宛名のない手紙♪

   お前と会えなくなってもうかなりの歳月が流れた…お前が言ってた
  「俺の良いトコ」は、未だ健在で…今もなお、俺を苦しめてくれているよ(^-^;)

   最近は、お前を思い出す事も少なくなってきて、だんだん一人暮らしにも馴れてきた。
  一人になって最初の頃は、どうやって生きていったら良いのか分からなかったけど、
  やっぱり、「唄ってなきゃ俺じゃない」って気づいてね。未だに「歌人」やってるよ。
  たくさんの出逢いと別れの間でね(相変わらず「恋多き男」でね・・・^−^;)

   「恋」って言えば・・・出会った頃のお前と、性格そっくりな女の子に恋したよ。
  たった一つ違う事といえば、お前の方が自分を大切にしてた。だから、差し伸べた俺の手を
  握り締めてくれたんだろ?あの時・・・。だけど、その子は出来なかったみたいだよ。
  「心を消してなら生きていける」なんて馬鹿な強がり並べて・・・ホントはとっても弱い癖にね。
  だから、俺はさじを投げた。心の中からも追い出す事にしたよ(これが、俺の「悪い癖」だったね)
  まぁ、お前に届く事はないけど、一応 報告まで・・・。

   でも・・・もうそろそろ・・・新しい「恋」を成就する為にも、お前との約束を破って良いか?
  「私が居なくなったら、誰か良い人を見つけて幸せになってね。」っていう、お前の言葉に甘えて。
  俺は、そうしようと思うんだ。寂しがり屋だからね、やっぱし・・・。
  それでも俺が死んだ時、あたたかく迎えてくれるかい?空の上で・・・。








宛名のない手紙〜Part2〜

   お前、いつも言ってたよな。「私じゃないと、あなたを愛す事は出来ない」って…。
  あれから、随分 時は流れて…俺はいくつもの出逢いと別れを経験したけど(^-^;)
  やっぱり、お前が言ってた通りかも知れないって、傷つく度に思ってきたよ。

   俺みたく わがままで、甘えん坊で、寂しがり屋の癖に、短気で喧嘩っ早い男を
  あんなに頼って、そして大切にしてくれる…愛してくれる女は、お前が最後で
  もう、俺の前には二度と現れないんじゃないか…ってね、そんな気もする…。

   手を差し伸べても、もうお前には届かないけど…やっぱり もう暫くは、お前の面影を
  追い求めて、生きて行く事になるんじゃないかと思う。女々しくて未練たらしい
  「カッコ悪い男」の仮面をかぶってね…。

   今となっては「幻」のように感じてしまう、お前の面影…それを追い求める度に思うんだ。
  お前は「俺」の中の「女」だったんじゃないかなと…。無論、お前は実在した訳だし
  そんなのは、俺の錯覚に過ぎないが…なんとなく、そんな気がしてならない。

   だから、お前との約束を破るべき「出逢い」の時が訪れるまで、やっぱりお前を愛していこう。
  愛する宛の無い人生は、俺にとって最も「味気の無い人生」だからね。たとえ傍に居なくても…
  だって、寂しい時に…ふと呟くように口にするのは、未だにお前の名前…。この癖が治る日が
  訪れるのが いつなのかは、この世の俺には分からないけど…お前はきっと、知ってるんだよね。








宛名のない手紙〜Part3〜

俺の人生(みち)の合流点で巡り逢い、そして分岐点で離れていった女達に捧ぐ (3/29/1998)

  お前達のおかげで、きっと俺は成長する事が出来たんだと思う。
  お前達は俺の魂の中に、少しずつ溶け込んで俺と共に生きている。
  お前達のおかげで、俺は待つ事の苦しみに耐える力を養えた。
  お前達のおかげで、俺は傷つける事の悲しみと傷つく事の苦しみを覚えた。
  お前達のおかげで、俺は相手を思いやる心を教えられた。
  お前達のおかげで、俺は「運命」を信じる事が出来るようになった。

  お前達に会わなかったら、今の俺はいなかっただろう。
  お前達ひとり一人に、今更ながら「ありがとう」と言おう。

  そして俺は、お前達が溶け込んだ魂と共に、一人の女を待つ事にした。
  「恋」を知り、「愛」を知らなかった俺の中に、やっと芽生えた「愛」
  俺はありったけの力で、まだ芽生えたばかりの この「愛」を育てていこう。
  「運命」を信じて、「傷」を恐れながら、相手を思いやり
  愛情に飢えた、一人の娘をこの胸にに抱きしめて幸せを感じあう。
  今、俺達は一人ぼっちじゃない。今までに味わった事のない幸せを感じている。

  お前達はきっと俺の魂の中で、これからも俺に何かを教え続けてくれるだろう。
  お前達の事をすっかり忘れて「一人の女」に愛を注ぐ俺に苦笑しながら・・・。