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345 re(1):オーバースローへの転向
2008/11/7(金)22:37 - sometime knuckler - p125029002056.ppp.prin.ne.jp - 2745 hit(s)
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sometime knuckler と申します。
よろしくお願いします。

かつて、加齢による衰えを感じた僕は、速球派から、変化球を駆使する軟投派へと変わる際に、
投球フォームを変更しました。
その経験から感じたことをレスさせてください。
3ヶ月も昔のトピだから、もう読んでくれないかなぁ…


肘が下がるなど、悪癖が出てしまうというのは、
イメージと、修正ポイントとの乖離から起こります。

あるいは、修正ポイントが明確になっていないせいです。


おそらく、トラさんの頭の中には、理想の投球フォームがイメージされていることだろうと思います。
でも、ビデオで自身を撮るなどして、現実の投球フォームを見てみると、
けっこう違いがあることに気づきますよね。

理想と現実とのギャップ、とでも言いますか。。。

このギャップを埋めるために、
自分が思い描く理想のイメージと、ビデオに映る現実とを比較し、
修正ポイントを定めていきます。

1球1球、投げるごとに、ビデオで自分のフォームを確認します。
面倒くさがらず、1球ごとにです。

ひょっとしたら、ビデオの映像と、理想のイメージとの違いに気づいても、
どこを修正したら良いのか、わからない場合もあるかもしれません。
「違うのはわかる。でもどうしたらいいの?」と、途方に暮れる場合ですね。

人間の肉体の構造は複雑ですから、意外な箇所に修正ポイントがあることもあります。

たとえば、よく言われることですが、オーバースローは、リリース直前の胸の張りが大事です。
でも、投げる時、単に胸を張ってもダメです。
投球エネルギーの発露として胸が「張られる」のであって、
意識的に胸を「張る」わけじゃないからですね。

また、これも最近では常識かもしれませんが、回転体にはコリオリ力が働きます。
腕など肉体には重量がありますし、ボールにも重さがあります。
静止している場合と、回転している場合とでは、同じ筋肉を同じく動かしても、
現実にあらわれる動きに違いが出ることもあります。

こういったことを知っているコーチやチームメイトが、
フォーム変更に協力してくれると、心強いですね。
煮詰まったときほど、第三者の意見は有益ですものね。


このように、ある出力情報を次回の出力に役立てるやり方を
「フィードバック制御」と呼びます(たぶん…)。
投球フォームの変更は、フィードバックの繰り返しが効果的です。

週一の練習でフォームを変更するのは大変だと思いますが、
この方法なら、比較的、早く修得できると思います。

がんばってくださいね。


もしも、ご自分の投球イメージに自信がなければ、
新たにピッチング理論の勉強なども必要になってくるかもしれません。

また、理論は正しくても、トラさんの身体的特徴と合致しないこともあります。

自分の体の特徴に適したフォームを研究することも必要になるかもしれません。



蛇足になりますが、
フォーム変更に限らず、ピッチングというのは修正の連続ですよね。

体調やピンチでの心理状態、風向きやマウンドの高低などなど、
その場その時に応じて、より適切な修正のできる投手を、優秀な投手と呼ぶのかもしれません。

最近なら、ダルビッシュの修正能力の高さが評判ですよね。

修正は、ひょっとしたら、投手としての永遠の課題なのかもしれません。


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【323】 オーバースローへの転向 2008/8/1(金)20:42 トラ
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