■ HPでの切り抜き

• GIFで透過を使用します。
  好きな色を１色指定する事によってその色を透過します。
  １色しか透過に指定できないので、絵柄の縁にアンチエイリアスの処理をしていると、きれいに仕上がらないので注意です。（白縁が付いた感じになってしまいます。）
  透過オプションの使用にはPhotoshopの「データ書き出し」が便利です。
  「データ書き出し」では、デフォルトでレイヤーの透明部分が透過になります。
  Webの256カラーパレットを読み込むこともできます。

■ 印刷での切り抜き

• パスで切り抜く範囲を指定し、クリッピングパスに指定。
  通常、「平滑度」の値は空白のままです（プリンタの初期設定値を使用）。
  Photoshop5.5から、平滑度の指定がないとハンドル操作で作成した曲線が直線になることが報告されています。
  その場合、「１〜２」程度を入れることによってスムーズな曲線になります。
  EPSにて保存、レイアウトソフトに配置。
  手順はそんなに複雑ではないのですが、手間のかかる作業です。

白線＝パス
■＝パスの頂点（アンカーポイント）

画像は拡大すると正方形のマスで出来ています。
パスはその上を斜めに横切る線です。
つまり、パスを通過する画素はイキとシニの狭間で悶えることとなります。
その結果、ギリギリを狙ってパスを切ると、外の領域が悶え苦しみながら侵入してしまいます。

また、網点への変換には周囲のピクセルとの関係によって網点が決定されるため、ちょろちょろと侵入した往生際の悪い外側のピクセルが反映されてさらに強調されて縁にでてしまいます。

• これとは別に、RIPによって演算の原点から対角線方向に50cm位距離が離れると、パスと画像の相対関係が0.5〜1ピクセル程度ずれるということもあります。
  特に面つけを行って出力する場合に発生するようなので注意が必要です。
  
  関係ない事ですが、CEPSの一部でのバグのように、設定したパスが「ずれる」などということもあります。
  

以上をまとめると

パスを切るのって「難しくって、、、」と思う方、ハンドルを駆使せずにそこそこ奇麗に切る方法があるんですよ〜。
細かくアンカーポイントを置いていくのです。
丸いものは通常なら4〜5個のアンカーポイント＋ハンドルで処理するのですが、曲面でも２〜３mm間隔（印刷時の実寸）でバシバシと切ってみましょう〜。ある程度なだらかな曲面なら大雑把に切ってしまっても奇麗な結果を得られます。

ハンドルでパスの曲線を操作

アンカーポイントを置いただけ