妙義神社(2008.04.11)

 このところ、寒かったり暴風雨だったりと不順な天候ですが、4月11日(土)は暖かく晴れ、妙義神社の桜は満開というWebの桜開花情報を見て、妙義山の東麓にある群馬県、富岡市の妙義神社まで車で出かけました。
妙義神社の歴史は古く、富岡市のパンフレットによれば1500年ほど前に創建された「波己曽神社」が妙義神社となったものだそうです。妙義神社は、所蔵の絵巻物とともに、建物も国の重要文化財に指定されています。

妙義神社参道です。背後の反りたった山が、九州の耶馬渓、四国の寒霞渓と並んで日本三奇勝の一つになっている妙義山。妙義山登山が目的のハイカーも多数訪れていました。


参道にある樹齢200年のしだれ桜です。


参道の奥に見えるのが朱塗りの切妻八脚門の総門。

 

総門をくぐったあたりからの眺め。立ち入りできない場所ですが、社務所の右手の建物としだれ桜。
妙義神社の敷地内には立派な石垣がたくさんあり、群馬県の重要文化財に指定されています。





昨年9月の台風9号の被害で、階段上の唐門や本殿が大きな被害を受け、立ち入り禁止になっていました。本殿の天井絵や拝殿の龍の彫刻を見たかったのですが、残念!


破壊状況の写真が展示されていました。上、樹齢400年の杉が流出。下、唐門の塀破壊。


本殿に立ち入りできない状態のため、現在は旧本殿(波己曽神社)にお参りするようになっています。旧本殿から見下ろす桜。左が総門です。


妙義神社から眺める周りの桜。


妙義神社の側にある「道の駅」の裏からの眺め。土手が崩れていて、よく建物がもっているなとひやりとする風景でした。 道の駅には、こんにゃく、ねぎ、しいたけなど群馬の農産物や加工品が売られています。桜とバニラのツイストソフトクリームは、開発した人のセンスを感じるお勧めのおいしさです。
車で来た人は、ここの駐車場に停めて妙義神社に向かいます。


帰りに、富岡製糸工場に寄りました。「富岡製糸場と絹産業遺産群」は、「富士山」、「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」、「国立西洋美術館本館」 と共に、昨年、世界遺産の暫定リストに指定されました。 市、市民が一体となって、本登録に向けて熱い運動を展開中です。市民ボランティアの方が、50分ほどかけて、中を案内してくれます。
東京ドームの4倍ほどもある富岡製糸工場敷地内にも、桜の木はたくさんありました。ほとんど散ってしまっていましたが、入り口のこの紅しだれはちょうど満開でした。