桶川・城山公園(2016.03.31)

今年は暖冬のせいもあって桜前線は例年とは違う動きをしています。東京は3/21に開花宣言が出たものの寒の戻りで足踏み状態、やっと3/31に満開になりました。ところが、埼玉県桶川市にある城山公園はその前に満開と情報が出ました。「都心より早いなんて！」といぶかしく思いながら、電車とバスを乗り継いで穴場の城山公園に出かけました。

桶川は中山道の宿場町で江戸末期には「紅花」の生産でも栄えた町です。桶川駅から市内循環の小型バス「ベニバナ号」（一律100円）に乗って城山公園西口に到着するとこの案内板があります。バスは1時間に1本、駅から4キロ近くあるので、車でなければ不便な場所ですが、テニスコートや子どもの遊具もあるので花見ではない人も訪れていました。

桜の他にパンジー、ビオラが見頃で、花の香りが一面に漂っていました。木々の手入れも行き届いて心地よい公園です。

満開の木が2本ほどありましたが、3分咲きや5分咲きの木もあって、全体として7分咲きくらい。公園事務所で、「基準木があって満開情報は事務所でだしているのですか？」と尋ねたところ、「基準木というものはなく、市役所の職員が巡回したときに出しているようです」との回答、満開情報は気の早い市の職員からの情報のようです。

大池の傍に植えられている源平咲きのしだれ桃も見ごろでした。

しだれ桃は華やか、この下で寝転んで桃の花見を楽しんでいる人もいました。

池のほとりに「つりの方へのお願い」看板がありました。リール使用禁止、釣った魚はすぐ池に放すようにとのこと。今日は釣人はいませんでした。

城山公園は武蔵野の雑木林をイメージして設計されたとのこと。

公園事務所の人から、毎年早く咲く木があるとの情報をもらったので探したところ、この桜のようです。まちがいなく満開のソメイヨシノです。

満開の木のアップです。

暖かい日差しでチューリップも開花。

公園事務所前のソメイヨシノと赤い花は桜ではなく桃のようです。