草審判の久間です。

一死走者一・二塁でした。私設リーグのリー
グ戦を一人で審判していたときのことです。
投球を捕手が捕らえ損ねたため，二人の走者
はそれぞれ次塁へ進みました。
そして打者は次の投球を打ちましたが，投手
と捕手の中間付近へフラフラと上がる平凡な
内野フライとなりました。
投手がマウンドから走り降りてきて，グラブ
を構えます。
私はそれを見て得意な顔をしながら宣告した
のでした。

「インフィールドフライ，バッターアウト！」

自分の誤審に気づいたのは，飛球を投手がグ
ラブにおさめた直後でした。
途端に冷や汗が全身から吹き出ることを感じ
ました。

「投手がもし落球していたらどうなっていた
だろう！ 取り返しのつかないことになって
いたに違いない！」

宣告を誤ったときにかぎって，野手は落球し
たりするものです。
飛球を確実に捕ってくれた投手にただただ感
謝するとともに，己の不注意を大いに反省す
る私でした…。

失礼致しました。

〔ツリー構成〕

【1099】 インフィールドＦで三塁ランナーホームイン 2003/5/15(木)15:35 BB

┣【1100】 投手よ，よく捕ってくれた 2003/5/16(金)06:47 久間(くま) ≪

┣【1101】 本当にありました 2003/5/16(金)07:39 ずん

┣【1102】 re真剣なあまり出てしまうミスですかね 2003/5/16(金)08:25 BB