さても年が明けて電車の中にも体が慣れてきたあたりで、向かいに立っていた高校生くらいのお嬢さんが松本清張を読んでいるのを見た。…でも「点と線」でも「Dの複合」でも「砂の器」でもなくて「時間の習俗」だった。…し、渋いなお嬢さん…?榊も親父の本棚から拝借ってくらいに古いよねそれ…(いや古さを言うならみんな古いんだけど。) で、帰りに電車に乗ると、今度はOREILLY社の「実践バイオインフォマティクス」を読んでるにーちゃんを発見して抱きつきたくなる。…そうよ未だにこの国にはその翻訳本以外ロクなバイオインフォの学術書はないのよがんばってね!学生さん!(※バイオインフォは仲間が少ない。…本当に少ない。生物情報科学とでも訳すのか。学会は存在するが大抵工学系寄り。ちえ。) そんなこんなで人の読んでいる本が気になる現在の榊のお友達は今更ですが「ここに地終わり海始まる」です。わくわく。
久しぶりに、ものを「書く」生活から「読む」生活にシフトしてみた年末年始。読みたかったブッツァーティの短編集(光文社古典新訳文庫)「神を見た犬」は、年末に読むにしてすごくすごく良かった! ちなみに短編「コロンブレ」は、…話として、榊が愛してやまない星先生の「鍵」と同じ話なんじゃないかと。そして、同じ話でありながら主人公が最後に持っているもののなまえが違うから、…だから星先生が好きなのだと改めて、思った一品。 あ、その星先生を偲ぶ「空想工房へようこそ」も当然とても良かったですが、…まああれだ。あのヴィジュアルブックはあくまで、SF大賞とった最相葉月『星新一 1001話をつくった人』の、おまけ的に捕らえてもいいかもしれない。…あの本良かった!ノンフィクション作家なのに最相葉月はなんであんなに泣けるんだろう!「青いバラ」とかハナから泣いてた!今回も泣いてた…!
去年はいい本にあたりました。今年もいい本に会えるといいなあ。 …ってしかし、去年12/1は神田で「ホシヅルの日」とゆー星先生ゆかりのイベントがあったのですが、当然行けませんでした。…まあ追悼イベントは先生のお亡くなりになった年にちゃんと行ったんだから、今更もう心の宝箱にしまっておけばいいんだけど、な、なんか悔しく…! そしてその悔しさを増しているのは、昨年は読書週間の書評三昧はおろか神田古本祭りさえも行けなかったという、オノレ自身の問題なのだと思います。が、がんばろう今年…。
光文社の無料PR誌「本が好き!」…が中身濃くていいです。本日ゲット。ああ次何読もうか…。えーと、北森鴻はもう読んだ。あ、光原百合の新刊だ…。しかしオッペンハイマーの伝記とドナルドキーンの自叙伝は、あまりに高価いので図書館待ちと相成る。宜しくお願いします杉並。 |