▼2000.01.16
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
　　　　　　　　　　　　絵描さんのためのHP-DTP講座
ProjectAM Takam
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
Vol.0　：　創刊号
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

▼創刊の御挨拶♪
----------------
みなさま、はじめまして。ご購読ありがとうございます。
いきなり大勢の方の購読申し込みをいただきまして驚いております。
DTPやHPの制作に使える情報や知識を紹介してゆきます。
商業DTPはMacが基本ですので、機種依存はMacになります。
でも、Windowsの方にも基本的な所は同じなので安心して下さい。
それから、みなさまからの疑問も内容に反映していきたいと思います。

▼著者紹介
----------
現役の印刷会社のアートディレクターです。
DTP関連の仕事を中心にしていますが、書籍・雑誌・ポスター、オフセット・グラビア
と紙への印刷を手掛けています。

▼画像ソフト
------------

■Photshop
一般的にPhotshopが使用されていますが、高くて個人的に購入できない、という方に
朗報です！！
LE(Limited Edition)がリリースされましたね。これで、高嶺の花だったPhotshopが、
使えるようになりました。
ただし、CMYKモードをサポートしていないので、入稿する時には印刷屋さんで変換し
てもらわなくてはなりませんが。
大手の印刷屋さんでは、変換代を請求してきたり、RGB入稿を断っていますが、同人誌
を印刷してくれる所ではRGB入稿を奨励していたりします。
RGB->YMCKの変換で大きく色が変わることもあるので要注意。

■ColorIt!
MacにはColorIt!という優れたPhotshop的なソフトもありますね。
Photshopの代用として十分、印刷原稿に耐えるデータを作り出すレタッチソフトだと
思うのですが、なぜか脚光を浴びることがなかったような、、、。
インターフェイスの好き嫌いを克服できるならば、個人ユーザーにはお勧めです。

■Painter
お絵描きさんに支持されているのがPainterですね！
まさに、画材のエミュレーター。
しか〜し！！EPSで保存する時に問題アリ。DCS形式になってしまうのです。
これだと、印刷屋さんで出力する時にエラーをおこす可能性があるのです。
DCSは、保存した時に分かるように、YMCKの４版に分版したデータを作成します。
この分版したデータに対応した出力システムならば処理が効率化されて出力速度が高
速になるのですが、未対応の場合出力がうまくいかないのです。
そこで、Painterからは直接DTPデータを作成できないとなるわけです。
RGBのTIFFデータで入稿となるのでPhotshop LEと同レベルの対応といったところで
しょう。

▼保存形式
----------
DTP用の画像データを作成するには
1.EPS形式
2.TIFF形式
印刷所によって保存オプションの受け付け状況が異なるので要注意です。
RGB->CMYKに変換しておけば失敗は少なくなります。
対して、HP用の画像データを作成するには
1.JPEG
2.GIF
こちらのオプションは、画像の質や表示方法といったものなので大きな問題になるこ
とはありませんね。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼今週の印刷屋さん
------------------
スミベタに色文字というデザインの場合、文字の見当があわない。
トラップの設定を工夫すれば攻略できるかな〜？
テストしてみます。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■