1978 re(1):打球=打球を処理している野手 とみなします |
久間さん,こんばんは。 返信が遅くなり申し訳ありませんでした。 >> 私もインプレイだと思っているのですが,その根拠が見つかりません。 > 守備妨害を適用するに当たっては,"打球"と"打球を処理している野手"は同一のものとみなします。 > これは,走者が直接打球に触れても,または打球を処理している野手に衝突したとしても, > いずれの場合も故意偶然を問わず守備妨害となることを根拠とします。 > 公認野球規則の 6.05h前段と【原注】は,フェア地域を転がる打球へ向かってバットの > 方からぶつかってきた場合と,この打球を処理しようとしている野手に向かってバットの > 方から当たりにきた場合は打者の故意でなくても打者をアウトとする ことが述べられており, > ここでも"打球"と"打球を処理している野手"は同じ扱いであることがわかります。 > すなわち,6.05hの後段に記されている"フェアの打球"には"打球を処理している野手"を含むとし, > 条文自体は「フェアの打球を処理している野手が,打者が落としたバットにフェア地域内で > 触れた場合はボールインプレイである。ただし,打者が打球を処理する野手の守備を妨害するために > バットを置いたのではないと審判員が判断したときに限られる」 > と読み替えるのです。 地元の審判技術講習会講義内容とのことですが,「なるほど,こういう解釈もあるのか」と言う感想です。 飛んだバットの場合は,"打球を処理している野手"だけでなく"送球を受けようとしている野手"を妨げた 時にも故意偶然を問わず守備妨害となりますが,その様な細かいことは抜きにして,久間さんの地元 ("西淀川区"でしょうか?)連盟はレベルが高いな〜と感心致しました。 > なお,規則 7.11は打者及び走者といった直接プレイに携わっている攻撃側プレヤーに > ついて書かれたものではありません。 > 次打者席にいる次打者やコーチスボックス内のベースコーチ,ブルペンやダッグアウトにいる, > 直接プレイに参加していない攻撃側プレヤーであっても,野手の守備を妨げないように, > 必要に応じて現在位置を変更せよ という内容なのです。 > よって,同条文が打者に適用されることはありません。 この条文を持ち出したのは,久間さんより頂いた下記の教えがキッカケになっております。 >> 打者はバットを手離すことには責任を持たなければなりませんが,手離しが完了して地面に >> 転がった後のバットのことまでは関知する必要はないのです。 ネクストバッターが置き忘れたバットにより打者が妨害を取られるのに,自分(打者)が落としたバットに 責任を持たなくていいの?との疑問からでした。 今,時間を置いて考えてみると,フェアボールを打ち,走者となった打者は一塁に向かうのが責務で, 守備の邪魔をしないよう場所を空ける責務を負った次打者とは,立場が全く違うな〜と思い至りました。 やはり,久間さんの最初の教え「打者はバットを手放すことに責任を持たなければならないが,手放し後の 地面に落ちたバットのことまで関知する必要はない」が本質を突いているのだと理解しました。 つまり,フェア地域に落ちているバットは,石ころと同じだと…,だからインプレイなのだと…。 最後に,この様なつまらない質問に時間を割いて回答いただき,真に有り難うございました。お礼申し上げます。
〔ツリー構成〕
【1966】 落としたバット【守備妨害orインプレイ】 2003/10/13(月)00:46 ちびパパ |
┣【1968】 守備妨害とはなりません 2003/10/13(月)07:57 久間(くま) |
┣【1971】 re(1):守備妨害とはなりません 2003/10/14(火)00:26 ちびパパ |
┣【1972】 打球=打球を処理している野手 とみなします 2003/10/14(火)09:57 久間(くま) |
┣【1978】 re(1):打球=打球を処理している野手 とみなします 2003/10/15(水)21:15 ちびパパ |
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