郡山 笹原川千本桜、さいはら桜(2019.04.18)

午後は、駅からバスに乗って安積行政センターまで行き、少し歩いて阿武隈川水系の須賀川方面に流れている笹原川へ。土手道をたっぷり歩き、満開の桜を堪能していったん駅へ戻り、1時間に一本しかないバスに飛び乗れたので、エドヒガンの巨木、さいはら桜を見てきました。
  
安積中学のさくら
バスを降りて、さてどっちに向かって? と見まわしたら、さくらの塊が見えたのでそちらに向かう途中、安積中学校がありました。たいていの学校には桜があるもので、安積中学にも立派な紅枝垂れ、ソメイヨシノの古木がありましたが、グランドの向こうの丘にも桜、こんな風景の中での部活、きっと大人になったとき思い出すだろうなと思います。

笹原川1000本桜
笹原川1000本桜。この景色が2キロくらい続きます。
この辺りは、明治初期まで牧草くらいしか取れない荒地だったそうです。明治15年に猪苗代湖を水源とする安積疎水が完成した後は、今は、住宅地になっていますが、大穀倉地帯になりました。

笹原川1000本桜
満開なのに観光客はほとんど見かけませんでした。一応、さくらまつりのぼんぼりが下がっていて夜はライトアップもするようですが、訪れる人がいないなんて、こんなにきれいなのにもったいないこと!

笹原川000本桜
日当たりの良いところのさくらはきれいです。

笹原川1000本桜 「土手に降りて遊んではいけません」との表示がありましたが、違う景色を見たくてちょっとだけ降りてみました。

笹原川1000本桜桜並木の先端まで歩く時間がなく、20分ほど歩いて橋を渡ってUターン。駅まで歩くには遠すぎるし、バスは1時間半に1本。車ではない時の苦労がありましたが、風もない良いお天気の下、都会では絶対できないのんびりしたお花見ができました。

静御前堂説明
もう一カ所。駅から西に向かってバスで30分ほど。 静御前の伝説のある静御前堂へいきました。


静御前堂のソメイヨシノ
静御前堂境内の隅の静桜と義経桜(通りの右)。ここを左に行くと静御前の乳母さいはらの名のついたエドヒガンの巨木がある。

さいはら桜
こんなところにと思うほど、民家が密集している場所の小さな公園にさいはら桜とよばれているエドヒガンの巨木があります。バスを降りてどっちに向かえばいいか分からなくて、さいはら桜を尋ねたら、近所の人のようでしたが「分かりません」とのこと。地元の人にもあまり知られていないようです。

さいはら桜
満開を過ぎていましたが、樹齢350年のエドヒガンの巨木を見ることができました。