草審判の久間です。

場面.１
捕手がスクイズバントされた打球を捕らえて
本塁へ走ってきた三塁走者にタッグしようと
したが，球を落としてしまって走者の得点を
許してしまった場合。
この場合，捕手が球を落とさなければ走者は
どうなっていたかを考えます。
すなわち，球を落としていなくても走者は得
点できたか？　球を落としていなければ走者
はアウトになっていたか？　によって記録は
変わってきます。
捕手が落球していなくても三塁走者の本塁到
達の方が早かったと判断できる場合は，打者
に犠牲バントを記録します。捕手には失策は
記録されません。
しかし，捕手が球を落とさなければ三塁走者
は本塁到達前にアウトになったであろうと推
察できるときは，犠牲バントを記録しません。
三塁走者の得点は捕手の失策によるものとス
コアブックには記入し，打者走者の出塁も失
策によるものと記録します。このとき打者に
は打数が加算されますので，打率は下がるこ
とになります。

場面.２
いわゆるツーランスクイズですね。
投手の投球動作開始と同時に二走者が走塁を
開始。二塁走者は三塁で静止することもなく，
一気に本進したものとご質問の例は考えられ
ます。
この場合，三塁走者の得点はもちろんのこと，
二塁走者の得点も打者の犠牲バントによるも
のと記録して差し支えありません。
よって，打者には打点２が与えられます。

失礼致しました。

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【1109】 何度も・・・ 2003/5/19(月)12:52 スコアラー

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