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▼2000.02.20
Vol.5 : 調整レイヤー
いろいろな色調のパターンの作成にはもってこいのPhotoshop5.0の機能。
是非マスターして作成ファイルのシェイプアップをはかりましょう。
上ようなパターンを作成する時、服のレイヤーを3種類用意していませんか?
このような場合、1色分を作成したデータを用意して、調整レイヤーで色替えすれば、データ量を軽減することができます。
作成手順
  1. 「レイヤー」メニューから
    「新規レイヤー」→「調整チャンネル」を選択します。
  2. 色調補正の種類とレイヤー合成のモード、透明度等を選択するオプション画面が現れますので設定して「OK」をクリックします。
    (色調補正の種類以外は設定後、レイヤーパレット上で設定の変更が可能ですが、色調訂正の種類は変更できません)
  3. 選んだ色調訂正の設定画面が表示されますので訂正を行って「OK」をクリックして完成。
    (設定後、レイヤーパレット上で右側の色調訂正の種類マークをダブルクリックすることで、色調訂正の設定を変更することができます。)
  • 「レイヤー」パレットから
    「新規調整レイヤー」を選択する方法もあります。
    左の図
    こちらの方が一般的でしょうか?
調整レイヤーで使える「色調補正」
  • レベル補正
  • トーンカーブ
  • 明るさ・コントラスト
  • カラーバランス
  • 色相・彩度
  • 特定色域の選択
  • チャンネルミキサー
  • 反転
  • 2階調化
  • ポスタリゼーション
「調整レイヤー」の適用オプション
  • 不透明度
  • 描画モード
  • レイヤーマスク
    (選択範囲を作成したままの状態で、新規調整レイヤーを作成するだけの手軽さです

マスクの編集

  • レイヤーパレット上で、調整レイヤーを選択することによって描画ツールでグレイ階調で編集が行えます。
  • チャンネルパレット(左)上で、マスクを表示にするとクイックマスクモードになるのでマスクの様子を見ながら編集を行えます。
調整レイヤーの適用範囲とその調整方法
  • 調整レイヤーは、調整レイヤーの下の階層にあるレイヤー全部に適用されます。
  • 下のレイヤーとのグループ化
    オプション+レイヤーの境界をクリック
    (マウスカーソルが▼と●と○の組み合わせに変わる)
    破線の中のレイヤーのみに適用させることができる。
  • 調整レイヤーの適用不適用
    目玉マークをクリックして、レイヤーを不可視状態にする。

    左の例
    「レイヤー2」にのみ「色相・彩度」を適用しています。
    調整レイヤーよりも上の階層にある「レイヤー0」には適用されません。
    また、グループ外の「レイヤー3、4、5」 にも適用されません。
    不可視状態の「トーンカーブ」も適用されていません。
  • この調整レイヤーは、レイヤーをダブルクリックすることによって補正レベルの変更を行えるようになるので、元画像を劣化させることなく何度でも色調補正の調整を行う事ができるようになります。
    ある意味、Photoshop形式で保存するなら「色調補正」は直接適用するべきではないといえる位に画期的な機能です。
    ただし、メモリが不足した状態では情報パレットの測色値が狂ってしまうという欠点もあります。
    2005年の愛知万博のポスターの作成時には400MBという巨大なファイルを作成していたために、YMCKの測色値が計算と合わずに苦労しました。

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