=== Weekly GEIRAN =======================================================            週 刊 「鯨 卵(ゲイラン)」            1998/04/29号 (毎週土曜日発行 <もう諦めた) ======================================================================== ■ウィークリー・クジラのタマゴは、全国の笑いを求めるあなたに届くバラエティ誌です。  「まぐまぐ」で読者登録された方へ送付されています。  イヤだと言っても送り付けます。  「鯨卵」は転載自由です。プリントアウトして見せるもよし、  実際に友達の前でネタ披露するもよし(スベッても当局は責任もちません)。  その場合、出所だけ、分かるようにして下さいな。  もし「鯨卵」を見せびらかす相手がインターネットユーザでしたら、  「まぐまぐ」での登録方法など教えてあげてください。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@   ゴールデンウィーク特大(嘘つけ)号 $$$$   CMです  $$$$$  お笑い系メールマガジン「つれづれ」  作者はイケダユキオ氏で、「鯨卵」と同じく、「まぐまぐ」を  通じて無料で発行されています。  基本的に「下ネタ」ですので(が時々あまずっぱぁい話もあります)、  好き嫌い別れると思いますが、  キレてて非常に面白いです。  〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓「つれづれなるままに」〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓  時々笑わせます。思ったほど笑うことも可能かもしれません。 登録無料です。バックナンバーおよび登録は >http://p1.coralnet.or.jp/pepsi/index.html へどうぞ。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓「つれづれなるままに」〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 猫パンチ3  マイブーム                           作・稲垣豊    (割ときわどいです(シモネタにあらず)。     不快感を感じる人もいるでしょう。潔癖性の人は読まないでね     ギャグはギャグとして割り切って楽しめる方だけ、先に進んでください) 山口「今、<マイブーム>という言葉がブームですよね」 稲垣「え?」 山口「いや、だからね。マイブームという言葉がブームだねって」 稲垣「・・・」 山口「聞いてる?」 稲垣「あー・・・?」 山口「マイブームだよ。わかるでしょ?」 稲垣「アノー、ワタシ、ニポン語チョトダケ・・・」 山口「なんでカタコトなんだよ!?」 稲垣「いや、僕、英会話学校に通っててね。そこのチェンバレン先生のマネ」 山口「なんだそりゃ?」 稲垣「これが僕のマイブームなの」 山口「どこがおもしれぇんだよ!?」 稲垣「・・・いやー、もう<チェンバレン・ブーム>も終わったよね、実際」 山口「流行ってねぇよ。最初から!」 稲垣「寂しそうだったな、チェンバレン先生・・・<もう俺の時代は終わった>って    肩おとしてたよ」 山口「何者だよ?そいつは!?」 稲垣「ま全部ウソですけど」 山口「ウソでここまで引っ張るなよ!」 稲垣「いやいや。ところで、あなたはマイブームとかあるんですか?」 山口「僕は、普通に世間一般で流行ってるものしか、知らないですよ」 稲垣「僕は、これは自分だけだろう、ってやつ、ありますよ」 山口「なに?」 稲垣「えー、教えたくないなぁ。人に教えたらみんなマネして、    マイブームじゃなくなるからなー」 山口「いいじゃん。教えてよ」 稲垣「うーんわかった。じゃ誰にも秘密だよ」 山口「オッケーオッケー」 稲垣「携帯ゲーム機に万歩計の要素を取り入れた    <ポケットピカチュー>っていうゲームでね・・・」 山口「って誰でも知ってるよ、オイ!!」 稲垣「・・・なにも、見栄はらなくてもいいのに」 山口「いや、じっさい俺も持ってるもん!」 稲垣「あー、真似したなー」 山口「めちゃめちゃTVでCM流してるじゃないか!」 稲垣「いやいや。もう<ポケットピカチュー>の時代も終わったよねー」 山口「またそこにいくか!?」 稲垣「場末のバーで飲んだくれてたからね。ピカチュー」 山口「ウソつけよ!!」 稲垣「だいぶん悩んでたよ。<やっぱTV東京で暴れたのがいけなかったのかなぁ>って」 山口「や、やめようね。危ないネタは・・・」 稲垣「ま、なんにしてもポケットピカチューはこの不況の中、    珍しくヒット作になったわけですから、アメリカに輸出とかしてほしいね    ちょっとは景気よくなるかもしれない」 山口「お珍しくまともなことを・・・」 稲垣「その時はぜひ<TV東京破壊シネシネ光線機能>を搭載してほしいね」 山口「載せるかよ!!」 稲垣「これを使ってアメリカ脅迫したりして。    <次の要求を飲まなければ、ピカチュー光線発動させるぞ>って」 山口「・・・一応聞いてやるよ、・・・なんて要求するんだ?」 稲垣「映画の<タイタニック>、早くビデオ化しろって」 山口「めちゃめちゃ小さい野望だな、おい!!」 (了) オチB (ラスト5行と差し替え) 山口「知らないぞお前。任天堂、敵に回しちゃって」 稲垣「ワタシ、ニポン語チョトダケ・・・」 山口「ごまかすなよ!」  ひとりごと  これはちょっと前に、イキオイだけでダーッと書き上げたものです。   その割には起承転結がうまくいったなー、と自己満足に浸っていますけど。  どんなもんでしょうか?  (冒頭で宣伝しているメールマガジン「つれづれ」に載った「ローソンネタ」  からインスピレーションを得て書きました)    ただ、オチのタイタニックはうまくないです。  個人的にはオチBのほうが気に入っていますが、  前作「郵政省疑惑」の「カストロ議長が、ウンヌン・・・」の辺りと  カブってると思ったので(強きに屈する、という)、  あえてオチを変えました。  みなさんはどちらのオチが好きですか? ### バックナンバーについて ###  希望者はサブジェクトにバックナンバー希望と書いて、  本文中にほしい号数、必要な部数(笑)を書いてメールしてください。  折り返し、誰にもわからないように個人名にて密送します。  その時に感想などを添えていただけると嬉しいな。  ¥¥¥¥ 猫パンチ道場・道場 門下生 募集 ¥¥¥¥  たいそうなこと書きましたが、要は読者からのお便り募集です。  読者からのメールを紹介したりして、  「読者と作者」間の交流をはかりたいなーと、思っています。  実際、読者からのメールが少なくて、さみしいのです。  物を書くというのはどうしたって孤独な作業ですから、  自分がこれでいいと思っても、つい問題を見逃したりとか。  「一人よがりになってやしないか?」と自問自答しても  限界ありますからね。  僕は他人を笑わすのが大好きですから、雑誌という形態を  とっていても、やっぱり反応がほしいんですよね。  じゃ、お便りお待ちしてまーす。    (メールは本誌中で紹介される場合があります。ご了承ください) 作者宛てe-mailの宛先  yutaka@gog.ilc.or.jp  次号予告  本当に週刊メールマガジンなのか自分でも分からなくなってきたので、  あえて予告はしません。とりあえず次の土曜には出ると思います。 ==================================== 電気メール雑誌「鯨卵」4 発行日980429 発行責任者:イナガキユタカ 発行部数 :116部 ---------------------------------------------------------------------- 電波メール雑誌「鯨卵」はインターネットの本屋さん『まぐまぐ』に利用されて 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) ----------------------------------------------------------------------