目黒川(2006.04.02)


東京都内のソメイヨシノはもう散り始め。うす曇の中、東京ではすっかり桜の名所として定着した目黒川の桜を見てきました。江戸時代に玉川上水から灌漑、飲料用として分水された目黒川は、たびたび洪水を起こす暴れ川だったそうです。現在は地下に洪水調整池が設けられ、東京湾に注ぐ全長8キロのほぼまっすぐな川になっています。桜は、池尻大橋から目黒駅近辺まで3.8キロにわたって、約830本が植えられています。
目黒川の桜がきれいなのは、「目黒川を豊かな環境にする会」の努力に負うところが大きいようです。



桜がなければ護岸工事された小さなそっけない川ですが、桜の季節には、多くの人がここを訪れます。


目黒川に最初に桜が植樹されたのは1927年と書いてありますが、護岸工事などで何度か植え替えられているのでしょう。決して若木ではありませんが、この桜は樹齢80年にはならないだろうと思います。



鳥の置物かと思って見ていたら、動き出しました。本物の鳥、カルガモのようです。

 

夜桜も見物できます。ここは、木の下にござを敷いて宴会はできませんが、「目黒川の会」が飲食コーナーを設けていて、ビールや簡単なおつまみを食べることができます。川沿いには何件かレストランもありましたが、どこも満席でした。


中目黒付近です。