上野国立博物館(2007.03.21)


今年、東京は3月20日に開花宣言が出ました。気象庁から一旦出された、東京−3月17日との開花予報は、昨年のデータを入れ間違ったためのプログラムミスとのこと、確かに暖冬だけれど、卒業式の時期に桜とは? と思っていました。けれども、暖冬の影響は大きく、実際の開花は3日遅れただけです。
開花宣言は、ソメイヨシノの開花なので、ソメイヨシノより早い桜は、都心では咲き始めているかもしれないと上野に出かけてみました。
上野国立博物館では、 「レオナルド・ダ・ヴィンチ −天才の実像」展が開催中、これも見たかったのですが、博物館の本館北側庭園には数種類の桜があり、エドヒガンの枝垂れはもう咲いているかもしれないと思ったのです。
まだ咲き始めたばかりでしたが、「ダ・ヴィンチ」展の混雑がウソのよう、庭園は人が少なく静かに花を楽しむことができました。


庭園の池に向かって枝を伸ばしているエドヒガンの枝垂れ。3分咲きくらいでしょうか。それでも、庭園に入ると、緑の中に桜色が映えていました。


桜の根元を保護するためにロープが張ってあって、すぐ側までは行けませんでしたが、ズームを一杯にして撮影しました。


うっすらとピンクがかっている木は、これも桜です。まだ、つぼみでした。
国立博物館本館の庭園には、エドヒガンの他、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ショウフクジザクラ、ギョイコウザクラなど植えられています。

 


池に、カモの連れがいました。オスとメスの差があまりないカルガモのようです。


国立博物館から上野駅へ向かう道には、ヒカンザクラ(緋寒桜)の並木があります。緋色に近いピンクと若葉の色でここはすっかり春の景色でした。


ヒカンザクラ(緋寒桜)のアップです。