型の ミサイルで、亜音速低空飛行で目標に向かう。射程は110Km。  誘導方式はドップラーレーダーの中間誘導と、最終誘導にアクティ ブレーダーを使用する。CAS1とも呼ばれる。 異常に大きく重い:3 レーダー誘導 :1 長い射程 :2 C801《対艦兵装》  中国独自開発の対艦ミサイル。C601に比べて小型で、攻撃機ク ラスの機体に搭載が出来る。外見はAM39"エグゾセ"に酷似してい る。射程は40Km前後。 →C601 レーダー誘導 :1 超低空飛行 :1 長い射程 :1 C802《対艦兵装》  C801対艦ミサイルの輸出バージョン。エンジンがターボファン に換装され、胴体下部に空気取り入れ口が付いた。 射程は120Kmに延 長されたが、基本性能はC801と変化ない。 →C801 超低空飛行 :1 長い射程 :2 レーダー誘導 :1 重い :1 AJ168/AS37"マーテル"《対地兵装》  BAE社とMATRA社の共同開発対地ミサイル。基本設計や誘導 方式、射程などはAGM65"Marverick"と酷似。射程20Km。 軽い:1 赤外線誘導:1 Matra ARMAT《対レーダー兵装》  AJ168/AS37"マーテル"空対地ミサイルを、Matra社 が独自に改良して、対レーダー用ミサイルとしたもの。高々度からの 発射では、射程距離90Kmをマークする。 長い射程 :2 レーダー源破壊 :2 重い :1 みつびしASM1【三菱ASM1】《対艦兵装》  三菱が独自開発した対艦ミサイル。射程は50Kmで、慣性誘導とアク ティスレーダー誘導を併用している。 長い射程 :1 レーダー誘導 :1 みつびしASM2【三菱ASM2】《対艦兵装》  三菱が独自開発した対艦ミサイル。慣性誘導とアクティスレーダー 誘導を併用している。推進装置には、ASM1と変わってジェットエ ンジンを採用。射程が大きく伸びている。また外翼にはステルス設計 を採用、生存率を向上させている。射程は推定で80Km〜100Km。 長い射程 :2 ステルス設計 :1 レーダー誘導 :1 Bae ALARM《対レーダー兵装》  Bae社が開発した対レーダーミサイル。目標がレーダー波の発進 をやめた場合に、上空待機して再度発信されたならば再突入するなど の5つのモードを備えた新鋭ミサイル。射程は45Km前後。 長い射程 :1 賢い誘導システム:1 レーダー源破壊 :2 重い :1 SURB RBS15F《対艦兵装》  サーブ社の開発した戦闘機搭載型対艦ミサイル。ターボファンエン ジンで推進し、射程は90Km。慣性誘導とアクティブレダーホーミング を併用する。 長い射程 :2 重い :1 レーダー誘導 :1 AGM129じゅんこうみさいる【AGM129巡航ミサイル】《対地&対艦兵装》  1980年代前半に開発が開始された次世代巡航ミサイル。ステルス対 策と、赤外線軽減対策が取られている。推進方式は有翼ターボファン で、慣性誘導巡航とレーザー・レーダー最終誘導の組み合わせで3000 Kmの射程を有する。当初アメリカ戦略空軍に1000発近い採用が見込ま れていたが、削減が続き440発で終了する予定。 異常に長い射程距離 :5 高い価格 :3 ステルス性能 :2 超低空飛行 :1 重い :2 AGM86じゅんこうみさいる【AGM86巡航ミサイル】《対地&対艦兵装》  1970年代中盤に開発が開始された巡航ミサイル。ターボファンエン ジンと折り畳み式の主翼を採用した。電波高度計とTARCOMシス テムによる、超低空地形追従飛行を可能とし、射程は2000Kmにも及ぶ。 超低空飛行 :1 異常に長い射程距離 :4 高い価格 :2 重い :2 500ポンドレーザー誘導爆弾【1000ポンドレーザー誘導爆弾】《対地&対艦兵装》  500ポンド自由落下爆弾の弾体にレーザー誘導装置を付けたもの。  機体側にレーザー誘導装置を付けるか、別の機体がレーザーを照射 しなくてはならないが、建物の排気口を狙って投下したりといった事 が可能な、精密攻撃用爆弾。 レーザー誘導が必要  :3 高精度ピンポイント爆撃可能:3 軽い  :1 1000ポンドレーザー誘導爆弾【1000ポンドレーザー誘導爆弾】《対地&対艦兵装》  1000ポンド自由落下爆弾の弾体にレーザー誘導装置を付けたもの。  機体側にレーザー誘導装置を付けるか、別の機体がレーザーを照射 しなくてはならないが、建物の排気口を狙って投下したりといった事 が可能な、精密攻撃用爆弾。 レーザー誘導が必要  :3 高精度ピンポイント爆撃可能:3 2000ポンドレーザー誘導爆弾【1000ポンドレーザー誘導爆弾】《対地&対艦兵装》  2000ポンド自由落下爆弾の弾体にレーザー誘導装置を付けたもの。  機体側にレーザー誘導装置を付けるか、別の機体がレーザーを照射 しなくてはならないが、建物の排気口を狙って投下したりといった事 が可能な、精密攻撃用爆弾。 レーザー誘導が必要  :3 高精度ピンポイント爆撃可能:3 重い  :1

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