1005 基本的に自責点となります |
草審判の久間です。 四死球や安打で出塁した走者が野手選択で得 点した場合は投手の自責点に計算されます。 けれども,出塁した後,彼が野手選択で得点 する前に守備側の失策で進塁することがあっ た場合は,自責点の対象外となることもあり ます。 (公認野球規則 10・18) 例えば, 打者Aは四球で一塁を得た。打者Bのとき, 投手は一塁へ悪送球。Aは三塁へ進んだ。こ の後,Bは三塁手前へゴロを打った。三塁手 は本塁へ送球したが,間一髪Aに対する判定 はセーフ。続いて捕手は一塁へ送球するも, Bも一塁に生きた。 上記の場合,四球で出塁したAはその時点で は自責点となる要素を持っています。しかし, 投手の悪送球という失策のため,彼は三塁へ 進みました。 この後のBの内野ゴロによってAが得点した 場合,投手が一塁へ悪送球したことが原因で Aは得点できたのであって,この投手の失策 がなければAは本塁へ進むことはできなかっ たと考えられます。 上のケースではAの得点は投手の自責点とは なりません。 打者Aは四球で一塁を得た。続く打者Bは二 塁打を放ち,Aを三塁へ進ませた。この後, 打者Cは三塁手前へゴロを打ち,三塁手は本 塁へ送球したがAは得点。C自身も一塁へ生 きた。 この場合のAの得点は自責点です。 失礼致しました。
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