上越市・高田公園(2017.04.12)

 4000本の桜がある新潟の桜の名所、高田公園まで出かけました。高田公園は、徳川家康の六男、松平忠輝公の居城として築城された高田城跡に造られた50ヘクタールもある広大な公園です。
 北陸新幹線の上越妙高駅で乗り換えて妙高はねうまラインの高田までは2時間強で到着します。高田公園は10日に満開情報が出たので、お天気は良くなかったのですが出かけてみました。高田駅を出ると、公園までの臨時シャトルバスが運行していて、肌寒い雨模様でしたのでバスで公園まで。 駅で配布している案内チラシを見ながら歩きました。
高田公園外堀
 バスを降りるとすぐ外堀。 向こうの赤い橋は西堀橋です。外堀19ヘクタールは夏になると蓮の花で埋め尽くされます。
 桜の時期とともに蓮の時期もたくさんの観光客で賑うそうです。

高田公園
公園中央に至る道。道路わきの桜は剪定されているようで樹高は低く揃えてあり、古木も小ぶりです。

高田城三重櫓
内堀にかかる極楽橋から眺める三重櫓。高田城は当初から石垣はなく、この三重櫓も土塁の上に築かれています。(平成5年再建)

満開の高田公園
三重櫓入口あたりから見える桜。ソメイヨシノはまさに満開、雨模様でもまだほとんど散っていません。手前の八重の枝垂れは5分咲きといったところです。

高田城の土塁
高田城は大坂の陣の前、わずか4か月で築城されました。伊達政宗を総指揮とする13大名による天下普請の城ですが、短期間の工事で、近くに石を産出する場所もなかったため、石垣はなく、濠と土塁で築かれた城です。
三重櫓入口から土塁の姿が良く見えます。

三重櫓からの眺め
三重櫓の1、2階は資料館になっています。天守が作られなかった高田城は、三重櫓が天守の代わりで、3階からの眺めです。

三重櫓からの眺め
これも三重櫓からの眺め。右後方は二の丸跡にある上越教育大学附属中学校。

内堀の桜
午後になって雨が上がりました。濠は鏡、満開の桜が一層きれいに見えました。どこに行っても外国からの観光客が多くなっていますが、タイはソンクラーン(タイの正月)の時期、このあたりで写真撮影しているタイのお嬢様たちがたくさんいました。

小林古径の住居
日本画家の小林古径は高田の生まれ。大田区南馬込にあった小林古径邸が高田公園内に移築されました。数は少ないですが、古径の絵も展示されています。

雪の妙高連山と桜
満開の桜の向こうに見えるのは雪の妙高連山。

駐車場横の桜並木
駐車場横の桜のトンネル。